ター滝とは
今回紹介するター滝は、沖縄県の国頭郡大宜味村を流れる平南川(へなんがわ)上流にある高さ約10メートルの滝です。
専用の有料駐車場近くに川への入り口があり、そこから約40分ほど上流を目指して川の中を歩くとター滝にたどり着きます。この40分ほどの道のりが、沖縄の自然を満喫できるトレッキングコースとして人気を博しており、地元の人だけでなく海外からも観光客が訪れる人気の観光スポットとなっております。
注意点
小さなお子さんがいる家族にも人気のトレッキングスポットとなっていますが、自然を満喫できる反面、危険も伴います。ただの川遊び感覚で行くと怪我をしたり事故にあったりする危険性がありますので、きちんとした服装、装備でトレッキングを楽しんでください。
ビーチサンダルはNG
川の流れが早い場所やロープを使って岩場をよじ登る場所など、難易度の高い危険な場所もいくつかあります。簡単に脱げてしまうようなビーチサンダルでは怪我をしてしまう可能性が高いので絶対にやめましょう。リバートレッキングシューズやマリンシューズなど、濡れても良い靴が必須です。
ライフジャケット
ター滝まで基本は川の中を歩いてのトレッキングとなります。途中途中、深くなっている場所や流れの早い場所を越えていかなければなりません。万が一に備えてライフジャケットを着用することをおすすめします。
特に小さなお子さんは、足が届かない深さの場所や、一人の力だけだと流されてしまう場所が出てきますので、ライフジャケット必須となります。
増水に注意
雨が降ると川が増水し、ター滝までの道のりは歩いて越えることができなくなってしまいます。トレッキングの最中に雨が降り、増水で帰れなくなったためレスキューが出動するということが何度かあったようです。リバートレッキングの際は天気予報もチェックしておく必要があります。
ガイド付きツアーも人気
個人でも楽しめるトレッキングスポットですが、ガイド付きツアーもあるようなので、特に小さなお子さんのいる家族はツアーを利用すると良いでしょう。
ター滝トレッキングコース
駐車場
ター滝の専用駐車場となります。もともとは無料だったようですが、現在は有料となっています。ただし、試験的に有料にしているだけなのか?期限付きとなっています。最新の情報は、運営元である大宜味村の公式ホームページをご確認ください。
駐車場には、トイレ、簡易シャワーが備わっています。ここからター滝までのトレッキングコース内にトイレはありませんので、ここで済ませていきましょう。
駐車場~川の入り口
駐車場から川の入り口まで、5分程度歩きます。
車の通れる舗装道路となっていますが、有料駐車場より奥の道は住民専用の道路となっていますので、一般車両は通行できませんのでご注意ください。
川への入り口
トレッキングコースへの入り口です。小さな看板が目印です。
入り口付近
入り口でいきなり最初の難関がありました。大人の背丈でも胸まで水に濡れるほどの深さがある場所を渡らなくてはなりません。リュックサックなどの荷物は頭の上に掲げて渡らないといけません。
スタートからしばらくは比較的浅く、流れも緩やかな場所が続きます。
トレッキングコース
大きなシダなど、普段あまり目にすることのない植物が生えるジャングルの中を進んでいきます。木から蔦(ツタ)が垂れていて、天然のブランコになっている場所などもあります。
浅い場所でも目を凝らすと小さな魚やエビを見つけることができます。子どもたちは魚やエビを捕まえるのに夢中になっていました。
ところどころ深くなっている場所もあります。
少し深くなっている場所は、子どもたちの飛び込み台として活躍します。
小さなお子さんを連れていると、ここは一番の難所になるかもしれません。ロープを伝って、ちょっとした崖を登る必要があります。
登った先も難所が続きます。
ター滝までの道のりの途中に、高さ2メートルほどの小さな滝があり、その滝壺が飛び込みポイントとなっています。
岩を登って高いところから飛び込むことも可能です。高さは5~6メートルはありそうな場所で、大の大人でもかなりビビる飛び込みポイントです。この日は、軍の関係者かと思われるアメリカ人の集団の方々が次々に飛び込んでいました。
飛び込みポイントを過ぎたあたりから、難易度が上がっていきます。ここら辺で「濡らしちゃいけない余計な荷物は全て置いてくるんだった…」と後悔し始めます。
ゴール(滝壺)にたどり着くためには、どうやっても胸辺りまでは水に浸かってしまうポイントがありますので、濡らしたくない荷物は置いてくるか、貴重品出ればジップロックに入れることをおすすめします。
ター滝の滝壺1
今回のリバートレッキングのゴール、ター滝の滝壺です。
滝壺の脇にロープが張ってあり、滝壺にターザンダイブして遊べます。
滝の裏側に回り込み、滝行っぽいことを体験することもできます。ただし、滝壺はそれなりの深さがあり溺れてしまう危険性があるので、無理は禁物です。
また、滝の上には登らないようロープと注意書き(看板)が張られています。この注意書きを無視して登った方が、滝に落ちて亡くなってしまった事故が発生していますので、小さなかお子さんがふざけて登ってしまわないよう、十分注意しましょう。
ター滝のまとめ
沖縄旅行といえば「青い海」を真っ先にイメージしますが、今回紹介したター滝のような「川」も沖縄の自然を満喫できるおすすめスポットです。ター滝意外にも川遊びができるスポットがいくつかありますので、沖縄旅行の際はプランの一つにしてみてはいかがでしょうか。
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