平和の森公園の概要
平和の森公園は東京都大田区にある区立公園です。広さ約99,000平方メートルで、大田区では一番広い公園となっています。もともと平和島運河という河が流れていた場所を埋め立てて作られた公園で、1982年5月に開園しました。
公園の真ん中を貫くように環状七号線が走り、この環七を堺に北側と南側の2つのエリアに分けられています。
北側エリアには、
- 芝生が広がる「平和の広場」
- 桜が植樹されている「見晴らし広場」
- 池釣りが楽しめる「ひょうたん池」
- 水遊びができる「カスケード」
南側エリアには
- フィールドアスレチック
- テニスコート
- アーチェリー場
- 弓道場
- ゲートボール場
など、様々なタイプの施設が備わっています。
これら施設の中でも特に人気なのが南側エリアにあるフィールドアスレチックです。東京都内では最大級のフィールドアスレチックで、大田区外からも沢山の子連れ家族が訪れる人気スポットとなっています。
平和の森公園フィールドアスレチック
平和の森公園のフィールドアスレチックには、全40種類ものアスレチックが備わっていて、小学生以上のお子さんであれば誰でも本格的なアスレチックを楽しむことができます。
スタートからゴールまで一つずつアスレチックをクリアしていき、入口で貰える点数表をもとに高得点を目指すゲーム性のある作りとなっています。コースの中には小学生にとって難易度の高いアスレチックもあり、高学年のお子さんでも十分に楽しめるかと思います。
コースの中で特に子どもたちに人気なのが池を利用して作らた水上アスレチック。落ちてしまうとずぶ濡れになってしまうので見ている親もドキドキハラハラさせられます。
有料ではありますが、高校生以上360円、小中学生100円とリーズナブルでコスパはかなり高いレジャースポットと言えるでしょう。
フィールドアスレチックのマップ
フィールドアスレチックの全体マップです。各アスレチックに1~40の番号が振られていて、順番にコースを巡っていきます。各アスレチックには「③八景坂渡り」「⑬羽田の渡し」「㉚洗足池もぐり」など、大田区にちなんだ名前が付けられています。
フィールドアスレチックのコース(360度写真)
平和の森公園事務所
公園事務所のある場所がフィールドアスレチックの入口となっています。券売機があるので、そこでチケットを購入して入場しましょう。
更衣室
フィールドアスレチック内に入場すると、洗い場と更衣室があります。更衣室内にはコインロッカーがあるので、着替えなどの荷物は預けておくことが可能です。
スタート地点
フィールドアスレチックのスタート地点、最初のアスレチックです。「大田区探訪へ出発」と名付けられたアスレチックで、小さな鳥居をくぐったり、立てられた丸太から丸太へ飛び移ったりするコースで、小さいお子さんでも難なくクリアできる足慣し的なポイントです。
海苔ひびつたい
丸い鉄の輪で作られた壁をつたったあと、雲梯(うんてい)を渡るコースです。
八景坂渡り
吊られた一本の丸太でできた揺れる橋を渡るコースです。あまり高さはありませんので、小さなお子さんでも楽しんでクリアすることができます。
磐井の井戸探検
筒状になったアスレチックの壁をよじ登り、ロープで筒の中に降りていくコースです。小さい子は少し手助けが必要かもしれません。
富士講灯籠のぼり
1本の丸太でできた橋を登り、縄梯子を降りてくるコースです。頂上の部分は高さもそこそこあって少しずつ難易度が上がっていくのがわかります。
三原通り歩き
水上アスレチックのあるエリアへと続く橋です。揺れる吊橋を渡って行きます。
鳥居くぐり
一本の細い丸太にぶら下がったまま横移動で向こう側へと渡ります。雲梯と同じく腕の力が必要です。
新田めぐり
池に浮かぶ筏(いかだ)を向こう岸まで渡って戻ってくる水上のアスレチックです。人気が高く、行列ができていました。
簡単そうに見えて意外に難しく、池に落ちてしまう子供もたくさんいます。池は大人の膝くらい深さしか無いので落ちても溺れることはありませんが、落ち方によっては全身ずぶ濡れです。
ちなみに、体重の重い大人だと難易度が更に上がります。恐がる子供のために一緒に挑戦するパパさんを何人か見ましたが、大人の体重だと筏の沈み込みが激しくバランスを取るのは至難の業です。子供と一緒に渡る場合は、大人も落ちてしまう可能性大なのでパパさんも濡れても良い格好で挑戦しましょう。
小富士渡り
池のそばにある、揺れる丸太の橋を渡るアスレチックです。
多摩川横断
水上に設けられた縄梯子をよじ登ったり、ターザンロープで向こう側へと渡ったりするアスレチックです。ターザンロープは小さい子にとっては難易度が高めです。
