目黒で観光をもっと楽しむ!歩いていけるおすすめスポットを360度写真付きで紹介

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目黒ってどんな街?

目黒-駅前の風景

東京都心からアクセス抜群の場所にありながら、どこかゆったりとした空気が流れる街、それが目黒です。渋谷や品川からわずか数分という好立地でありながら、目黒川沿いの緑や歴史ある寺社、個性豊かなショップが共存するこの街は、「都会の喧騒から少し離れたい」という方にぴったりの観光スポットです。

目黒といえば、春の目黒川の桜を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。川沿いに続く桜並木は都内でも指折りの花見スポットとして知られていますが、それだけではありません。江戸時代から続く由緒ある寺院、アールデコ建築の美しい美術館、世界でもここにしかない個性的な博物館など、歩けば歩くほど発見がある街です。

また、目黒は文化と歴史が色濃く残るエリアでもあります。目黒駅から少し坂を下れば、江戸の昔から人々が行き交った「行人坂」があり、その先には格式高い寺院や歴史的な建造物が点在しています。地元の商店街では昭和の雰囲気が今も息づいており、新しさと懐かしさが絶妙に混ざり合っているのが目黒の魅力といえます。

観光スポットの多くは目黒駅から徒歩20〜25分圏内に集まっており、体を動かしながら街をめぐるのに最適です。坂あり、川あり、緑あり。歩くたびに表情が変わるこの街を、ぜひのんびりと散策しながら楽しんでみてください。

目黒の観光スポット

歴史・文化スポット

目黒雅叙園・百段階段

目黒駅から徒歩5分ほどの場所にある目黒雅叙園は、1931年(昭和6年)に創業した日本初の総合結婚式場です。その敷地内にある百段階段は、昭和初期に建てられた木造建築で、東京都指定有形文化財にも登録されています。99段の階段廊下で結ばれた7つの部屋には、当時の一流絵師たちが描いた天井画や欄間の彫刻が施されており、その細部にまでこだわった装飾は圧巻のひと言です。

百段階段では季節ごとに趣向を凝らした特別展が開催されており、ひな祭りや七夕、紅葉など、日本の四季をテーマにした展示が毎回好評を博しています。建物そのものが芸術作品ともいえる空間で、歴史と文化をたっぷりと堪能できる場所です。観覧は有料ですが、特別展の内容によって料金が異なるため、事前に公式サイトで確認してから訪れることをおすすめします。

行人坂

目黒駅西口から目黒川方面へと続く行人坂は、江戸時代から人々が行き来してきた歴史ある急坂です。その名の由来は、江戸時代に出羽国(現在の山形県)の修験者がこの地に堂を構え、多くの修行僧(行人)が往来したことにあるといわれています。

坂の途中には国の重要文化財である梵鐘を有する大円寺があり、坂の下には目黒雅叙園が広がります。現在は舗装された道になっていますが、その勾配はなかなかのもの。都心とは思えない落ち着いた雰囲気の中を歩きながら、江戸の面影に思いを馳せてみるのも一興です。

八百屋お七の井戸

八百屋お七の井戸

行人坂を下った先、目黒雅叙園の入口付近にひっそりと佇む八百屋お七の井戸は、江戸時代の悲恋伝説にまつわる史跡です。八百屋お七とは、1683年(天和3年)の江戸の大火で避難先の寺で出会った寺小姓に恋をし、再び会いたい一心で自宅に放火した罪により、17歳で火あぶりの刑に処されたとされる少女です。井原西鶴の『好色五人女』にも描かれ、歌舞伎や浄瑠璃の題材としても広く知られています。

この井戸は、お七の恋人であった吉三郎が身を清めるために使ったと伝えられるもの。小さな史跡ではありますが、江戸の庶民の暮らしや人々の想いが染み込んだ場所として、歴史好きにはたまらないスポットです。目黒雅叙園を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

神社・寺院

目黒不動尊(瀧泉寺)

目黒駅から徒歩約20分、住宅街の奥に広がる目黒不動尊(瀧泉寺)は、808年(大同3年)に慈覚大師円仁によって開かれたとされる、関東最古の不動霊場です。江戸時代には徳川将軍家の厚い庇護を受け、目黒のランドマーク的な存在として多くの参拝者を集めてきました。

境内に足を踏み入れると、その広さと静けさに驚かされます。本堂に安置された不動明王像をはじめ、独鈷の滝、龍泉の池など、見どころが随所に点在しています。特に独鈷の滝は、慈覚大師が独鈷杵を投げたところから湧き出たと伝えられる霊水で、古くから参拝者の心身を清める場所として親しまれてきました。入場無料で参拝できるのも嬉しいポイントです。

