妻良港の釣り場情報|おすすめポイント・釣れる魚・アクセス方法を詳しく紹介

妻良港とは?魅力あふれる釣りスポット

伊豆半島の南西部に位置する妻良(めら)港は、美しい海と豊かな自然に囲まれた釣りの名所です。静岡県南伊豆町にあり、東京からのアクセスも比較的良好。車なら都心から約3時間ほどで到着できます。電車やバスを利用する場合でも、伊豆急下田駅からバスで向かうことができます。

この港は、波が穏やかで一年を通して釣りが楽しめるのが特徴です。防波堤や港内の護岸が整備されており、初心者や子ども連れのファミリーでも安心して釣りを楽しめます。一方で、沖に向かう船釣りや磯釣りを楽しめるエリアもあり、ベテランの釣り人にも人気のスポットです。

釣り場の特徴

妻良港の周辺は、南伊豆らしい透明度の高い海と緑豊かな山々に囲まれています。港の水質が良いため、多くの魚が生息しており、一年中さまざまな魚を狙うことが可能です。特に、アジやメバルなどの小型魚から、クロダイやアオリイカといった本格的なターゲットまで、幅広い釣りを楽しめます。

また、港のすぐ近くには宿泊施設や温泉もあり、釣りの後にリラックスできるのも魅力のひとつです。日帰りでも楽しめますが、宿泊してじっくり釣りを楽しむのもおすすめです。

ファミリーからベテランまで楽しめる釣り場

妻良港は、初心者から上級者まで楽しめる釣りスポットとして知られています。

初心者やファミリー向け:港内の護岸や新堤防は、足場が安定していて安全性が高いのが特徴です。小さいお子さんと一緒に釣りをするなら、このエリアを選ぶと安心です。サビキ釣りでアジやイワシがよく釣れるので、初めての釣りにもぴったりです。
中級者向け:新堤防の外側では、クロダイやメジナなどの魚を狙えます。フカセ釣りやルアーフィッシングを楽しむのに適したポイントが多く、釣りの経験がある人におすすめです。
上級者向け:湾奥や沖の磯場では、大物狙いの釣りが楽しめます。特に、春と秋のシーズンにはアオリイカが釣れ、エギングファンには人気のエリアです。
このように、釣りのレベルに応じたポイントが充実しているのが妻良港の大きな魅力です。

妻良港の釣り場(釣りポイント)

妻良港にはいくつかの釣り場があり、それぞれ特徴が異なります。どのエリアを選ぶかによって狙える魚や釣り方が変わるので、目的に合わせたポイント選びが重要です。初心者から上級者まで楽しめるスポットがそろっているため、自分に合った場所で釣りを楽しんでみてください。

妻良港の主な釣り場

妻良港の全景

妻良港の全景

新堤防(メインの防波堤)

妻良港で最も人気のある釣り場のひとつです。足場が良く広いスペースがあるため、初心者やファミリーにも向いています。サビキ釣りでアジやイワシを狙ったり、フカセ釣りでクロダイやメジナを狙うのも面白いです。波が穏やかな日なら、小型のルアーを使ってメバルやカサゴを狙うのもおすすめです。

港内の護岸エリア

風が強い日でも比較的釣りがしやすいポイントです。ここでは、小さな子ども連れでも安心して釣りが楽しめます。サビキ釣りでアジやイワシが狙え、冬場はメバルやカサゴなどの根魚もよく釣れます。夜釣りをする人も多く、ナイトゲームでのアジングやメバリングも楽しめます。

湾奥エリア

水深が浅めで潮の流れが緩やかなため、ウキ釣りやエギングに適しています。特に春と秋にはアオリイカの好ポイントとなり、多くの釣り人が訪れます。日中はプレッシャーが高めなので、朝マヅメや夕マヅメの時間帯を狙うと釣果が期待できます。

