中野のお散歩スポット14選!サブカルだけじゃない変化し続ける街を360度写真付きで紹介

中野の魅力

中野駅のホームから見える中野の街

新宿から中央線快速で1駅と大都会に隣接しているにも関わらず、都会すぎず、オシャレすぎず、かと言って田舎ではない中野の街。そんな『心地良いユルさ』がたくさんの人を惹き付け続ける中野の魅力となっています。

この記事では、そんな中野にある「週末にふらっと出掛けたくなるお散歩スポット」を厳選して紹介します。観光名所とはまでいきませんが、空いた時間をステキな時間に変えてくれるスポットが満載です。

  • オタク文化の聖地
  • サブカルチャーが色濃いディープな街
  • ラーメン激戦区

など複数の代名詞を持つ中野は、歩いているだけでもなんだか楽しい気分に満たされる街。そんな中野の街を自由気ままにお散歩してみてはいかがででしょうか。

中野のお散歩スポット14選

中野サンプラザ

三角の特徴的な形をしたビル『中野サンプラザ』は、中野のシンボルとして中野駅北口から徒歩1分の場所に建っています。

サンプラザ内のホールではアーティストのコンサートやライブが頻繁に行われていて、中でもジャニーズやモーニング娘などアイドルグループのコンサートも多いことから『アイドルの聖地』とも呼ばれるスポットです。

コンサートが開催される日は、中野サンプラザ前の広場にたくさんのファンが列を作りお祭りムード一色となります。

コンサート会場以外にも

  • ボーリング場
  • プールなどのスポーツ施設
  • カフェやレストラン
  • 結婚式場

などがあり、週末などはたくさんの人が利用する施設となっています。

ただ、残念なことに中野サンプラザは老朽化のため2023年7月2日には閉館され、解体されることとなっています。跡地には『中野サンプラザシティ』というコンサートホールや商業施設、オフィスや居住フロアなどが入る複合施設が建設予定です。

生まれ変わる中野のシンボルが楽しみな半面、中野サンプラザが解体されるのは寂しいという声も多数聞かれます。中野サンプラザの三角形が見られるのも残り後わずかですので、中野でお散歩する際はぜひ立ち寄りたいスポットとなっています。

中野サンプラザの基本情報

中野サンモール商店街

中野サンモール商店街は、中野駅北口の目の前から中野通りと平行に北へとまっすぐ、約224メートル伸びる商店街です。アーケードが設置されていて雨の日でも濡れずにショッピングが楽しめます。

約110店舗が軒を連ねていて、入れ替わりも激しく行く度に新しいお店がオープンしているなど歩いているだけでワクワクする商店街となっています。

また、入れ替わりが激しい中でも昭和から続いている喫茶店など、懐かしさを感じるお店も多数残っています。

北への真っ直ぐ伸びるサンモール商店街から、ところどころ東側へと抜ける小道があり、その小道にもたくさんの飲食店が並んでいます。こぢんまりとしたディープなお店も多く、サンモール商店街から少し横道にそれてお散歩するのもお勧めです。

なお、中野サンモール商店街は中野駅からブロードウェイや早稲田通りへ抜ける道にもなっていて、週末ともなるとかなりの人でごった返します。人混みが苦手な方は散歩コースからは外したほうが良いでしょう。

サンモール商店街の基本情報

中野ブロードウェイ

中野ブロードウェイは中野駅から徒歩5分弱、中野サンモール商店街を抜けてすぐの場所にある商業施設です。

中野がサブカル文化の発信地として呼ばれるようになったのも、このブロードウェイのおかげと言えます。『まんだらけ』を筆頭に、漫画やアニメグッズ、レトロな玩具やコスプレ衣装などマニア(オタク)向けの商品を取り扱うショップが多数入居しています。

地下や1階部分は食料品店やドラッグストア、100均などが並んでいて、古い商店街のような雰囲気ですが、2階~4階に一足踏み入れると狭い通路にマニアックな店が並んでいて、まるで異世界の迷路に迷い込んだかのような感覚に囚われます。

