目黒のお散歩スポット12選!大人でオシャレな街にある観光名所や穴場まで360度写真付きで紹介

目黒の魅力

目黒駅西口の風景

目黒の街は落ち着いていて上品な雰囲気があり、大人な街というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。実際に駅から少し離れると高級住宅街があるなど、洗練された街として知られています。

山手線の駅に加え、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線と4つもの路線が乗り入れいていて交通の便もとても良く、住みやすい街ランキングの常連です。

新宿や渋谷などのように大きな商店街があるわけではありませんが、複数の美術館や歴史資料館などに加え、歴史ある神社なども点在していて空いた時間に気ままに散策するのに最適な街と言えるでしょう。

また、目黒は坂が多い街としても知られていますが、目黒駅周辺にも名前の付いた歴史ある坂が多数あり、アップダウンすることでより健康的なお散歩を楽しむことができます。

この記事では目黒駅周辺でお散歩に最適なスポットを厳選して紹介します。観光とまではいきませんが、週末にふらっとお出かけしてみたくなるような魅力的なスポットがたくさんありますので、空いた時間に出掛けてみてはいかがでしょうか。

目黒のお散歩スポット12選

目黒川

目黒での定番のお散歩スポットといえば『目黒川』です。目黒駅から西に5分ほど坂を下っていくと目黒川にぶつかり、川沿いに設けられた遊歩道をお散歩することができます。

目黒川は都内有数のお花見スポットとしても知られていて、遊歩道には約800本のソメイヨシノが約4kmに渡って植樹されています。桜が開花するとたくさんの花見客で賑わいを見せ、屋台も立ち並ぶなどお祭りムード一色となります。桜のシーズンにはぼんぼりが灯され、夜桜を楽しむにも最適なスポットです。

なお、桜が開花している時期は昼夜を問わず花見客で溢れていますので、のんびりとお散歩を楽しみたい場合は桜が開花している時期はむしろ避けたほうが良いでしょう。

桜が開花していなくても季節によっては葉桜や紅葉が楽しめる他、あまり綺麗とはいえない目黒川にも時々魚が泳いでいたり、水鳥が水面を漂っていたりと小さな発見を楽しみながらお散歩するのもおすすめです。

目黒川の基本情報

  • 目黒駅から徒歩5分
  • 料金:無料
  • 時間:24時間

目黒区美術館

目黒区美術館は目黒駅から徒歩10分ほどの場所にある、1987年にオープンした美術館です。目黒区民センターの一角に設けられた小規模な美術館ですが、『地域に息づく身近な美術館』として知られています。

近代及び現代の日本の作家の作品を中心に展示が行われている他、一般の方が作品を展示できる有料の貸出スペース『区民ギャラリー』もあり、地域住民の作品発表の場としても親しまれています。

また、定期的に子供も楽しめるようなものを題材にしたワークショップも開催されていて、子育て中の親御さんにも人気のあるスポットとなっています。

よほどのことが無い限り混雑することも無い美術館ですので、お散歩の途中にふらっと立ち寄って、のんびりと近現代のアートを鑑賞してみてはいかがでしょうか。

目黒区美術館の基本情報

  • 住所:東京都目黒区目黒2-4-36
  • 目黒駅から徒歩10分
  • 電話番号:03-3714-1201
  • 料金:展覧会ごとに異なるため、公式サイトの展覧会情報をチェックしてください
  • 営業時間:10時~18時
  • 定休日:
    月曜日(祝日・休日の場合はその翌日)
    年末年始(12 月28 日~1 月4 日)
  • 公式サイト

久米美術館

久米美術館は目黒駅から徒歩1分と、駅のすぐ近くにあるプライベート美術館です。三井住友信託銀行が入っている久米ビルの8階の一角が展示室となっています。

歴史家の『久米邦武』と、その長男の洋画家『久米桂一郎』を記念して作られた美術館で、父子二人の資料や作品を観ることができます。美術館という名前がついていますが、単にアート作品だけではなく、歴史家の久米邦武が集めた貴重な歴史資料も豊富にあるのが特徴です。

なお、駅前にありながら美術館内は静かな空間で、都会の喧騒から逃れて一息付ける場所となっています。規模の小さな美術館なので、短時間で見て回れますので、散歩のついでに少し立ち寄ってみるのも良いでしょう。

