高田馬場の散歩スポット17選│学生街だけじゃない歴史と自然が融合する街を360度写真つきで紹介

高田の馬場とは

高田馬場駅前-早稲田口付近

高田馬場駅前-早稲田口付近

高田馬場の概要

高田馬場は新宿にある学生街として知られるエリアです。街の中心となる駅にはJR山手線、東京メトロ東西線、西武新宿線の3路線が乗り入れていて、毎日多くの人が行き交うターミナル駅として機能しています。

周辺には、早稲田大学をはじめ、専門学校や予備校が多く点在しており、学生たちで賑わう活気のある街です。特に、学生向けのリーズナブルな飲食店や居酒屋、カフェが充実しており、若者たちのライフスタイルに合った利便性の高いエリアとなっています。この交通の便の良さと学生街特有の活気が、高田馬場の特徴と言えるでしょう。

高田馬場の魅力

山手線では、新宿駅と池袋駅の間に位置しており、どちらの駅へも2駅という近さで、都心へのアクセスが良好です。また東西線や西武新宿線も通っていることから、ベットタウンとなる郊外からアクセスしやすいのも魅力のひとつとなっています。

また、このような都会的な要素に加え、緑豊かな公園や静かで落ち着いた神社、歴史的な建物などが点在しているのも魅力的です。散歩を通じて高田馬場の持つ多面的な魅力に触れ、歴史と現代が融合する独特の雰囲気を楽しむことができる街となっています。

高田馬場の歴史と文化

穴八幡宮

高田馬場は、現在の学生街としての顔だけでなく、歴史と文化が息づく街でもあります。江戸時代に遡ると、この地は「馬場」(馬術の訓練場)として機能しており、その名残が現在の「高田馬場」という地名に引き継がれています。この訓練場は、現在の山手線沿いに広がっていたと言われています。

高田馬場の文化人たち

高田馬場は、江戸時代や明治・大正時代に数多くの文化人が住んだ場所としても知られています。特に近くにある早稲田大学の影響を受け、文豪や学者がこの地に集まりました。

また、文学者だけでなく、近隣にある坪内博士記念演劇博物館や早稲田松竹映画劇場など、演劇や映画の文化とも深い関わりを持っています。こうした文化施設は、現代に至るまで街の一部として残り、訪れる人々に高田馬場の歴史と文化を感じさせてくれる場所となっています。

神社と寺院の存在

高田馬場には、歴史的な神社や寺院も点在しており、地域の人々に長年親しまれてきました。例えば、江戸時代から続く穴八幡宮は、武運長久や商売繁盛を祈願するために多くの参拝客が訪れる場所です。

さらに、高田氷川神社や新宿下落合氷川神社などもあり、古くから人々の信仰の対象となってきました。これらの神社や寺院は、街の散歩中にふとした静寂と歴史を感じさせる場所でもあります。

高田馬場の歴史と文化は、現代の学生街としての賑わいの中にも静かに息づいており、散歩を通じてその奥深さを感じることができるでしょう。次章では、高田馬場周辺に点在する散歩スポットについて詳しく紹介していきます。

高田馬場周辺の散歩スポット

戸山公園

戸山公園は高田馬場駅から徒歩10分ほどの場所にある、緑豊かです。広さは18万6千平方メートルと広大で、明治通りを挟んで東側と西側に分かれています。

都心にいながらも自然を感じられるスポットとして、多くの地元住民や訪れる人々に親しまれていて、散歩を楽しむ人も多くいます。

園内には「箱根山」と呼ばれる丘があります。この箱根山の高さは44.6メートル歯科ありませんが、新宿では一番高い場所となっていて、周辺のビル群などを一望できる展望スポットとなっています。

また、子供向けの遊具や散歩道が整備されているため、家族連れにも人気の場所です。春には桜が咲き誇り、花見の名所としても知られ、季節ごとに異なる風景を楽しめるのも魅力です。

戸塚公園

戸塚公園は高田馬場駅から徒歩10分ほどの場所にある、落ち着いた雰囲気の公園です。規模は大きくありませんが、芝生広場やベンチがあり、のんびりと過ごすのに最適な場所です。