サブカル文化に詳しくない人でも、お店を一軒一軒冷やかすだけで日本のサブカル文化を体感することができ、楽しい時間を過ごすことができるアミューズメントパークのようなスポットです。

また、地下には超特大のソフトクリームで有名な『デイリーチコ』もあり、デートスポットとしても活躍しています。

中野のサブカル文化が凝縮されたスポットなので、ディープな中野を味わいたいなら外せないお散歩スポットとなっています。

中野ブロードウェイの基本情報

四季の森公園(中野セントラルパーク)

四季の森公園(中野セントラルパーク)は、中野駅から徒歩5分の場所にある公園です。中野サンプラザの正面から中野区役所を通り越し、少し進んだ先にあります。

警察学校の跡地に作られた公園で、開園は2012年(平成24年)と比較的新しいキレイな公園です。

広い芝生広場やじゃぶじゃぶ池にもなる噴水などがあり、その公園にL字に囲うように『中野セントラルパーク サウス』と『中野セントラルパーク イースト』というビルが建っています。

中野セントラルパークのビルにはマクドナルドや丸亀製麺などのリーズナブルな飲食店の他、コンビニや居酒屋、カフェやレストランなどが入居しています。夏場は屋外でバーベキューを提供しているグッドモーニングカフェもあり、手ぶらでバーベキューを楽しむことも可能です。

夏の暖かい日は芝生広場でピクニックを楽しんでいる人も多いので、お散歩の途中に立ち寄ってのんびり休憩するスポットとしても最適です。

四季の森公園(中野セントラルパーク)の基本情報

中野ふれあいロード北商店会・中野北口昭和新道

中野サンモール商店街とブロードウェイの東側には『中野ふれあいロード北商店会』や『中野北口昭和新道』などの飲食店街が広がっています。

入り組んだ狭い路地に居酒屋やラーメン店、中華料理屋やハンバーグ屋さんなど様々な飲食店が所狭しとひしめき合い、活気のある飲食店街です。

行列のできるラーメン店『青葉』本店の他、複数のラーメン店がしのぎを削るラーメン激戦区でもあります。お散歩前の腹ごしらえにふらっとラーメン店に入ってみるのも良いでしょう。

中野北口昭和新道はその名の通り昭和感漂う古い飲み屋が多く、レトロな中野を味わえるスポットです。お散歩帰りに軽く一杯飲んで行くならぜひ立ち寄りたいスポットとなっています。

中野ふれあいロード北商店会・中野北口昭和新道の基本情報

新井薬師梅照院

新井薬師梅照院は中野駅から徒歩15分ほどの場所にある真言宗豊山派の寺院です。一般的には『新井薬師』と呼ばれていて、その通称は西武新宿線の駅名にもなっています。

寺院としては中野区最大の規模を誇り、正月(三が日)には新井薬師へと続く道に行列ができるほどです。

なお、新井薬師梅照院は眼病平癒のご利益があることで有名です。徳川家2代将軍の秀忠公の第5子和子が目の病気を患った際にどこに行ってもなかなか治らなかったのですが、ここ新井薬師で祈願したところたちまち良くなったことに由来します。

また、眼病平癒だけでなく、第五世玄鏡が如来の啓示によって秀れた小児薬を調整したことから『子育て』にも御利益があると言われています。

新井薬師には梅や桜の木が植樹されていて、お散歩をするなら開花の時期がお勧めです。境内には、現在の天皇(当時は皇太子)徳仁様と雅子様とのご成婚を記念して植えられた『プリンセス雅』という桜も植樹されています。

境内の中庭では時折『骨董市』が開催されていて、散歩の途中で掘り出し物を見つけることができるかもしれません。

新井薬師梅照院の基本情報

新井薬師公園

新井薬師梅照院に隣接する約1万平方メートルの公園です。中野駅からは徒歩15分ほどの道のりです。

中野通りを挟んで東側エリアと西側エリアに分かれていますが、中野通りには歩道橋が架かっていますので楽に行き来することができます。

新井薬師梅照院が境内の一部を開放したのがルーツとなっていて、開園は1914年(大正3年)と歴史ある公園となっています。

東側エリアには遊具やじゃぶじゃぶ池が備わっている他、児童館が隣接していて連日たくさんの子供達が遊んでいます。

西側エリアにはひょうたん池があり、地元の釣り師がクチボソやタナゴ、金魚などを狙って釣りを楽しんでいます。ひょうたん池ではのんびりとした時間が流れていて、お散歩途中に立ち寄って、何が釣れるか眺めているだけでも癒されるスポットです。