五百羅漢寺

目黒不動尊のすぐ近くに位置する五百羅漢寺は、江戸時代の元禄年間に彫られた木造の羅漢像で知られるお寺です。もともとは本所(現在の墨田区)に建てられたものが、明治時代にこの地へと移されました。現在も約270体の羅漢像が残っており、ひとつひとつ異なる表情や姿をした像を眺めていると、時間が経つのを忘れてしまいます。

堂内は独特の静寂に包まれており、仏教美術に興味がある方はもちろん、そうでない方でもその迫力と繊細さに引き込まれるはずです。拝観は有料ですが、タッチスクリーンによる英語の解説も用意されているなど、観光客への配慮も行き届いています。

大円寺

行人坂の中腹に佇む大円寺は、目黒駅から徒歩わずか5分ほどという好立地にあります。境内でひときわ目を引くのが、全身に金箔が貼られた大黒天像(釈迦如来像)。参拝者が500円で金箔を購入し、自分の体の悪い部分と同じ箇所に貼って祈願するという体験が人気を集めています。

また、大円寺は1772年(明和9年)に起きた「目黒行人坂の大火」の出火元とされており、その供養のために建てられた多数の石仏も見どころのひとつです。境内はこぢんまりとしていますが、歴史の重みが感じられる場所で、参拝無料で気軽に立ち寄れます。

蟠龍寺

目黒駅から徒歩約15分、住宅街の一角にひっそりと佇む蟠龍寺は、知る人ぞ知る隠れた名所です。17世紀半ばに創建されたこのお寺の最大の見どころは、岩窟の中に祀られた弁財天像。苔むした岩と水の音が醸し出す幻想的な雰囲気は、都心にいることを忘れさせてくれます。

境内には美しい顔立ちになれると伝わる「おしろい地蔵」もあり、美容祈願に訪れる方の姿も見られます。観光地としてメジャーではないぶん、静かにゆっくりと参拝できるのが魅力です。

中目黒八幡神社

中目黒エリアに鎮座する中目黒八幡神社は、地域の氏神様として地元の人々に長く親しまれてきた神社です。目黒駅からは徒歩約20分ですが、目黒川沿いを歩きながら向かうルートが気持ちよくおすすめです。

この神社が近年注目を集めている理由のひとつが、手書きの御朱印です。美しい筆致と可愛らしいスタンプが組み合わされた御朱印は、御朱印集めを楽しむ方の間で評判が高く、遠方からわざわざ訪れる方もいるほど。落ち着いた境内の雰囲気とともに、ぜひその美しさを実際に見て確かめてみてください。

博物館・美術館

東京都庭園美術館

目黒駅から徒歩約15分、白金台エリアに位置する東京都庭園美術館は、1933年(昭和8年)に建てられた旧朝香宮邸を美術館として公開している、都内でも唯一無二の施設です。建物そのものがアールデコ様式の傑作として知られており、フランス人芸術家アンリ・ラパンによる内装デザインや、ルネ・ラリックによるガラス装飾など、細部にわたるこだわりは必見です。

企画展の内容によって入館料が異なりますが、建物の美しさだけでも十分に訪れる価値があります。展示を楽しんだあとは、敷地内に広がる日本庭園や西洋庭園の散策もお忘れなく。四季折々の植物が彩る庭園は、美術鑑賞のあとの心地よい休憩スポットにもなっています。

目黒区美術館

目黒駅から徒歩約15分、目黒区民センター公園の中に建つ目黒区美術館は、1987年に開館した区立の美術館です。近現代の美術作品を中心に、年間を通じてさまざまな企画展を開催しています。地域に根ざした美術館らしく、地元ゆかりの作家の作品や、ワークショップなどの参加型イベントも充実しています。

公園内という立地のおかげで、展示を見終わったあとも緑の中でゆったり過ごせるのが魅力です。入館料は企画展によって異なり、常設の市民ギャラリーは無料で利用できます。

現代彫刻美術館

目黒駅から徒歩約20~25分の住宅街の中に、ひっそりと佇む現代彫刻美術館。こぢんまりとした館内の展示はもちろん、敷地内に点在する屋外彫刻が無料で鑑賞できる点が大きな魅力です。石や金属で作られた個性豊かな彫刻作品が庭のあちこちに配置されており、まるで野外アートギャラリーを散策しているような気分を味わえます。

観光スポットとしてはまだあまり知られていないぶん、混雑とは無縁の穴場スポットです。近隣の目黒寄生虫館と合わせて立ち寄るルートがおすすめです。

久米美術館

目黒駅前のビル8階に位置する久米美術館は、歴史家・久米邦武とその長男で洋画家の久米桂一郎を記念して、1982年に開館した小さな美術館です。久米桂一郎がフランスで師事した画家ラファエル・コランの作品や、黒田清輝ら明治洋画壇を代表する画家たちの作品を収蔵しており、日本における西洋美術受容の歴史を肌で感じることができます。

