一万人エイサー踊り隊が国際通りを埋め尽くす!360度写真レポートでバーチャル観光

一万人エイサー踊り隊とは

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今回紹介する「一万人エイサー踊り隊」とは、沖縄一の繁華街「国際通り」で毎年8月の第一日曜に開催されているイベントです。1995年に始まり、今年(2017年)で23回目。国際通りの夏の風物詩となっています。

参加者の人数

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「一万人エイサー踊り隊」という名前の通り、たくさんの人がエイサーを披露するお祭りで、今年(2017年)は約4,000人が踊り手として参加し、延べ6万5千人が見物に訪れました。

踊り手だけではまだ1万人に達していないようですが、参加者は年々増えているようなので、ぜひいつか一万人を達成してほしいですね。

にわかエイサー踊り隊

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開催地の国際通りは、もともとが沖縄県内有数の観光スポットとなっていて、見物客の中には県外や海外からの観光客の姿も多く見受けられました。この観光客の方々が踊り手として飛び入り参加できるのが「にわかエイサー踊り隊」です。

にわかエイサー踊り隊として当日飛び入り参加したい場合は、開催前に、県庁前広場にて申し込みを行い、1曲練習を行う必要があるようです。参加料は1,000円となっており、パーランクー(手持ち太鼓)とバチの貸し出しを受けて祭りに踊り手として参加することが可能です。

にわかエイサー踊り隊も毎年行われているようなので、タイミングが合う方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

エイサーとは

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もともとエイサーは、お盆の時期に地域の若者たちが先祖の霊を送迎するために踊りながら練り歩く、盆踊りのような行事でした。現在では芸能(エンターテイメント)の要素も強く、お祭りには欠かせない演舞となっており、結婚式の余興などでも披露されることが多い伝統芸能です。

沖縄全島エイサー祭り

エイサーは地域ごとに特色があり、「沖縄全島エイサー祭り」という県内最大のエイサーイベントでは、各地域から様々なエイサー団体が演舞を披露し、その腕を競い合います。(もともとは全島エイサーコンクールとして優劣がつけられていたようですが、現在ではコンクールではなく、お祭りとして開催されています)

全島エイサー祭りの開催期間はなんと3日間。3日間に渡って各団体のエイサーが繰り広げられ、延べ30万人の観客動員数を誇る一大イベントとなっています。

創作エイサー

古くから伝わる伝統的なエイサーの他、最近ではBIGINの曲など現代のポップミュージックなどを使って披露される創作エイサーも人気を博しています。

特に「琉球國祭り太鼓」という団体は、伝統的なエイサーに琉球空手の型を取り入れたアクロバティックな演舞が特徴的で、人気の高い創作エイサー団体です。沖縄県外に37つの支部、海外6ヵ国30の支部があり、所属するメンバーは約2,500人に登ります。

東京にも支部があり、東京のお祭りやイベントでも琉球國祭り太鼓の演舞を観ることができますので、興味のある方は「琉球國祭り太鼓 東京支部公式サイト」をご確認ください。また、この東京支部から派生してできた「琉球舞団 昇龍祭太鼓」も東京で観ることのできるオススメなエイサー団体です。

一万人エイサー踊り隊の360度写真

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一万人エイサーの舞台となるのは、国際通りの「さいおんスクエア」から「パレット久茂地」まで。約1.6kmの国際通りの殆どがエイサー一色に染まります。

 

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じっくり観たい人は、少し早めに行って場所取りをするのが良いですが、その際の気をつけるポイントとして、「観たい団体の近く」というのはもちろん、「日陰」になっている場所を選びましょう。

沖縄の日差しを直接浴びながら長時間観るのは危険です。特に小さなお子さんがいる場合は、日陰でも十分に暑いので、熱中症対策などは必須です。

 