目黒区美術館の基本情報

  • 住所:東京都品川区上大崎2-25-5 久米ビル8階
  • 目黒駅から徒歩1分
  • 電話番号:03-3491-1510
  • 料金
    大人:500円
    高校生:300円
    小・中学生:200円
  • 営業時間:10時~17時
  • 定休日:
    月曜日(祝日・休日の場合はその翌日)
    年末年始
  • 公式サイト

めぐろ歴史資料館

めぐろ歴史資料館は目黒駅から徒歩20分弱の場所にある、区立の歴史博物館です。旧目黒区立第二中学校の校舎を改装し、2008年(平成16年)9月にオープンしました。

常設展示室では旧石器時代から現代にかけて、時代ごとに移りゆく人々の暮らしが学べる資料が展示されています。

常設展示の他に年4回企画展も開催されていて、その時々で内容は変わりますが、内容に合わせたワークショップも開催されるなど体験型の学習も行える資料館となっています。

めぐろ歴史資料館の基本情報

  • 住所:東京都目黒区中目黒3-6-10
  • 目黒駅から徒歩20分弱
  • 電話番号:03-3715-3571
  • 料金:無料
  • 営業時間:9時半~17時
  • 定休日:
    月曜日(祝日・休日の場合はその翌日)
    年末年始
  • 公式サイト

東京都庭園美術館(庭園)

東京都庭園美術館は目黒駅から徒歩7分ほどの場所にある美術館です。日本の旧貴族である朝香宮鳩彦王が暮らしていた『旧朝香宮邸』で、立派な建物の他に美しい庭園を持つ美術館となっています。

庭園は本館の目の前に広がる『芝庭』と、築山と池を持つ『日本庭園』、ワシントン桜が植樹される『西洋庭園』の3つのエリアで構成されています。

美術館には入らずに庭園だけを楽しむことも可能で、その場合の庭園入場料は200円とリーズナブルです。有料ではありますが、都会の喧騒から離れて静かで格式高い庭園をのんびりとお散歩できる貴重なスポットとなっています。

東京都庭園美術館の基本情報

  • 住所:東京都港区白金台5-21-9
  • 目黒駅から徒歩7分
  • 電話番号:03-3443-0201
  • 料金
    入館料:展覧会ごとに異なります
    庭園入場料:一般200円、大学生160円、中高生及び65歳以上100円
  • 営業時間:10時~18時
  • 定休日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始
  • 公式サイト
  • 庭園の園内マップ(PDF)

国立科学博物館附属自然教育園

国立科学博物館附属自然教育園は目黒駅から徒歩10分弱の場所にある自然豊かな森を持つ植物園です。もともと宮内庁の白金御料地であり一般人の立ち入りができなかったため、園内には多くの自然が残されています。

また、園内からは縄文土器や弥生土器などが出土しており、古くからこの地で人が暮らしていたことがわかります。長い歴史の中で室町時代には白金長者という豪族が居館であったり、江戸時代には高松藩主松平頼重の下屋敷だったりと歴史的に価値の高いスポットです。

1949年には園内全域が『旧白金御料地』として天然記念物および史跡に指定されるとともに、一般公開されるようになりました。

入園料として大学生以上の大人は320円が発生しますが、都会に残された自然を体感することができる貴重なお散歩スポットと言えるでしょう。

なお、同じ目黒の散歩スポット『東京都庭園美術館(庭園)』は手入れの行き届いた庭園なのに対し、この『国立科学博物館附属自然教育園』は自然をそのままに活かした作りとなっていて、ぜひセットで楽しみたいお散歩スポットです。

国立科学博物館附属自然教育園の基本情報

  • 住所:東京都港区白金台5-21-5
  • 目黒駅から徒歩10分弱
  • 電話番号:03-3441-7176
  • 料金
    入館料:大学生以上の大人320円、高校生以下は無料
  • 営業時間
    9月~4月:9時~16時半
    5月~8月:9時~17時
  • 定休日:
    毎週月曜日 (ただし、祝日・休日の場合は開園し、火曜日が休園)
    祝日の翌日(ただし、土・日の場合は開園)
    年末年始(12月28日~1月4日)
  • 公式サイト
  • 庭園の園内マップ