展示室はコンパクトですが、作品との距離が近く、じっくりと鑑賞できる雰囲気が魅力です。目黒駅のすぐそばという立地のよさから、観光の出発点や締めくくりに立ち寄るのにも最適です。

目黒寄生虫館

目黒寄生虫館

目黒駅から徒歩約15分の場所にある目黒寄生虫館は、寄生虫を専門に扱う世界でも珍しい博物館です。1953年に亀谷了博士が私財を投じて設立したこの施設は、現在も入館無料で公開されており、約300点におよぶ寄生虫の標本や研究資料を見ることができます。

中でも来館者の注目を集めるのが、展示されている全長8.8メートルのサナダムシの標本。その迫力に思わず言葉を失う方も少なくありません。グロテスクに聞こえるかもしれませんが、実際には非常に教育的で、QRコードによる多言語解説も整備されているため、外国人観光客にも人気の施設です。目黒を訪れたなら、ぜひ一度足を運んでみてください。

東京写真美術館

目黒駅から徒歩約20分、恵比寿ガーデンプレイス内に位置する東京写真美術館は、写真と映像を専門とする日本唯一の総合的な美術館です。1995年の開館以来、国内外の写真家・映像作家の作品を紹介する企画展を精力的に開催してきました。収蔵作品数は約38,000点にのぼり、その規模と質は国内随一です。

館内には3つの展示室があり、常時複数の企画展が同時開催されています。また、映像シアターでは国内外の映画やドキュメンタリーの上映も行われており、写真好きはもちろん、アートや映像文化に関心のある方にも幅広くおすすめできる施設です。恵比寿ガーデンプレイス内という立地も相まって、ショッピングや食事と組み合わせた観光プランにもよく馴染みます。

公園・自然スポット

目黒川

目黒川

目黒駅から徒歩約5分でアクセスできる目黒川は、目黒を代表する観光スポットのひとつです。全長約8kmにわたって流れるこの川の両岸には、約800本ものソメイヨシノが植えられており、毎年春になると桜のトンネルが約4kmにわたって続く、都内屈指の花見スポットとして多くの人が訪れます。満開の時期には川面に花びらが舞い、水面にピンク色が映り込む光景は、まさに絶景のひと言です。

桜の季節以外も、目黒川沿いの散歩道は四季折々の表情を見せてくれます。夏は青々とした緑が川面に影を落とし、秋には紅葉が美しく色づきます。川沿いにはおしゃれなショップやカフェも点在しており、散策しながらウィンドウショッピングを楽しむのも目黒川ならではの過ごし方です。

国立科学博物館附属 自然教育園

東京都庭園美術館に隣接する国立科学博物館附属自然教育園は、都心とは思えないほど豊かな自然が残る貴重なスポットです。約20ヘクタールにおよぶ敷地には、手つかずの自然林や湿地、池などが広がっており、野鳥や昆虫の観察を楽しむ方に特に人気があります。

入園料は大人320円(2024年時点)とリーズナブルで、月曜日が休園日です。園内は整備された遊歩道が巡らされており、自然の中をゆっくりと散策できます。都会の喧騒を忘れてリフレッシュしたい方や、お子さんと一緒に自然観察を楽しみたい方にもおすすめのスポットです。

東京都庭園美術館 日本庭園・西洋庭園

東京都庭園美術館の敷地内には、美術館の建物を囲むように日本庭園西洋庭園のふたつの庭園が整備されています。日本庭園は池や石組みを配した落ち着いた和の空間で、西洋庭園は柿の木やバラが彩るヨーロッパ風の設えが特徴です。ふたつの庭が同じ敷地内に共存しているのは、アールデコ様式の建物が西洋と日本の文化を融合させたことと呼応しているようで、興味深いポイントです。

庭園のみの入園も可能で、美術館の企画展とあわせて訪れれば、建築・アート・自然の三拍子を一度に楽しむことができます。季節によって庭園の表情が大きく変わるため、何度訪れても新しい発見があります。

目黒区民センター公園

目黒駅から徒歩約15分の場所にある目黒区民センター公園は、目黒区美術館に隣接した区内の憩いの場です。広々とした芝生広場や木々に囲まれた遊歩道があり、地元の方々が日常的に散歩やジョギングを楽しんでいます。春には園内の桜が一斉に咲き、花見スポットとしても賑わいを見せます。