潮の流れや地形を活かしたポイント選び

妻良港は潮通しが良く、魚が集まりやすい地形になっています。潮の流れがぶつかるポイントや、堤防の際(キワ)などは特に狙い目です。

  • 堤防の先端は、潮がよく動くため魚が集まりやすく、アジやイワシなどの回遊魚が狙いやすいです。
  • 護岸の角やカーブ部分は、潮がぶつかる場所なので、クロダイやメジナなどの魚が好むポイントになります。
  • 湾奥の砂地エリアでは、キスやカレイが釣れることもあります。投げ釣りをするなら、このエリアを試してみるのも良いでしょう。

また、潮の満ち引きによって釣れる魚の種類や活性が変わるため、釣行前に潮汐表をチェックするのも重要です。

釣果を上げるためのコツ

妻良港での釣果を上げるためには、いくつかのポイントを意識することが大切です。

まず、朝マヅメと夕マヅメを狙うことが基本です。特に回遊魚やイカ類は、日の出や日没前後の時間帯に活発に動くため、このタイミングで釣りをすることで釣果がアップします。

次に、エサや仕掛けを工夫することも重要です。例えば、クロダイやメジナを狙うなら、オキアミや練りエサを使用し、撒き餌をうまく使うことで魚を寄せることができます。また、アオリイカを狙うなら、エギのカラーやサイズを変えてみることで反応が変わることがあります。

最後に、ポイントの移動をためらわないことも大切です。一つの場所で粘るのも良いですが、反応がない場合は少しずつ移動しながら釣ることで、釣果を伸ばすことができます。

妻良港で釣れる魚の種類とベストシーズン

妻良港では、季節ごとにさまざまな魚が狙えます。年間を通じて釣りが楽しめるのが特徴で、初心者でも手軽に釣れる魚から、上級者向けのターゲットまで豊富な種類がそろっています。釣果を上げるには、魚の回遊時期や釣りやすいシーズンを知ることが大切です。

季節ごとに狙える魚(春夏秋冬のターゲット)

釣り上げられたアジ

春(3月~5月)

この時期はアオリイカの産卵シーズンで、大型の個体が狙えます。エギングでの釣果が期待できるため、多くのイカ釣りファンが訪れます。防波堤周辺では、メバルやカサゴといった根魚も活発になり、夜釣りでのルアー釣りが楽しめます。

夏(6月~8月)

夏はアジやイワシなどの回遊魚が港内に入りやすい時期です。サビキ釣りをすれば、初心者や子どもでも簡単に釣れるため、ファミリー向けの釣りに最適です。また、夜釣りではタチウオが狙えることもあり、ルアーやウキ釣りでの釣果が期待できます。

秋(9月~11月)

秋は、釣りのハイシーズンと呼ばれるほど魚の活性が高まります。アオリイカの数釣りが楽しめるほか、クロダイやメジナなどの磯釣りターゲットも本格化。ルアー釣りではシーバス(スズキ)が狙えることもあり、多彩な釣り方を試せるシーズンです。

冬(12月~2月)

冬は魚の動きが鈍るため、釣りにくくなると思われがちですが、実はメバルやカサゴがよく釣れる季節です。防波堤や港内の護岸周辺では、夜釣りでのライトゲームが人気。また、水温の低下に強いクロダイも狙いやすく、エサ釣り派にはうれしいシーズンです。

各魚種の釣り方・仕掛けのポイント

エギ

アジ・イワシ(回遊魚)

  • 釣り方:サビキ釣り・ウキ釣り
  • 仕掛け:サビキ仕掛け(市販のものでOK)、エサはアミエビ
  • ポイント:群れが入ってきたタイミングを逃さないこと。朝マヅメ・夕マヅメが狙い目。

アオリイカ

  • 釣り方:エギング・ヤエン釣り
  • 仕掛け:エギ(3号前後)、生きアジを使うヤエン釣りも有効
  • ポイント:春は大型狙い、秋は数釣りが楽しめる。夜のほうが釣果が出やすい。

クロダイ・メジナ

  • 釣り方:フカセ釣り・ダンゴ釣り
  • 仕掛け:ウキフカセ仕掛け、オキアミや練りエサを使用
  • ポイント:潮が流れる場所を狙う。撒き餌で魚を寄せるのがコツ。