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お目当の団体がいる場合は別ですが、一つの場所だけで観るのではなく、全長約1.6キロの国際通りをゆっくり移動しながら、様々な団体を少しずつ見て回るのもオススメです。

 

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学童クラブ単位での参加もあり、踊り手として小学生の子供が参加しているケースも多く見られました。

 

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一万人エイサーは途中途中で道路に打ち水を行っているのですが、あっという間に乾いてしまいます。ちなみに、打ち水をするのは「エイサー冷やし隊」という方々。

 

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なぜか途中で、地元のゆるキャラ?のパレードもありました。

国際通りは観光スポット

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会場となっている国際通りは、戦後の焼け野原からいち早く復興を遂げ、沖縄一の繁華街となったことから「奇跡の1マイル」と呼ばれています。

一万人エイサーの開催時はもちろんのこと、普段から県外、海外からの観光客が多く訪れる観光スポットとなっています。

 

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闇市から発展した繁華街で、もともとは地元民がショッピングや映画などの娯楽、友達とのご飯や飲み会などで集う場所でした。しかし、時代とともに観光地化され、お店もお土産物屋さんや、琉球王朝の宮廷料理を出すレストランなど観光客向けの店が増えています。

 

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一万人エイサーの日以外でも、日曜日の午後はトランジットモールと言う「歩行者天国」が開催されています。

 

国際通りについて、以下の記事で詳しく紹介していますので、そちらもぜひご覧下さい。
国際通りをバーチャル観光!沖縄が詰まった奇跡の1マイルを360度写真レポート

一緒に楽しみたい近隣の観光スポット

平和通り

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平和通りは、国際通りから垂直に伸びるアーケードのある商店街です。国際通り側の入口から入ってしばらくはお土産物やさんなどの観光客向けの店が多いですが、奥に進めば進むほど昔ながらのディープなお店が軒を連ねています。

 

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国際通りも平和通り商店街も闇市から発生した商店街ですが、時代とともに変化し続けた国際通りとは対照的に、平和通り商店街の奥の方は当時の面影を感じることができる観光スポットです。

国際通りを敢行する際は、平和通り商店街にも足を運び、沖縄のオジーオバーが切り盛りする露店を散策してみて下さい。

牧志公設市場

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平和通り商店街、または平和通りと並行して走る「市場本通り」をずっと奥の方まで進むと、那覇市民の台所「牧志公設市場」に辿り着きます。

こちらも戦後の闇市を起源としており、情緒あふれる市場となっていますね。

 

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古いだけではなく、沖縄ならではの食材が豊富で、冷やかして回るだけでも十分に楽しめる観光スポットです。色とりどりの熱帯魚が食材として並んでいたり、豚の顔(の皮)が売られていたりと、沖縄の食文化を垣間見ることができ、またそれらを購入して、二階の食堂で調理してもらうこともできます。

牧志公設市場については、以下の記事でより詳しく紹介していますので、ぜひそちらの記事もご覧下さい。
牧志公設市場を360度写真付きでレポート。ここを知らずに沖縄は語れない!

壺屋のやちむん通り

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国際通りの真ん中に位置する「てんぶす那覇」の横にある道を進んでいくと、皿やシーサーなどの焼き物(沖縄の方言では「やちむん」と言います)のお店が並ぶ「壺屋 やちむん通り」という通りがあります。入口近くにある巨大なウフシーサーが目印です。

 

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シーサー作りが体験できる施設もありますので、プロの指導のもと、自分だけのオリジナルシーサーを作ることもできます。(シーサー作り体験は前日までに予約が必要です)

一万人エイサーのまとめ

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今回の360度写真は、一万人エイサー踊り隊のプログラム前半部分の「エイサーページェント隊&にわかエイサー踊り隊」の部(13時〜14時)のみです。この後も様々な団体の演武が18時30分まで続くのですが、他にも行きたい場所があったので、泣く泣く国際通りを後にしました。来年は後半戦を観に行きたいと思います。

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