平磯港はビーチもある人気釣りスポット!狙える魚種や各ポイントを360度写真付きで紹介

平磯港の概要

平磯港は茨城県ひたちなか市の、港内に海水浴場もある珍しいタイプの漁港です。港は2本の防波堤に囲まれていて、中央には埠頭があります。その中央埠頭を堺に東側が漁船などの船着き場となっていて、西側が平磯海水浴場というビーチという構成です。

ビーチ側には「くじらの大ちゃん」という全長15メートルもあるくじらの形をした水上滑り台が浮かんでいて、平磯海水浴場のシンボルとなっています。

平磯港の釣り場

平磯港-釣り場の全体像

平磯港-釣り場の全体像

平磯港の釣り場は左右から伸びる2本の防波堤と中央にある埠頭部分です。

  1. 北東側から伸びる長い防波堤
  2. 南西側から伸びる短い防波堤
  3. 中央にある埠頭

全体的に港内側は水深があまりなく、また海水浴場が開設されている間は釣りができません。防波堤の外海側であればいつでも釣りが楽しめるのですが、テトラが入っているため足場は悪く、ファミリーフィッシングには少々不向きなポイントとなっています。

なお、平磯港には駐車場(有料)やトイレも備わっていますのでその点は安心です。

①北東側から伸びる長い防波堤

平磯港-北東側から伸びる長い防波堤

平磯港の北東側から伸びる全長330メートルほどの防波堤です。漁船の船着き場側を囲むように設置されています。

外海側は三角形の珍しい形をしたテトラが入っていて足場が悪く、釣り初心者やファミリーフィッシングには不向きなポイントです。海面から足場の高さはあまりないのですが、その分波をかぶってしまうため滑りやすくなっています。

また外海側でもあまり水深は深くなく、岩が仮面から顔を出している場所もあります。根が多いため根がかりには要注意なポイントです。

根の周辺ではメバルやソイ、アイナメなどの魚影が濃く人気のターゲットです。少し遠投できれば沖の方でシロギスやイシモチも狙えます。

内海側は三角形のテトラではなく敷石が乱雑に敷かれています。外海側のテトラ帯に比べると足場はそこまで悪くありませんが、小さなお子さん連れのファミリーフィッシングにはこちらも不向きです。

海底は基本砂地となっていて根がかりは少ないので、大人であれば釣り初心者でも釣りがしやすい環境です。釣り初心者の場合は無理に外海側ではなく、内海側に釣座を構えるのがお勧めです。

ぶっこみ釣りでハゼやシロギス、イシモチなどが狙える他、朝マヅメや夕マヅメの時合のタイミングではアジやイワシが回ってくることもあります。

②南西側から伸びる短い防波堤

平磯港の南西側(ビーチ側)から伸びる全長150メートルほどの防波堤です。

外海側は先端部を覗いてテトラ帯となっていて、足場は良くありません。釣り初心者やファミリーの場合は先端部分のテトラ帯が途切れている場所に釣座を構えると良いでしょう。

シロギスやイシモチ、アジなどが狙える他、テトラ周辺ではメバルなどの根魚も人気のターゲットです。外海側はテトラの間に糸を垂らす穴釣りも可能なポイントとなっています。

なお、内海側は海水浴場となっていますので、海水浴客がいるタイミングは内海側では釣りができませんのでご注意ください。

③中央にある埠頭

平磯港-中央にある埠頭

平磯港のビーチと漁船の船着き場との間にある埠頭です。垂直護岸でテトラなどはないので足場は良く、ファミリーでも釣りがしやすい環境です。先端部には全長30メートルほどの小さな突堤もあります。

なお、埠頭は平磯海水浴場の駐車場としてお利用される駐車スペースとなっていて、車を近くに駐めれる他、トイレも一番近いポイントです。

全体的に水深は浅いのですが、海底は基本砂地のため根がかりは少なく初心者でもストレスなく釣りが楽しめるでしょう。

ちょい投げのぶっこみ釣りでシロギスやハゼ、アイナメなどが狙えます。数は期待できませんが冬場はカレイが釣れることもあります。

平磯港で釣れる魚

釣り上げられたアイナメ

  • メバル
  • アイナメ
  • クロダイ
  • シーバス

  • シロギス
  • イシモチ
  • ハゼ
  • アジ
  • イワシ
  • マゴチ
  • シーバス
  • クロダイ

  • シロギス
  • イシモチ
  • アジ
  • イワシ
  • マゴチ
  • ハゼ
  • ソイ
  • シーバス
  • クロダイ

  • メバル
  • アイナメ
  • ソイ
  • カレイ
  • シーバス
  • クロダイ

平磯港のみんなの釣果ツイート

平磯港へのアクセス

平磯港の場所(地図)