なお、新井薬師公園は『中野通り桜まつり』の会場にもなっていて、桜まつりの際はとても多くの人で賑わいます。桜の時期にはぜひ立ち寄りたいお散歩スポットとなっています。

新井薬師公園の基本情報

新井天神北野神社

新井天神北野神社は中野駅から中野通りを北へ、徒歩15分ほどの場所にある神社です。新井薬師公園の西側エリア(ひょうたん池)の隣に位置していて、中野通り沿いにある立派な鳥居が目印となっています。

正確な創建年代は不明ですが、天正年間(1573~1592)に新井薬師梅照院を創建した沙門行春が建立したという説が有力で、この地の鎮守社であったとも言われています。

御祭神は菅原道真公(すがわらのみちざねこう)と、食物を司る神である保食神(うけもちのかみ)の二柱です。

なお、菅原道真公は学問の神様と呼ばれていて、新井天神北野神社には学業成就のご利益があると言われています。また、境内には『神牛像(撫で牛)』があり、体の悪い部分を撫でると治るとのことで、参拝者の方は皆さん思い思いの場所を撫でています。

新井天神北野神社の基本情報

平和の森公園

平和の森公園は中野駅北口から徒歩15~20分ほどの場所にある中野区立の大きな公園です。中野刑務所の跡地が再整備され1983年にオープンしました。また、中野区立総合体育館であるキリンレモンスポーツセンターが併設されるなど、現在リニューアルが進められている公園です。

広い園内には

  • サッカーや軟式野球ができる『多目的運動広場』
  • 中野区立の公園では唯一の『バーベキューサイト』
  • キリンレモンスポーツセンター(中野区立総合体育館)
  • 300メートルの陸上トラック
  • 約1万1600平方メートルの草原広場
  • ザリガニ釣りなどができる池
  • 大きな滑り台などの遊具
  • 大小2つのドッグラン

など様々な設備が整っています。

また、園内には大小たくさんの木々が植樹されていて緑がとても豊かなエリアです。歩きやすい遊歩道も整備されていて、緑の中をのんびりお散歩するには最適な公園と言えるでしょう。

キリンレモンスポーツセンターの1階には『モリノナカノカフェ』が併設されていて、お散歩途中に草原広場を眺めながら一息つくことも可能です。

平和の森公園の基本情報

中野通り(桜並木)

中野駅で線路と直角に交差する中野通りは、中野駅北口から哲学堂までの約2kmに渡って300本以上の桜が咲き誇る桜並木となっています。

ビルなどが多い中野駅近くは桜の木も小さく少々まばらですが、中野駅から離れるほど立派なソメイヨシノが立ち並び、見応えのある桜並木となります。道の両サイドに植樹されたソメイヨシノが桜のトンネルを作っているさまは一見の価値がある風景です。

桜が咲いている時期限定ではありますが、桜の花びらがヒラヒラと舞い散る道をお散歩するだけで贅沢な時間を過ごすことができます。

令和小学校(旧新井小学校)の目の前にある歩道橋からは、桜のトンネルの向こうに西武新宿線の電車が走る姿を見ることができ、写真の撮影スポットとして人気があります。他にもフォトジェニックなスポットが多数ありますので、カメラ片手にお散歩してみてはいかがでしょうか。

哲学堂公園

哲学堂公園は中野駅北口から中野通りを北へ徒歩25分ほど行った場所にある公園です。中野区立の公園ですが、敷地の一部は新宿区となっています。

東洋大学の前身である専門学校『哲学館』が、明治36年の専門学校令で私立哲学館大学として認可されたことを記念して、この地に四聖堂を建てたのが哲学堂公園の始まりです。