メバル・カサゴ(根魚)

  • 釣り方:ルアー釣り・ブラクリ仕掛け
  • 仕掛け:小型ワーム(2インチ前後)、ブラクリ+イソメ
  • ポイント:夜釣りが有利。防波堤の際や岩場を狙う。

旬の魚を狙うタイミング

魚にはそれぞれベストな釣れるタイミングがあります。例えば、アオリイカなら春と秋、アジやイワシは夏、クロダイやメジナは秋冬が狙い目です。

また、同じ季節でも時間帯によって釣果が変わることが多いので、朝マヅメ(夜明け前後)や夕マヅメ(日没前後)を意識することが重要です。この時間帯は魚の活性が高まり、エサへの反応も良くなるため、狙った魚を釣りやすくなります。

釣れる魚の種類や釣り方を知っておけば、妻良港での釣りがもっと楽しくなるはずです。

妻良港へのアクセス情報

妻良港は、東京都内からのアクセスが比較的良好な釣りスポットです。車と公共交通機関のどちらでも行くことができますが、釣り道具を持ち運ぶことを考えると車でのアクセスが便利です。ここでは、それぞれのアクセス方法について詳しく紹介します。

車を使ってアクセス

東京都心から妻良港までは、東名高速道路と伊豆縦貫道を利用するルートが一般的です。

東名高速道路を利用

  • 用賀ICから東名高速道路に入り、沼津ICで降りる。
  • その後、伊豆縦貫道を経由し、修善寺道路を通って南伊豆方面へ向かう。
  • 国道136号線を進み、南伊豆町まで約2時間。
  • 南伊豆町から県道16号線を使い、妻良港へ。

所要時間の目安

  • 東京・渋谷エリアから:約3時間
  • 横浜エリアから:約2時間30分
  • 静岡市内から:約2時間

駐車場情報

妻良港には無料の駐車スペースがありますが、混雑時には満車になることもあります。近くの有料駐車場も利用可能。釣行前に事前に確認しておくと安心です。

バスを使ってアクセス

公共交通機関を利用する場合は、伊豆急行線とバスを乗り継ぐのが一般的です。

伊豆急行線で伊豆急下田駅まで移動

  • 東京駅から東海道新幹線を利用し、熱海駅で伊豆急行線に乗り換え。
  • 伊豆急下田駅まで約2時間30分。

伊豆急下田駅からバスで妻良港へ

  • 伊豆急下田駅から南伊豆町方面のバス(東海バス)に乗車。
  • 妻良港バス停で下車(所要時間:約40分)。

所要時間の目安

  • 東京駅から新幹線+伊豆急行線+バスで約3時間30分。
  • 下田駅からバスのみなら約40分。

妻良港で釣りをする際のルールとマナー

釣りの餌-コマセ

妻良港は釣り人にとって魅力的なスポットですが、地域のルールやマナーを守ることが大切です。近年、マナー違反が原因で釣り場が閉鎖されるケースも増えているため、釣り人一人ひとりが意識して行動することが求められます。快適に釣りを楽しむために、守るべきルールを確認しておきましょう。

釣り禁止エリア・注意点

妻良港の一部エリアでは、安全上の理由や地元住民の生活環境を守るため、釣りが禁止されています。

  • 立ち入り禁止区域には絶対に入らない。港の一部には関係者以外立ち入り禁止の場所があるため、標識や看板をよく確認すること。
  • 船の往来が多い場所では釣りを控える。特に、漁港の出入口付近や係留されている船の近くでの釣りは、トラブルの原因になりやすい。
  • 夜釣りの際は騒音に注意。地元の人々の迷惑にならないよう、静かに釣りを楽しむことが重要。

また、港内は漁業関係者が作業をしていることも多く、作業の邪魔にならないよう配慮することが求められます。

ルールやマナー(ゴミ問題・駐車スペースなど)