特に地元の住民が日常的に訪れる憩いの場として愛されています。公園の周辺は閑静な住宅街に囲まれており、都会の喧騒を忘れさせてくれる静かな環境です。

散歩の途中に立ち寄って一休みしたり、読書を楽しんだりと、リラックスした時間を過ごすのにぴったりなスポットと言えるでしょう。

おとめ山公園

おとめ山公園は高田馬場駅から徒歩7~8分ほどの場所にある、自然豊かで歴史を感じる公園です。

江戸時代から続くこの公園は、かつては将軍家の鷹狩場として使われていたという由緒正しい場所です。園内には湧水が流れ、池や小川があり、四季折々の自然を楽しむことができます。

特に春は新緑、秋は紅葉が美しく、都会にいながらも自然を満喫できる癒しのスポットです。静かな環境の中でのんびりと散歩を楽しむのに最適な公園です。

高田馬場公園

高田馬場公園は高田馬場駅から徒歩5分ほどの場所にある、アクセスの良い小さな公園です。公園の中心には遊具や広場があり、地元の子どもたちが遊ぶ姿が見られます。

木々が生い茂り、ベンチも多く配置されているため、散歩の途中で休憩に立ち寄るのにも向いているスポットです。都会の喧騒から一息つける場所として、リラックスしたひと時を過ごせる場所です。

甘泉園公園

甘泉園公園は高田馬場駅から徒歩15~20分ほどの場所にある、静かで風情ある日本庭園風の公園です。この公園は、もともと江戸時代に旗本の屋敷があった場所に整備されたため、歴史的な趣があります。

園内には池や橋があり、手入れの行き届いた庭園が広がっていて、都会の中にひっそりとたたずむ隠れ家的な存在です。訪れる人は、心落ち着く景観と静寂を楽しみながら散歩をすることができます。

早稲田大学 早稲田キャンパス

早稲田大学 早稲田キャンパスは高田馬場駅から徒歩15~20分ほどの場所にある、国内屈指の名門大学です。キャンパス内は授業期間であれば自由に散策することができ、学びの雰囲気を味わいながら散歩を楽しめるスポットとなっています。

学生や研究者が集まる活気あふれるキャンパスには緑も多く、四季折々違う雰囲気を味わうことができます。また、歴史的な建物や記念碑が点在しており、早稲田の長い歴史と伝統を感じることができるのも魅力のひとつです。

また、事前予約が必要ですが「ガイドツアー」も開催されていますので、興味のある方は参加してみるのもおすすめです。公式サイトでは「早稲田キャンパス みどころMAP」も用意されていますので、散歩を楽しむ前にチェックするとより散歩が楽しくなるでしょう。

會津八一記念博物館

會津八一記念博物館は高田馬場駅から徒歩20分ほどの場所、早稲田大学 早稲田キャンパス内にある博物館です。早稲田大学の名誉教授である會津八一の業績を記念して1998年に設立されました。

會津八一は書家、歌人、東洋美術史家としても著名で、彼の作品や収集した東洋美術のコレクションが展示されています。建物自体が歴史的な風格を持ち、静かで落ち着いた空間の中で芸術や歴史に触れることができます。

散歩の途中で立ち寄り、深い文化的な体験を味わえる魅力的なスポットです。

坪内博士記念演劇博物館

坪内博士記念演劇博物館は、こちらも高田馬場駅から徒歩20分ほどの場所、早稲田大学 早稲田キャンパス内にある博物館です。アジアでは唯一の演劇を扱う博物館となっています。

早稲田大学の演劇研究の礎を築いた坪内逍遥を記念して建てられたこの博物館では、日本や西洋の演劇に関する貴重な資料が多数展示されています。

建物自体が美しいデザインで、演劇の歴史や文化に浸りながら、学問と芸術の融合を体感することができる場所です。演劇ファンはもちろん、文化に興味がある人であれば散歩の途中でぜひ立ち寄りたいスポットとなっています。。

さかえ通り商店街

さかえ通り商店街はJR高田馬場駅の早稲田口を出てすぐの場所にある、活気あふれる商店街です。この商店街には、昔ながらの飲食店や雑貨店、カフェなどが軒を連ねており、地元の人々だけでなく、学生や観光客にも人気があります。

学生街にある商店街ということもあって、リーズナブルな飲食店が多く、特にランチタイムや夕食時には賑わいを見せます。

食べ歩きを楽しんだり、街の雰囲気を感じながらゆっくりと散策するのに最適なスポットです。

ビッグボックス高田馬場店

ビッグボックス高田馬場店

ビッグボックス高田馬場店

ビッグボックス高田馬場店は高田馬場駅の眼の前にある、大型商業施設です。ファッション、雑貨、飲食店、フィットネスジムなど、さまざまな店舗が入っており、ショッピングを楽しむことができます。

