八王子城跡で野鳥観察のススメ。自然あふれるバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

八王子城跡の概要

八王子城跡は東京都八王子市元八王子町にある、古い山城跡に設けられた史跡公園です。標高445メートルの城山にあり、木々が生い茂る自然豊かな場所となっています。

1990年には御主殿に続く古道などが整備され、観光やハイキングスポットとして知られるようになりました。2006年には財団法人日本城郭協会による『日本100名城』に選定されています。

八王子城自体は小田原に本拠を置いていた北条氏の三代目である氏康の三男『北条氏照』が築城したお城です。築上の時期はいくつか説がありますが、1578年(天正6年)ごろという説が有力となっています。

城の本丸などがある山頂付近は地形が険しく、敵の侵入などを防ぐ自然の要塞として最適な場所だったことが伺えます。

バードウォッチングも人気

現在ではハイキングスポットとして人気の八王子城跡ですが、自然の中で様々な野鳥を観察できるバードウォッチングスポットとしても知られています。木々が鬱蒼と茂る山ですが遊歩道が整備されていて、気軽にバードウォッチングを楽しむことが可能です。

なお、八王子城跡は夏鳥の『サンコウチョウ』が繁殖のために訪れることで有名です。サンコウチョウのオスには体の3倍ほど長い尾羽根があり、その尾羽根をひらひらさせて飛ぶ姿は非常に魅力的で、バードウォッチャーからとても人気があります。

夏場はサンコウチョウを一目見ようとたくさんのバードウォッチャーが八王子城跡に訪れ、毎年のように通う方も多くいます。

ただし、サンコウチョウを始め野鳥はとても繊細な生き物です。特に子育て中はナーバスになっていて、巣の近くに人が訪れるだけでも野鳥にとっては非常にストレスとなってしまいます。

営巣放棄してしまうことも多々ありますので、もしサンコウチョウの巣を見つけた場合でも

  • 近寄らない
  • 長時間その場に留まらない
  • 大きな音を立てない
  • カメラのフラッシュを焚かない

など配慮し、そっとその場から離れるように心がけましょう。野鳥の繁殖しやすい環境を守るためにも、一人ひとりがマナーを守ることが大切です。

八王子城跡で見られる野鳥

留鳥(一年を通して出会える鳥)

留鳥とは繁殖や子育て、越冬などを一定の場所で行う鳥です。渡り鳥のような季節に応じて生息する場所を変える鳥ではありませんので、季節にかかわらず出会える鳥です。ただし、小さい鳥は木の葉っぱが散って枝だけになっている方が見つけやすいなど探しやすさは季節ごとに違いがあります。

  • アオゲラ
  • アオバト
  • ウグイス
  • エナガ
  • カケス
  • ガビチョウ
  • カワラヒワ
  • キジバト
  • キセキレイ
  • コゲラ
  • コジュケイ
  • シジュウカラ
  • スズメ
  • ソウシチョウ
  • トビ
  • ハクセキレイ
  • ハシブトガラス
  • ハシボソガラス
  • ヒヨドリ
  • ホオジロ
  • メジロ
  • ヤマガラ
  • ヤマドリ

キセキレイ

枝にとまっているキセキレイ

キセキレイは体長約20センチほどの野鳥で、スズメ目セキレイ科に属します。尾羽が長く体長の半分ほどを占め、いつもこの尾羽をフリフリと上下に動かす姿から、「石たたき」や「庭たたき」とも呼ばれます。

胸から腹部、お尻のほうにかけて黄色い羽毛で覆わているのが特徴で、特に夏場は黄色が鮮やかになり、見るものを魅了します。

群れは作らず単独かツガイで行動しています。渓流沿いで生活していることが多いので、水辺付近を探すと良いでしょう。

漂鳥

漂鳥とは日本国内で季節に応じて生息場所を変える鳥です。それに対し、移動する距離が長く日本と国外とを行き来する鳥は渡り鳥と呼ばれています。

漂鳥は暖かい季節には北の地域や標高の高い場所に生息し、寒い季節になると南の地域や低地に移動して越冬します。

八王子城跡では基本、晩秋から冬、春の初頭にかけて出会える可能性が高い鳥たちです。

  • トラツグミ
  • ルリビタキ
  • イカル

ルリビタキ

背を向けているルリビタキ

ルリビタキは体調14センチほどの小さな野鳥です。

バードウォッチャーに人気の鳥で、中でも成長のオスは鮮やかな青い羽毛を持ち見るものを惹きつけます。幼鳥は緑褐色でメスは成長になっても緑褐色のままです。オスが立派な青色の羽毛を手に入れるまで2年以上かかります。