林試の森公園

林試の森公園は目黒駅から徒歩17分ほどの場所にある都立公園です。林業・森林の研究機関である『林業試験場』の跡地に作られたことからその名が付きました。

敷地面積は12ヘクタールあり、東西に700メートル、南北に250メートルと細長い形をしています。外周の遊歩道を1周するのに45分ほどで、お散歩コースとしても最適なスポットです。

林業試験場の時代から数えると100年以上の歴史があり、園内にはクスノキやケヤキ、ポプラなど巨樹と呼べる大きな木々がたくさんあります。中でも芝生広に立つクスノキは圧倒的な存在感で、一見の価値がある巨樹です。

また、桜やイチョウなども植樹されていて、春は花見、秋には紅葉狩りのスポットとしても人気の高い公園となっています。

林試の森公園の基本情報

お七の井戸

お七の井戸は目黒駅から徒歩3分ほどの場所にある井戸です。目黒駅の駅前から西へと続く行人坂を下り終えた『雅叙園』の入口付近にあります。

お七とは江戸時代前期に実在したとされる、江戸本郷にあった八百屋の娘です。家事で焼き出された際の避難先で出会った生田庄之介(後の「西運」)という恋人に逢いたいがために自宅に火をつけてしまいます。火はすぐに消されボヤで済みますが、お七は放火の罪で火あぶりの刑に処せられてしまいました。

この過激な恋愛エピソードが歌舞伎や文楽、落語などの作品となり、今でも語り継がれている人物です。

目黒にある『お七の井戸』は、お七の恋人生田庄之介(当時は「西運」と改名)が、念仏行に出かける際にお七の菩提を念じながら、水垢離(水行)を行った井戸と言われています。

現在は蓋が閉じられ井戸としての役割は終えていますが、小さな観光名所として保存されていますので、行人坂をお散歩する際は立ち寄りたいスポットとなっています。

お七の井戸の基本情報

  • 住所:東京都目黒区下目黒1-8-1(雅叙園の住所)
  • 目黒駅から徒歩3分
  • 料金:無料
  • 営業時間:24時間
  • 定休日:なし

大鳥神社

大鳥神社は目黒駅から西に徒歩10分弱の場所にある神社です。創建は大同元年(西暦806年)と歴史がとても古く、目黒区内では最古の神社と言われています。

目黒という地名の由来には、地形説や馬の毛色説など複数の説がありますが、この大鳥神社で眼病の治癒を祈願して叶ったことから『盲神(めくらがみ)』と呼ばれ、それがなまって『めぐろ』という地名になったという説もあります。

大鳥神社のご祭神は

  • 国常立尊(くにのとこたちのかみ)
  • 日本武尊(やまとたける)
  • 弟橘媛命(おとたちばなひめ)

となっていて、日本古来の神様を祀っているためご利益は商売繁盛や合格祈願、災難除けや病気平癒など多岐に渡るとされています。また、日本武尊と弟橘媛命は夫婦であることから縁結びや夫婦円満のご利益もあると言われています。

境内は決して広い方とはいえませんが、1200年の歴史ある御社殿は立派で貫禄があり、目黒で散歩する際にはぜひ立ち寄りたいスポットです。

また、毎年11月に行われる酉の市はとても人気があり、商売繁盛を願う人々で賑わいます。普段とは雰囲気の違う大鳥神社を観ることができますので、酉の市の時期に合わせてお散歩するのもおすすめです。

大鳥神社の基本情報

  • 住所:東京都目黒区下目黒3-1-2
  • 目黒駅から徒歩10分弱
  • 電話番号:03-3494-0543
  • お祓い等の受付時間:9時~17時
  • 料金:無料
  • 定休日:なし
  • 公式サイト

瀧泉寺(目黒不動尊)

瀧泉寺は目黒駅から徒歩15分ほどの場所にある、中国発祥の大乗仏教の宗派、天台宗の寺院です。不動明王像を本尊としているため、通称『目黒不動尊』とも呼ばれています。

創建は平安時代初期の大同3年(西暦808年)と歴史は古く、関東最古の不動霊場です。そのため、成田不動尊(千葉県)、木原不動尊(熊本県)とともに日本三大不動としても知られています。

