浮間公園で野鳥観察のススメ。都内有数のバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

浮間公園の概要

浮間公園は東京都板橋区舟渡と北区浮間にまたがる規模の大きな公園です。もともとは荒川の本流があった場所ですが、荒川の河川改修に伴ってそこに浮間ヶ池ができ、その池を中心に浮間公園が作られました。

浮間ヶ池が公園の敷地面積の40%を占めている他、その池のほとりには浮間公園のシンボルとも言える風車が建てられいて、水辺の涼しさを感じられる風景が特徴のひとつとなっています。

池の周辺は芝生広場があったり、ケヤキやメタセコイア、サクラなどの木が植樹されていたりと緑も豊富で、季節ごとに様々な風景を楽しませてくれます。

また、敷地面積約11.7ヘクタールの広い園内には、

  • 野球場
  • テニスコート
  • 冒険広場
  • ちびっこ広場
  • 子供向け球技広場
  • じゃぶじゃぶ池
  • ゲートボール場
  • 水生植物園

などの設備が揃っていて、子供からお年寄りまで幅広い層が楽しめる公園となっています。

浮間公園は野鳥観察も人気

浮間公園はスポーツや水遊び、釣りなどが楽しめる他、バードウォッチングのスポットとしても人気の高い公園です。

毎年、浮間ヶ池には越冬するために飛来したカモ類がたくさん集まり、池の水面を漂う姿を観察することができます。

カモ類の他にもアオサギやゴイサギ、バードウォッチャーに人気のカワセミなど水辺の鳥が豊富なところが魅力のひとつです。運が良ければ東京湾から飛来するカモメを目にすることもできます。

また、夏場はササゴイが訪れるスポットとしても知られていて、ササゴイの飛来が確認されるとたくさんのバードウォッチャーで賑わいます。ササゴイが営巣するのは都内では珍しく、貴重なスポットとなっています。

バードサンクチュアリ

浮間公園には人の立ち入りを制限したバードサンクチュアリもあります。

バードサンクチュアリとは、野鳥たちが暮らすための環境を保全するために設けられたエリアです。浮間公園のバードサンクチュアリは、野球グランドの東側、グランドと浮間ヶ池との間に設けられています。

バードサンクチュアリ内に入ることはできませんが、柵越しに野鳥観察を楽しむことができます。

浮間公園で見られる野鳥

留鳥(一年を通して出会える鳥)

留鳥とは繁殖や子育て、越冬などを一定の場所で行う鳥です。渡り鳥のような季節に応じて生息する場所を変える鳥ではありませんので、季節にかかわらず出会える鳥です。ただし、小さい鳥は木の葉っぱが散って枝だけになっている方が見つけやすいなど探しやすさは季節ごとに違いがあります。

  • アオサギ
  • ウグイス
  • オナガ
  • カルガモ
  • カワウ
  • カワセミ
  • カワラバト
  • キジバト
  • ゴイサギ
  • コゲラ
  • コサギ
  • シジュウカラ
  • スズメ
  • ダイサギ
  • ハクセキレイ
  • ハシブトガラス
  • ハシボソガラス
  • バン
  • ヒメアマツバメ
  • ヒヨドリ
  • ムクドリ
  • メジロ
  • モズ

アオサギ

菖蒲とアオサギ

アオサギは体長が90センチ以上にもなる、日本で見られるサギの仲間では最大の鳥です。体が大きく見ごたえがあることからバードウォッチングではとても人気の野鳥となっています。

成鳥は足や首がスラリと長く、頭には黒い冠羽があります。背(翼)部分は灰色ですが、それがくすんだ青色に見えるのがアオサギという名前の由来と言われています。(諸説あります)

アオサギは浅い水辺で魚や両生類などの捕まえて食べていますが、時に小鳥を捕食することもあります。また、他の鳥から獲物を横取りすることでも知られています。

カワセミ

枝にとまっているカワセミ

カワセミはバードウォッチングをする方にとって人気の高い鳥の一種です。カワセミを漢字で書くと『翡翠』と書くのですが、宝石のヒスイはカワセミからその名が付けられています。カワセミ自体も別名『飛ぶ宝石』とも言われるほど美しい色を持つ鳥です。

体調は約17センチほどで体の大きさの割にクチバシが長いのが特徴的です。背中側は美しいコバルトブルーで、お腹側は鮮やかなオレンジ色となっています。

池や川の水辺の枝などにとまって獲物を探し、獲物が見つかるとスーッと水中に飛び込み小魚を捕まえます。枝などがない場合はホバリングした状態で獲物を探すこともあります。

