花園神社は新宿の最強パワースポット!360度写真付きでレポート。

花園神社の概要

花園神社は東京都新宿区にある神社です。歓楽街として有名な歌舞伎町や新宿区役所などがすぐ近くにあり、大都会の中心部に鎮座しています。

由緒

正確な創建の時期は不明なものの、徳川家康の江戸開府(1603年)よりも前から新宿の総鎮守(そうちんじゅ)として新宿の発展を見守り続けてきた歴史があります。

特定の地域を守護するために祀られた神様のことを鎮守神(ちんじゅがみ)と言います。花園神社は大都会新宿にとっていわゆる守護神的な存在です。

もともとは現在の場所よりも250メートルほど南、現在の伊勢丹デパート付近にあり、名前も「三光院稲荷」と呼ばれていました。

しかし、この三光院稲荷が朝倉筑後守という旗本の下屋敷の敷地に囲まれてしまい参拝できなくなってしまったため、現在の場所に遷座されました。
(「遷座(せんざ)」とは、神体を他の場所に移すことを言います)

当時、移された先の場所は尾張藩下屋敷の庭の一部でたくさんの花が咲き乱れていて、そこから「花園神社」と呼ばれるようになったのが名前の由来です。

御祭神と御利益

花園神社に祀られている神様は、

  • 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
  • 日本武尊(やまとたけるのみこと)

の2柱です。

また、花園神社の境内には

  • 芸能浅間神社
  • 威徳稲荷神社

などの摂末社(せつまつしゃ)があり、それぞれ御祭神がことなります。その分ご利益も多岐にわたります。商売繁盛や厄除け、縁結びや夫婦和合から子授けなど、様々なご利益が期待できます。
(「摂末社(せつまつしゃ)」とは、その神社の管理に属する小規模な神社のことです)

花園神社の特徴

境内には日本神話に登場する女神「花之佐久夜毘売」が祀られている「芸能浅間神社」があります。浅間神社は全国各地にありますが、芸能に関わりのあるのは浅間神社は珍しく、芸能のご利益を受けるために、花園神社と浅間神社を参拝する芸能人も数多くいます。

芸能浅間神社の隣には、宇多田ヒカルの母である藤圭子の「圭子の夢は夜ひらく」の歌碑が建っています。上の360度写真に写っている鳥居の右手奥にあるのが、その歌碑です。

きっかけは火災からの再建

花園神社は火災によって社殿が焼失したという過去を持っているのですが、1780年と1811年の火災の際に、境内に劇場を設けて見世物や演劇、踊りなどを興行することで、消失した社殿を再建してきました。そのことから、芸能に関する御利益があると言われるようになりました。

現在でも花園神社の酉の市の日には、見世物小屋「大寅興行社」開催されています。大寅興行社は現存する最後の見世物小屋と言われていて、一見の価値があります。

酉の市は毎年11月の酉の日に開催されています。

2020年の酉の市は、

  • 11月2日(一の酉)
  • 11月14日(二の酉)
  • 11月26日(三の酉)

2021年の酉の市は

  • 11月9日(一の酉)
  • 11月21日(二の酉)

のスケジュールで開催予定となっています。
※それぞれ前日に前夜祭も開催されます

見世物小屋の料金は以下。

  • 大人800円
  • 小人500円
  • 幼児300円

タイミングがあえばぜひ一度は行ってみたいですね。

花園神社の360度写真

正面入口の大鳥居

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正面の入り口を抜けると、2体の狛犬と大鳥居が迎えます。

大鳥居から拝殿へと続く参道

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大鳥居をくぐり、拝殿のある広場へと続く参道です。大都会新宿の中にありながら、落ち着いた雰囲気があります。

手水舎

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花園神社の手水舎です。参拝する際は、まずはここで手と口を清めます。

唐獅子へ続く通路

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手水舎のわきには唐獅子へと続く通廊があります。花園神社の唐獅子は、新宿区の有形文化財にもなっています。製作者は江戸時代後期の鋳金家「村田整珉」という方で、文政4年(1821年)にこちらの唐獅子を製作したとのことです。

威徳稲荷神社

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拝殿へと続く通路の右手には、花園神社の摂末社のひとつ「威徳稲荷神社」があります。威徳稲荷神社へと続く通路にはたくさんの赤い鳥居が並んでいます。

花園神社-360度写真-08

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鳥居のトンネルを抜けると、威徳稲荷神社が鎮座しています。

花園神社の拝殿

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正面入口の大鳥居からまっすぐ進み、階段を上ると拝殿があります。拝殿の左手にはオフィスビルが建っています。

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拝殿の右手には古くなった神札などを納める「納め大明神」があります。また、拝殿の右手に見える建物は「社務所」となっています。

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先述した通り、花園神社は何度も火災によって社殿が焼失した過去を持っています。現在の拝殿は昭和40年6月に建造された鉄筋コンクリートの社殿となっています。

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拝殿の両サイドには絵馬掛所(えまかけどころ)が用意されています。

拝殿の横

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拝殿の左手側面の360度写真です。裏手には鳥居が見えます。

拝殿の裏手にある出入り口

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拝殿の左手を進むと、鳥居が建てられた裏手の出入り口があります。

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JR新宿駅へ向かうには、この裏手を出たほうが近いです。

花園神社の基本情報

住所とアクセス

住所

住所は「東京都新宿区新宿5-17-3」です。

電車

最寄り駅は東京メトロ丸の内線・副都心線・都営新宿線の「新宿三丁目駅」で、E2出口から徒歩0分と本当に目の前にあります。

JR・小田急線・京王線の「新宿駅」からも徒歩7分と歩いていける距離です。

バス

バスを使う場合は、

  • 都営バス「品97系統・新宿西口行き」で「新宿三丁目」下車
  • 都営バス「早77系統・早稲田行き」で「新宿伊勢丹前」下車

すると、それぞれのバス停から徒歩3分程度です。

車・駐車場

車で行く場合は「首都高速4号新宿線」新宿出口より約5分です。

専用の駐車場はありませんので、近隣のコインパーキングを利用することになります。

参拝時間

  • 御祈祷:9:30~16:30
  • 社務所:8:00~20:00
  • 初詣は24時間
  • 定休日:なし

最後に

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花園神社で開かれる酉の市(大酉祭)は、関東三大酉の市の1つとしても有名な酉の市です。上でも書いた見世物小屋のほか、屋台も並ぶ規模の大きなお祭りです。

大都会のビルに囲まれた神社で開催される一風変わったお祭りで、商売繁盛を祈願してみてはいかがでしょうか。

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