特に駅から直結しているため、利便性が高く、学生や通勤客にとって便利な場所となっています。日常の買い物はもちろん、気軽に立ち寄れるスポットとして人気があります。

早稲田松竹映画劇場

早稲田松竹映画劇場は高田馬場駅から徒歩4~5分ほどの場所にある、歴史ある映画館です。

この劇場では、最新のハリウッド映画から、名作邦画・洋画の二本立てまで、多様な作品が上映されており、映画ファンにとって見逃せない場所です。特に、アート性の高い作品や古典的な映画が多く取り上げられており、映画の深い魅力を堪能できるのが特徴です。

映画館自体がどこか懐かしい雰囲気を持っており、特別な映画体験ができるスポットです。

新宿下落合氷川神社

新宿下落合氷川神社は高田馬場駅から徒歩10分ほどの場所にある、歴史深い神社です。その創始は、第五代孝昭天皇の御代(約2400年前)とも、それ以前の時代とも伝えられており、とても長い歴史を持つ神社として知られています。

この神社には、素盞嗚命(スサノオノミコト)、奇稲田姫命(イナダヒメノミコト)、大己貴命(オオナムチノミコト)の三柱の神々が祀られており、古くから地域の守り神として信仰を集めています。

境内は豊かな緑に囲まれ、四季折々の自然が美しく、訪れる人々に静寂と癒しを与えてくれます。特に初詣やお祭りの時期には多くの参拝者が多く訪れ、地域に根付いた信仰の場として親しまれています。歴史ある神社でありながら、現代でもその存在感を強く感じさせる、新宿の一角にある静かな癒しの場所です。

諏訪神社

諏訪神社は高田馬場駅から徒歩10分ほどの場所にある、静かな住宅街に佇む神社です。

この神社は、武勇の神である建御名方命(タケミナカタノミコト)を主祭神として祀っており、古くから地域の人々の信仰を集めています。

境内は緑豊かで、参道を歩くと木々に囲まれた厳かな雰囲気を感じることができます。静かで落ち着いた空間の中、散歩途中に立ち寄って心を落ち着けるのに最適なスポットです。

高田氷川神社

高田氷川神社は高田馬場駅から徒歩10~15分ほどの場所にある、由緒ある神社です。

主祭神には素盞嗚命(スサノオノミコト)が祀られており、地域の人々から悪疫除けや厄除けの守護神として厚く信仰されています。

小さな神社ですが、境内には古い木々が立ち並び、心穏やかに参拝することができます。都会の喧騒から離れ、静かなひとときを過ごすのにぴったりな場所です。

西早稲田天祖神社

西早稲田天祖神社は高田馬場駅から徒歩12~13分ほどの場所にある、歴史ある神社です。創建は江戸時代前期の正保2年(1645年)で、豊臣秀吉の家臣「小泉源兵衛」が当時荒れ地だったこの地を開墾し、神社を創建したという説が有力です。

創建当初は「神明宮」や「神明神社」と称されていましたが、明治3年の大教宣布により現在の「天祖神社」に改称されました。

この神社は天照大神(アマテラスオオミカミ)を主祭神として祀り、地元の人々に長年親しまれています。

境内は静かで落ち着いた雰囲気が漂い、都会の喧騒を離れて心安らぐ場所です。住宅街に溶け込むように存在し、地域の信仰の中心として、地元の行事や祭りが行われるなど、長い歴史と共に地域に根付いている神社です。

穴八幡宮

穴八幡宮は高田馬場駅から徒歩15~20分ほどの場所にある、歴史と格式を誇る神社です。

創建は1062年とされ、長い歴史の中で多くの人々に崇敬されてきました。主祭神は応神天皇(オウジンテンノウ)で、特に商売繁盛や学業成就のご利益があることで有名です。

毎年冬至から節分までの期間に授与される「一陽来復のお守り」は特に人気があり、多くの参拝者が訪れます。豊かな自然に囲まれた境内は、静かで厳かな空気に満ち、参拝や散歩を楽しむことができる場所です。

玄国寺

玄国寺は高田馬場駅から徒歩5~6分ほどの場所にある、浄土宗の寺院です。室町時代に創建され、長い歴史を持つこの寺院は、都会の中にありながらも静寂に包まれた場所です。