電車

最寄り駅はひたちなか海浜鉄道の「平磯駅」で、駅から漁港までは徒歩10分程度です。電車釣行も可能な釣り場となっています。

車・駐車場

最寄りのインターチェンジは東水戸道路の「ひたちなかインターチェンジ」となっていて、ICからは車で10分ほどの道のりです。

駐車場は港(ビーチ)に併設されている平磯駐車場が利用できます。料金は1日1,000円です。ただし、駐車所が16時には閉まってしまうようなので、それ以外の時間に釣りをしたい場合は近隣のコインパーキングを利用しましょう。

平磯港近くの釣具屋

つり具フィッシュオン

平磯港から車で1~2分、徒歩でも5~6分の場所にある釣具屋さんです。

  • 住所:茨城県ひたちなか市平磯町994-2
  • 電話番号:029-263-5399

海遊釣餌店

こちらも平磯港から近く、車で2分、徒歩8分ほどの場所にある釣具屋さんです。

  • 住所:茨城県ひたちなか市殿山町2-15-15
  • 電話番号:029-262-2477

飛田つり具店

平磯港から北に車で2~3分、徒歩でも10分弱の場所にある釣具屋さんです。

  • 住所:茨城県ひたちなか市平磯町533−4
  • 電話番号:029-263-1730

平磯港近くのその他釣りスポット

那珂湊港

那珂湊港は平磯港から南へ車で5分ほどの場所にある大きな港です。車横付けして釣りが楽しめる護岸などがあり、ファミリーフィッシングにも最適な釣り場となっています。

港内の護岸は水深が3~4メートルと深くはありませんが、初心者にお勧めのサビキ釣りもでき、朝マヅメや夕マヅメの時合に回遊があればアジやイワシ、サバなどの数釣りが楽しめます。

また、外海側の防波堤では、秋のハイシーズンにイナダなどの青物も狙うことが可能です。駐車場から少々離れているのが難点ではありますが、大物を狙うベテランには人気のポイントとなっています。

那珂湊港について以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
那珂湊港は広くて釣り場が豊富!ファミリーにも最適なポイントを360度写真付きで紹介

那珂川河口

平磯港から南へ車で10分弱下った場所にある、那珂川河口の釣り場です。河口の両岸で釣りを楽しむことができます。

河口の北側にある海門町ふれあい公園の駐車場前にある護岸は、柵越しに釣りが楽しめるポイントとなっていて、ファミリー層に人気のポイントです。サビキ釣りでアジやイワシ、サバなどの定番魚から、ルアーでシーバスを狙ったり、秋のハイシーズンにはカゴ釣り等で青物を狙ったりできます。

河口の南側は足場の広い砂地となっていて、ウェーディングをすることも可能です。ルアーでシーバスやヒラメなどを狙える他、初心者の場合はアオイソメを餌にシロギスやイシモチ狙いもお勧めです。

那珂川河口の釣り場については、以下の記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
那珂川河口の釣り場はシーバスだけじゃない!青物も狙えるポイントを360度写真付きで紹介

磯崎港

磯崎港は平磯港から北へ車で10分弱の場所にある小さな漁港です。磯崎港を堺に北西側はサーフ、南東側は磯場という環境で、砂地を好む魚と岩礁帯を好む魚の両方とも魚影が濃いのが特徴です。

港内とサーフエリアにある3つの防波堤で釣りができるのですが、いずれも外海側はテトラ帯となっているためファミリーフィッシングの場合は港内側での釣りとなります。

港内側にもアジやイワシ、サバなどが回ってきますので、初心者にお勧めのサビキ釣りで数釣りが楽しめます。秋のハイシーズンにはイナダなどの青物の回遊もありますので、防波堤の先端に釣り座を構えて狙ってみると良いでしょう。

磯崎港の詳細については、以下の記事をご確認ください。
磯崎港の釣り場は狙える魚種が豊富!初心者からベテランまで楽しめるポイントを360度写真付きで紹介

茨城県のその他釣りスポット

平磯港のある茨城県には、人気の釣りスポットがまだまだたくさんあります。車を横付けして釣りができる場所や、釣りを楽しむために整備された海釣り施設など特徴も様々です。

以下の記事では茨城県内の釣りスポットの中から、ファミリーフィッシングに最適な釣り場を厳選して紹介しています。茨城県での釣行の際にぜひご参考ください。
茨城の釣り場18選!ファミリーにも最適な車横付けOKなポイントや穴場スポットまで360度写真付きで紹介します

平磯港のまとめ

冒頭でも書いた通り平磯港はビーチが併設されている漁港なので、海水浴シーズンには海水浴と釣りの両方を楽しめるスポットとなっています。暑い夏であれば朝マヅメは釣りを楽しみ、太陽が昇って炎天下での釣りが釣りが辛くなる前に海水浴に切り替えるというプランもお勧めです。

ただし、ビーチが併設されているだけに釣り人以外のたくさんの方が訪れる漁港です。

  • ゴミは持ち帰る
  • 汚したら掃除をする
  • キャストする際は周りに気を配る
  • 海水浴客がいる場所では竿を出さない

など、釣り人としてのマナーやルールをしっかり守って釣りを楽しみましょう。

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