釣り場を利用する際は、環境を守るためのマナーを徹底することが必要です。

  • ・ゴミは必ず持ち帰る:釣りエサのパッケージ、仕掛けの残骸、空き缶などをそのまま放置すると、釣り場の閉鎖につながる可能性があります。
  • 釣り糸の処理を徹底する:切れたラインや仕掛けが残ると、野生動物や他の釣り人に危険を及ぼすため、必ず持ち帰ること。
  • 駐車場のルールを守る:妻良港周辺には駐車スペースがありますが、漁業関係者の専用スペースには停めないこと。混雑時は、有料駐車場の利用も検討する。

ルールを守らないと、今後釣りができるエリアが減ってしまう可能性もあるため、自分たちの行動が釣り場の未来を左右するという意識を持ちましょう。

釣り人として守るべきポイント

釣りを楽しむためには、他の釣り人や地元の人たちと気持ちよく共存することが大切です。

  • 釣り場を譲り合う:混雑しているときはスペースを詰めたり、必要以上に場所を独占しないようにしましょう。
  • 騒ぎすぎない:特に早朝や夜間の釣行では、騒音に注意してください。
  • 地元の人とコミュニケーションをとる:漁師さんや地元の人に挨拶をすると、トラブルを避けやすくなります。

妻良港は、釣り人にとって貴重なスポットです。ルールとマナーを守ることで、これからも楽しく釣りができる環境を維持していきましょう。

妻良港の設備情報|駐車場・トイレ・周辺施設

釣り場を選ぶ際に、駐車場やトイレなどの設備が整っているかどうかは重要なポイントです。特に、ファミリーや初心者にとって、安心して釣りを楽しめる環境があるかどうかは大切です。妻良港周辺の設備について詳しく紹介します。

駐車場

妻良港には無料の駐車スペースが数カ所ありますが、混雑時には満車になることもあります。特に、週末やアオリイカのシーズン(春・秋)は釣り人が増えるため、早めの到着を心がけたほうがよいでしょう。

  • 無料駐車場:港の近くに数カ所あり、比較的広め。釣り場まで徒歩圏内なので便利。
  • 有料駐車場:釣り場に近い有料駐車場もあり、確実に駐車したい場合はこちらの利用もおすすめ。料金は1日あたり500円~1000円程度。

なお、漁業関係者専用の駐車スペースには絶対に停めないようにしましょう。漁港内の車の出入りを妨げるとトラブルの原因になります。

トイレ

トイレの有無は、特に子ども連れや長時間の釣行を予定している場合に気になるポイントです。妻良港周辺には、公衆トイレが設置されているため安心です。

  • 公衆トイレ:港の近くにあり、24時間利用可能。
  • コンビニや飲食店のトイレ:徒歩圏内にはないため、事前に済ませておくのが無難です。

近くのコンビニや釣具店の情報

近隣にコンビニや大きなスーパーが少ないため、事前準備をしっかりしておくことをおすすめします。

最寄りのコンビニは「ファミリーマート 南伊豆下賀茂店」で、妻良港から車で15分ほどの距離となっています。

なお、妻良港から徒歩圏内に「渡辺釣具店」という釣具店がありますので、仕掛けや餌の買い足しは可能です。

最後に

妻良港に停泊している漁船

妻良港は、初心者から上級者まで楽しめる釣りスポットとして、多くの釣り人に愛されています。アクセスが比較的良く、設備も整っているため、ファミリーや釣り初心者にもおすすめの場所です。特に、アジやイワシのサビキ釣り、アオリイカのエギング、クロダイやメジナのフカセ釣りなど、季節ごとに異なる魚を狙えるのが魅力です。

しかし、釣り場を利用する際には、ルールやマナーを守ることがとても大切です。釣り禁止エリアへの立ち入りは避け、ゴミの持ち帰りや駐車マナーを守ることで、快適な釣り場を維持できます。また、釣りを楽しむためには、天候や潮汐を事前に確認し、しっかり準備をしてから出かけることが重要です。

初めて釣りをする方も、すでに釣りの経験がある方も、妻良港ならそれぞれのスタイルに合った釣りを楽しめるはずです。安全対策をしっかりと行い、快適な釣行を満喫してください。素晴らしい釣果と、楽しい釣りの思い出が作れることを願っています。

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