特に境内には、美しい庭園と本堂があり、四季折々の自然を感じることができます。参拝者は少なく、静かで落ち着いた雰囲気が魅力のひとつです。心を鎮めながら歴史ある建物と自然の調和を楽しむことができます。

散歩を彩る風物詩やイベント

戸山公園-紅葉

戸山公園-紅葉

高田馬場は、四季折々の風景を楽しめるだけでなく、様々なイベントや季節の風物詩が散歩をさらに楽しくしてくれます。春の桜、夏の祭り、秋の紅葉、冬の風物詩など、一年を通じて散歩に彩りを加えるイベントが満載です。ここでは、高田馬場での散歩をより楽しくさせてくれるイベントや季節の風物詩を紹介します。

春:桜の名所巡り

高田馬場周辺には桜を楽しめる公園など、花見スポットもいくつかあります。特に、戸山公園やおとめ山公園では、桜の木の下をゆっくり散策することができ、地元の人々や観光客で賑わいます。

高田馬場は大規模な観光名所ではありませんが、その分、ゆったりとした雰囲気の中でお花見が楽しめるのが魅力です。桜の下でのんびりと歩きながら、春の暖かさを感じるひとときは格別です。

夏:神社のお祭りと縁日

夏には、高田馬場周辺の神社で数々の夏祭りや縁日が開催されます。特に、穴八幡宮や氷川神社では地域に根ざした伝統的なお祭りが行われ、提灯や屋台が並び、賑やかな雰囲気に包まれます。

子どもから大人まで楽しめる縁日は、地域の絆を感じさせ、夏の暑さを吹き飛ばす活気があります。夜には神輿が巡行し、太鼓や笛の音が響く中、夏の夜の散歩を楽しむことができます。

秋:紅葉散策

秋には、公園やキャンパスの木々が紅葉に染まり、高田馬場周辺も美しい秋景色が広がります。

特に甘泉園公園や早稲田大学キャンパス内の木々が赤や黄色に色づき、散策するのにぴったりの季節です。紅葉の美しい道を歩きながら、秋風を感じ、都会の中にある自然の豊かさを堪能できるでしょう。

また、文化の香り高い早稲田キャンパスで開催される学園祭も秋の名物イベントとなっています。

冬:初詣と冬の梅の花

冬の高田馬場では、新年を迎える初詣が大きなイベントとなります。特に、穴八幡宮や氷川神社といった地域の神社には、毎年多くの参拝者が訪れ、1年の無事や幸福を祈願します。

穴八幡宮は、商売繁盛や家内安全を祈る人々にとって重要な神社で、荘厳な雰囲気の中、新年の清々しい空気を感じながらの参拝は特別な体験です。

また、氷川神社や下落合氷川神社も静かな参拝スポットとして人気があり、落ち着いた雰囲気の中で新年の祈願ができます。

さらに、冬の終わり頃、1月末から2月にかけて、甘泉園公園やおとめ山公園では、早咲きの梅の花が冬の景色に彩りを加えます。寒さの中に可憐に咲く梅の花は、まだ冷たい風が吹く冬の散歩を一層趣深いものにしてくれます。

冬の梅を眺めながら、静かで穏やかな散歩を楽しむことができ、冬ならではの自然の美しさに触れることができるでしょう。

高田馬場へのアクセス

高田馬場駅は、JR山手線、東京メトロ東西線、西武新宿線の3路線が乗り入れるターミナル駅となっていて、新宿や池袋など都心部からはもちろん、郊外からのアクセスも良好なエリアとなっています。

終わりに

高田馬場駅前のロータリー

高田馬場駅前のロータリー

高田馬場は、学生街としての活気に加え、歴史や自然、文化を感じられる散歩スポットが点在する魅力的なエリアです。アクセスも非常に良く、都心からのちょっとしたお出かけにも最適な場所です。

戸山公園や甘泉園公園といった自然豊かな公園を巡り、早稲田大学キャンパスの歴史に触れ、さらに地元の神社などで伝統に触れる散歩は、高田馬場ならではの体験ができるでしょう。

季節ごとのイベントや風物詩が街を彩り、都心にいながら春の桜や秋の紅葉、冬の梅の花といった自然の美しさを楽しめることも、この街の魅力の一つです。街の喧騒を少し離れて、歴史と自然が調和する高田馬場の散歩を、ぜひ楽しんでみてください。

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