繁殖期以外は単独行動を行っていて、オスもメスも群れることはありません。縄張り意識が強く、その縄張りを見つけることができれば一度飛び去ってしまっても、また同じ場所に戻ってくることも多い鳥です。

夏鳥

夏鳥とは、暖かい春~夏の季節に日本国内に飛来し繁殖活動を行い、秋には日本を離れ国外で越冬する渡り鳥たちのことです。

  • アカハラ
  • オオルリ
  • キビタキ
  • コサメビタキ
  • サンコウチョウ
  • ツバメ
  • ヤブサメ

サンコウチョウ

枝にとまるサンコウチョウ

サンコウチョウはオスに長い尾羽があるのが特徴的な野鳥です。メスの体長が約17.5センチなのに対しオスは約45センチで、そのオスの体長の内30センチ以上は尾羽となっています。

なお、オスの尾羽が長いのは繁殖期のみで、日本にやってくる春から初夏は尾羽が長く、繁殖活動が終わり海外へと渡る秋頃には長い尾羽がなくなっています。

飛んでいるサンコウチョウ

繁殖期のオスが長い尾羽を付けて飛ぶ姿は幻想的で、バードウォッチャーには一度は見てみたい憧れの野鳥です。

冬鳥

冬鳥は秋から冬にかけて日本国内に訪れ越冬する渡り鳥です。春には日本を離れて北へ移動し、繁殖や子育てを行い、また寒い季節に日本に戻ってきます。

ジョウビタキ

枝にとまっているジョウビタキ

ジョウビタキは全長約15センチほどの小さな野鳥です。

ベースの色は薄い茶色に、オスのみ頭が銀白色に顔部分が黒と比較的カラフルな羽毛を持っていますが、メスは翼の一部に白斑があるのみで地味な色味となっていてスズメに見間違えられることもあります。

夏にチベットやロシア極東などで繁殖を行い、冬になれると日本全国に渡り鳥としてやってきますが、近年は日本国内での繁殖も確認されています。

体の小さい鳥は群れることが多いのですが、こんおジョウビタキは群れを作らず単体で暮らしています。

八王子城跡へのアクセス

八王子城跡の場所(地図)

電車・バス

最寄り駅はJR中央線の『高尾駅』もしくは京王高尾線の『高尾駅』です。

土日祝日のみJR高尾駅北口より『八王子城跡行き』のバスが運行されています。それ以外の日は、同じくJR高尾駅北口の1番バス乗り場から出ている西東京バスの「高尾の森わくわくビレッジ」「宝生寺団地」「恩方ターミナル」「大久保」「陣馬高原下」「グリーンタウン高尾」「美山町」に乗車し、「霊園前・八王子城跡入口」というバス停で下車します。

なお、高尾駅から八王子城跡まで徒歩40~50分となっていますので、駅からハイキングを楽しみながら向かうのも良いでしょう。

駐車場

八王子城跡ガイダンス施設に駐車場が隣接しています。ただし、そちらの駐車場はガイダンス施設が開いている『9時~17時』のみ利用が可能です。それ以外の時間に駐車したい場合は、少し離れている臨時駐車場が利用できます。

八王子城跡の野鳥に関するツイート

東京都内のその他バードウォッチングスポット

八王子城跡のある東京には、まだまだたくさんのバードウォッチングスポットがあります。大都会であるにも関わらず、野鳥が生息できる自然が残された場所も点在していて、観察できる野鳥も意外に豊富です。

以下の記事では、東京都内にあるバードウォッチングスポットを厳選して紹介しています。

東京都内の野鳥観察スポット20選!バードウォッチングに最適な公園などを360度写真付きで紹介します

都内なのでアクセスの便は良く、また基本は公園など遊歩道が整備された歩きやすい場所となっていますので、バードウォッチング初心者でも気軽に野鳥観察を楽しめる環境ばかりです。

東京都内で野鳥観察をする場合は、ぜひご参考ください。

八王子城跡の基本情報

  • 住所:東京都八王子市元八王子町3-2664-2(八王子城跡ガイダンス施設)
  • 電話番号:042-663-2800(八王子城跡ガイダンス施設)
  • 料金:無料
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり
  • 公式サイト

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