威厳のある本堂はもちろん、水掛不動や奪衣婆・地蔵菩薩・閻魔大王が並ぶ地蔵堂、本堂裏手に鎮座する大日如来など、見どころが多い寺院となっていて、お散歩スポットとしても最適な寺院です。

水かけ不動明王では『病気平癒』や『厄除け』、愛染明王では『縁結び』など、ご利益も多岐に渡り、古くからパワースポットとしても人気の高い寺院となっていますので、目黒でお散歩を楽しむ際はぜひ足を運んでみましょう。

瀧泉寺(目黒不動尊)の基本情報

  • 住所:東京都目黒区下目黒3-20-26
  • 目黒駅から徒歩15分
  • 電話番号:03-3712-7549
  • 料金:無料
  • 定休日:なし
  • 公式サイト

目黒駅近くの坂

目黒といえば坂の街として有名で、名前の付いた歴史ある坂がいたるところに点在しています。この坂をめぐりお散歩を楽しむのもおすすめです。

以下に目黒駅からも徒歩圏内の坂をいくつか紹介しますので、ご参考ください。

  • 行人坂(目黒駅から徒歩1~2分)
  • 権之助坂(目黒駅から徒歩2~3分)
  • 金毘羅坂(目黒駅から徒歩10~15分)
  • 茶屋坂(目黒駅から徒歩10~15分)
  • 十七が坂(目黒駅から徒歩15分)
  • ばくろ坂(目黒駅から徒歩15分)
  • 三折坂(目黒駅から徒歩15~20分)
  • 石古坂(目黒駅から徒歩15~20分)
  • なべころ坂(目黒駅から徒歩20分)
  • 別所坂(目黒駅から徒歩25分)
  • けこぼ坂(目黒駅から徒歩25分)

目黒寄生虫館

目黒寄生虫館は目黒駅から徒歩10分ほどの場所にある、世界でも珍しい寄生虫専門の市立博物館です。あまり広くない小さなビルの1階と2階のみが展示スペースとなっていますが、普段目にすることのない奇妙な寄生虫の標本が所狭しと並んでいます。

なお、2階には人体に寄生する寄生虫を主に展示していて、怖いもの見たさで訪れる方々に人気の展示室です。

かなりマニアックな物を展示する博物館ですが、世界でも寄生虫を専門とする博物館はここ目黒寄生虫館を除くと韓国に1つのみあるだけで、希少価値の高い博物館と言えます。そのため、海外からの観光客が訪れることも珍しくなく、マイクロソフトの創業者『ビル・ゲイツ』も立ち寄ったことで知られています。

館内はササッと回れば10分ほどの規模となっていますので、お散歩ついでに立ち寄ってみるのもおすすめです。人体から回収された長さ8.8メートルのサナダムシの標本など、インパクトのある展示物を観ることもできます。

目黒寄生虫館の基本情報

  • 住所:東京都目黒区下目黒4-1-1
  • 目黒駅から徒歩10分
  • 電話番号:03-3716-1264
  • 営業時間:10時~17時
  • 休館日:毎週月曜日・火曜日/年末年始
  • 料金:無料
  • 公式サイト

目黒へのアクセス

目黒駅の場所(地図)

目黒駅に乗り入れている路線

  • JR『山手線』
  • 東急『目黒線』
  • 東京メトロ『南北線』
  • 都営地下鉄『三田線』

目黒のお散歩まとめ

山手線の沿線にありながらもゴチャゴチャしておらず落ち着いた雰囲気の目黒の街は、歴史的に価値のある名所などを巡りながらお散歩するのにも最適な街です。都会すぎず緑が残るお散歩スポットもあるのが魅力のひとつと言えるでしょう。

目黒駅には複数の路線が乗り入れていてどこからでも気軽にアクセスすることができ、空いた時間にふらっとお出かけするのにもピッタリです。

また、目黒駅の周辺にはオシャレなカフェや雑貨屋さんなども多数ありますので、お散歩しながらショッピングも楽しめます。目黒は週末の空き時間をステキなひとときに変えてくれる、お勧めの散歩スポットです。

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