漂鳥

漂鳥とは日本国内で季節に応じて生息場所を変える鳥です。それに対し、移動する距離が長く日本と国外とを行き来する鳥は渡り鳥と呼ばれています。

漂鳥は暖かい季節には北の地域や標高の高い場所に生息し、寒い季節になると南の地域や低地に移動して越冬します。

浮間公園では基本、晩秋から冬、春の初頭にかけて出会える可能性が高い鳥たちです。

  • オオバン
  • カイツブリ
  • マガモ

オオバン

水面を泳ぐオオバン

オオバンはツル目クイナ科の水鳥です。体長は40センチ弱あり、クイナの仲間では最大となっています。真っ黒い体に真っ白いクチバシとおでこというシンプルな配色が特徴的です。

足には水かきがあり水面を泳ぐのが得意です。水面近くにある水草の葉や種子を食べたり、潜水して水生植物の茎を食べたりします。また、雑食性で時には魚や昆虫を捕食することもあります。

夏鳥

夏鳥とは、暖かい春~夏の季節に日本国内に飛来し繁殖活動を行い、秋には日本を離れ国外で越冬する渡り鳥たちのことです。

  • イワツバメ
  • オオヨシキリ
  • キビタキ
  • ササゴイ
  • ツバメ

ササゴイ

水辺を歩くササゴイ

ササゴイは全長52センチほどのペリカン目サギ科に属する野鳥です。灰色がベースの色合いで頭部は青みがかった濃いグレーになっています。頭部の後ろの方に伸長する羽毛が数本あるのが特徴的です。

羽毛の外縁(羽縁)が白く笹の葉に見えることから『ササゴイ』という名がついたと言われています。

夏に日本に飛来して繁殖を行う夏鳥で、本州や四国、九州地方で見ることができます。なお、国内でも九州以南では越冬する個体もいることが確認されています。

動物食で、川や池などの水辺で魚などを捕食します。中には水面に物を落として近づいてくる獲物を捕食する頭の良い個体もいるそうです。

冬鳥

冬鳥は秋から冬にかけて日本国内に訪れ越冬する渡り鳥です。春には日本を離れて北へ移動し、繁殖や子育てを行い、また寒い季節に日本に戻ってきます。

  • アメリカヒドリ
  • オカヨシガモ
  • オナガガモ
  • キンクロハジロ
  • セグロカモメ
  • ツグミ
  • ヒドリガモ
  • ホシハジロ
  • ミコアイサ
  • ユリカモメ
  • ヨシガモ

オナガガモ

水面を泳ぐオナガガモのオス

オナガガモはその名の通り尾羽根が長いのが特徴的なカモです。ただし、尾羽根が長いのはオスのみで、メスはオスに比べて尾は短めとなっています。また、体長もオスは75センチほどまで成長するのに対し、メスは55センチほどと体格差もあります。

また、柄もメスは地味な色合いなのに比べ、オスは顔(頭部)が茶褐色ですが首から胸にかけて白い羽毛を持ち、派手ではありませんがユニークな模様を持つ水鳥となっています。

なお、夏場は局地に近いツンドラ地帯で繁殖を行い、冬に日本の本州以南で越冬する冬鳥です。

ツグミ

地上に降りているツグミ

ツグミは全長約24センチの野鳥です。体調はムクドリと同じくらいですが、ムクドリに比べてスマートな体型となっています。

羽の部分は茶褐色で、お腹や胸側は白と黒のまだら模様が特徴。まだら模様が濃くはっきりとしている個体がオスで、逆に薄い個体がメスです。

地面に降りて餌となる昆虫を探す際に、両足でピョンピョン跳ねるように移動する姿から古くは跳馬とも呼ばれていました。

浮間公園へのアクセス

浮間公園の場所(地図)

電車

浮間公園の最寄り駅はJR埼京線の『浮間舟渡駅』で、駅から公園までは徒歩1分とアクセスしやすいバードウォッチングスポットです。

駐車場

浮間公園には収容台数35台の有料の駐車場が備わっています。駐車料金は

  • 最初の1時間300円
  • 以後20分毎に100円
  • 12時間最大料金:1,200円(最大料金は繰り返し適用)

となっています。

浮間公園の野鳥に関するツイート

東京都内のその他バードウォッチングスポット

浮間公園のある東京には、まだまだたくさんのバードウォッチングスポットがあります。大都会であるにも関わらず、野鳥が生息できる自然が残された場所も点在していて、観察できる野鳥も意外に豊富です。

以下の記事では、東京都内にあるバードウォッチングスポットを厳選して紹介しています。

東京都内の野鳥観察スポット20選!バードウォッチングに最適な公園などを360度写真付きで紹介します

都内なのでアクセスの便は良く、また基本は公園など遊歩道が整備された歩きやすい場所となっていますので、バードウォッチング初心者でも気軽に野鳥観察を楽しめる環境ばかりです。

東京都内で野鳥観察をする場合は、ぜひご参考ください。

浮間公園の基本情報

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