目黒区美術館での鑑賞後に、公園のベンチでひと息つくのもよいでしょう。入場無料で気軽に立ち寄れるため、散歩の途中に自然に足が向く場所です。

ショッピングスポット

アトレ目黒

目黒駅に直結するアトレ目黒は、1号館と2号館の2棟で構成される駅ビル型のショッピングモールです。ファッション、雑貨、食料品、レストランと幅広いジャンルの店舗が揃っており、観光の合間に立ち寄るのはもちろん、お土産探しにも重宝します。特に地下の食料品フロアは品揃えが充実しており、東京みやげを探している方にもおすすめです。屋上には緑が広がる開放的な空間もあり、買い物の合間にひと息つける場所としても親しまれています。

権之助坂商店街

権之助坂商店街

目黒駅西口からすぐ、なだらかな坂沿いに広がる権之助坂商店街は、地元の人々に長く愛されてきた商店街です。昭和の雰囲気を色濃く残しつつも、近年は個性的なショップも増えてきており、新旧が入り混じった独特の雰囲気が魅力です。観光客向けというよりは地元密着型の商店街ですが、だからこそ目黒の日常の空気を感じられる場所でもあります。目黒駅から目黒川方面へ向かう際に自然と通るルートでもあるため、散策の途中でぶらりと立ち寄ってみてください。

目黒銀座商店街

中目黒駅のそばに広がる目黒銀座商店街は、全長約900メートルに170店舗以上が軒を連ねる、目黒エリア最大規模の商店街です。食料品店や生活雑貨店など、地元の生活を支える店舗が多く並んでおり、活気ある下町的な雰囲気が漂います。毎年3回開催されるチャリティーフリーマーケットも地域の名物イベントとして定着しており、開催日には多くの人で賑わいます。

目黒川沿いのおしゃれなエリアとはひと味違う、生活感あふれる中目黒の顔を見られるスポットです。目黒川の散策と合わせて訪れると、中目黒の多彩な魅力をより深く感じることができます。

目黒不動商店街

目黒不動尊(瀧泉寺)の参道沿いに続く目黒不動商店街は、古くから門前町として栄えてきた商店街です。地元の老舗が今も現役で営業を続けており、参拝帰りに立ち寄る地元の方々の姿が日常的に見られます。観光地化されすぎていない素朴な雰囲気が心地よく、目黒不動尊への参拝と合わせてゆっくりと歩きたい場所です。90歳を超えても元気に店を切り盛りするご高齢の店主も多いといわれており、目黒不動尊のご利益を感じさせてくれるような商店街でもあります。

目黒駅へのアクセス

目黒駅にはJR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線の4路線が乗り入れており、都内各方面からアクセスしやすい駅です。ターミナル駅からの所要時間を見ると、渋谷駅からはJR山手線で約3分品川駅からはJR山手線で約4分と、どちらもあっという間に到着します。新宿駅からはJR山手線で約15分程度とこちらも気軽に訪れられる距離です。

東急目黒線を利用すれば、武蔵小杉や横浜方面からも乗り換えなしでアクセスできます。また、東京メトロ南北線と都営三田線は直通運転を行っているため、永田町・溜池山王・白金台方面からも乗り換えなしで訪れることができます。さいたま方面からは埼玉高速鉄道と南北線の直通列車を利用すると便利です。

車でのアクセスは、首都高速2号目黒線の「目黒」出入口が最寄りです。ただし、目黒駅周辺は休日を中心に渋滞が発生しやすく、駐車場も限られているため、公共交通機関の利用をおすすめします。駅周辺のスポットを効率よくめぐるなら、電車でのアクセスが断然便利です。

最後に

夜の目黒駅

目黒は、歴史ある寺社仏閣から個性的な博物館、美しい庭園、桜で名高い目黒川まで、多彩な魅力が徒歩圏内にぎゅっと凝縮された街です。渋谷や品川からわずか数分という好アクセスでありながら、一歩歩けば都会の喧騒を忘れさせてくれる落ち着いた空気が漂っており、観光地としての完成度の高さを感じさせてくれます。

目黒の魅力は、ひとつの「顔」だけではないところにあります。アールデコ建築の美しい美術館があるかと思えば、世界唯一の寄生虫博物館があり、江戸時代から続く急坂や悲恋の史跡もある。そして桜の季節には川沿いが一面ピンク色に染まる。これだけバラエティ豊かなスポットが徒歩25分圏内に揃っている街は、東京の中でもそう多くはありません。

散歩好きな方であれば、一日かけてじっくりとめぐるのがおすすめです。坂を上り下りしながら街の表情の変化を楽しみ、気になる路地に迷い込んでみる。そんなふらりと歩く観光スタイルが、目黒という街には特によく似合います。ぜひ一度、自分だけのお気に入りスポットを探しに目黒へ足を運んでみてください。

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