四聖堂にはソクラテス、カント、孔子、釈迦など哲学に関する偉人が祀られていて、当時はこの四聖堂を『哲学堂』と称していて、それがそのまま公園の名前となりました。

園内には『真理界』や『常識門』『理想橋』『意識駅』など哲学にちなんだ名前が付けられた施設や場所が77箇所あり、それらをのんびりと巡るお散歩もおすすめです。園内は緑が豊かでところどころ休憩スポットもあり、お散歩コースとしても最適です。

また、哲学堂公園には大きな野球場も併設されているのですが、その野球場はアニメ『時をかける少女』の舞台と言われていて、時をかける少女聖地巡礼のスポットとしても知られています。

哲学堂公園の基本情報

レンガ坂

レンガ坂は中野駅南口から中野通りを渡ってすぐの場所にある商店街です。その名の通りレンガが敷き詰められた緩やかな坂となっていて、異国情緒溢れる飲食店街となっています。

軒を連ねるお店も、スペイン語でバーを意味する『バル』という言葉がついた名前が多く、中野の中でもここだけはヨーロッパを旅しているような気分になれるエリアです。

夜になると優しいランプの火が灯り、より一層異国情緒が溢れる坂となりますので、レンガ坂を散歩する際は夜がおすすめです。一人でふらっと入るのに最適な小さな立ち飲み形式のお店も多いので、散歩ついでに立ち寄って見るのも良いでしょう。

レンガ坂の基本情報

薬師あいロード

薬師あいロードは中野駅北口から徒歩10分ほどの場所にある商店街です。中野サンモール商店街や中野ブロードウェイ、中野北口昭和新道などを抜けて早稲田通りを渡った先に位置しています。

駅から少し離れた場所にある商店街のため、サンモール商店街などに比べると人通りはまばらで、のんびりとお散歩を楽しめます。

約130の店舗が軒を連ねていますが、年季の入った和菓子店や時計店など古いお店も残っていて、どこか懐かしさを感じることができるのも魅力のひとつと言えるでしょう。

地元の人しか来ないような古い商店街ですが、天然温泉の銭湯(ことぶき湯)があったり、見ているだけで楽しい目の前でアートキャンディを作るお店(PAPABUBBLE)があったりと、まだまだ魅力が残る商店街となっています。

薬師あいロードの基本情報

なかのZERO・もみじ山文化センター

なかのZERO・もみじ山文化センターは、中野駅南口から線路沿いを東に徒歩7~8分進んだ場所にある文化複合施設です。

オペラやオーケストラのコンサートが開催されるホールや、プラネタリウム、中野区立中央図書館がある他、学習室や科学実験室など複数の施設が備わっています。

プラネタリウムは真新しさはありませんが、その分混雑することはなく予約なども必要ありませんので、散歩がてらふらっと立ち寄ることができます。値段も大人230円、子供は110円とリーズナブルです。

また、なかのZERO・もみじ山文化センターに隣接する『中野区立紅葉山公園』も散歩スポットとしては最適な公園です。園内には公園の名前にもあるモミジの他、サクナやシイなどたくさんの木々が植樹されていて、季節ごとに違った顔を見せてくれる散歩スポットとなっています。

園内には蒸気機関車(SL)も常設展示されています。

なかのZERO・もみじ山文化センターの基本情報

中野駅へのアクセス

中野駅の場所(地図)

中野駅に乗り入れている路線

  • JR中央線(快速)
  • JR中央・総武線(各駅停車)
  • 東京メトロ東西線

中野のお散歩まとめ

中野のシンボルである中野サンプラザが解体され、北口周辺は再開発が予定されていますが、それと同時に南口にも新たなビルが建設中で、南口の駅前広場も大きくリニューアルが予定されています。

レトロなサブカル文化の発信地でありながら、新しく生まれ変わり続ける中野は今後も目が離せない街です。

定期的に中野の街でお散歩を楽しんで、時代とともに進化し続ける中野を肌で感じてみてはいかがでしょうか。

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