羽田の渡し
たらい舟に乗って池を1周するコースです。意外にバランスを取るのが難しい様子です。
たらい舟の他、浮かぶタイヤの舟もあるのですが、たらいよりもバランスを取るのが難しく、落ちずに1周するのは至難の業です。
清水窪湧水水車まわし
水車に乗って、足で水車を回すアスレチックです。水の入った水車がかなり重く、小学生だけでは回すのは難しいかもしれません。タイミングを合わせて全体重を使って踏み込まないとなかなか回せません。
クスノキのぼり
かなり高さのあるアスレチックで、小学生低学年の子はちょっと恐いかもしれません。高い場所にはられた筒状の縄梯子の中を移動しなくてはなりません。
矢口の渡し
小さな筏に乗って、ロープを手繰り寄せながら向こう岸まで渡るアスレチックです。バランスを取るのが難しく、落ちてしまう子供続出です。片方のロープだけではなく、きちんと両手で左右両方のロープを引っ張るのがバランスを取るコツです。
絵巻物渡り
縄梯子を登ったり降りたりするアスレチックです。高さもそこそこあり、小さなお子さんにとっては難易度が高めです。
前方後円かけぬけ
傾斜のある円になったコースをぐるぐると5周駆け抜けるアスレチックです。
ターザンロープ
ターザンといっても座るタイプのターザンロープです。
洗足池もぐり
筒状になった縄梯子トンネルの中を進むアスレチックです。トンネルが途中でぐるっと一回転していて、小さい子は入るのに勇気が試されます。
泉の源探検・郷倉渡り
大きくて迫力のあるアスレチックです。まずは筒状の縄梯子を登ったあと、丸太やロープの橋をゆっくりと降りてくるコースです。高さがあるので小さなお子さんは勇気が必要です。
額引き上げ
丸太が3つくくりつけられたロープを引っ張って落ち上げるアスレチックです。1つ目~2つ目までは持ち上げられても、3つ目の丸太がなかなか持ち上げられない子が多かったです。
土器まわり
丸太や縄梯子など複数のアスレチックが円状に並べられたコースです。
石段のぼりおり
ゆらゆらとゆれる丸太の階段を登って、降りるときはロープだけで作られた階段を降りるアスレチックです。ロープだけの階段は意外に難易度が高そうです。
雑木林移り
縦に吊るされた丸太から丸太へと移っていくアスレチックです。不安定な丸太にしがみついて移動していきます。
内川渡り
ゴール直前、最後のアスレチックは内川渡りという綱渡りのアスレチックです。何本もはられた綱の上を渡っていきます。
注意点
平和の森公園のフィールドアスレチックを楽しむために、いくつか注意点もあります。
小学生未満は遊べません
フィールドアスレチックが利用できるのは小学生以上となっています。小学生未満は利用できませんのでご注意ください。
なお、平和の森公園には未就学児用のアスレチックも用意されていて、そちらは無料で利用することができます。
着替えの用意は必須
水上アスレチックは見た目上に難しくて池に落ちてしまうことも多いので、着替えは必ず用意して行きましょう。上手に落ちない子もいますが、着替えを持って落ちることを覚悟していたほうが思いっきり楽しむことが可能です。
全身ずぶ濡れになっても良いように、上着だけでなく下着も含めすべて着替えられるように準備していくことをおすすめします。
駐車場は行列も
平和の森公園にはリーズナブルな駐車場が備わっていますが、休日等は混雑が予想されます。筆者が訪れたのが8月の日曜日だったのですが、駐車場に数台の行列ができていました。
もし満車となってしまっている場合、隣りにある平和島公園の駐車場を利用すると良いでしょう。
飲食禁止&売店
フィールドアスレチック内は飲食が禁止となっていますので、食事などは済ませてきましょう。平和の森公園内には芝生の広場など、ピクニック気分で食事ができる場所がありますので、利用すると良いでしょう。
ただし、公園内には売店やコンビニなどはありませんので、事前に買い出ししておく必要があります。
フィールドアスレチックの基本情報
- 時間:9:30~16:30(入場は15時まで)
- 休園日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌平日が休園)、年末年始
- 料金:高校生以上360円、小中学生100円
- 住所:大田区平和の森公園2番1号
- 最寄り駅:京浜急行本線「平和島」徒歩10分
- 駐車場:あり(有料/30分100円)
駐車場前の360度写真です。公園脇と高架橋下の駐車場は入口が別となっています。
平和の森公園フィールドアスレチックに関する皆のツイート
平和の森公園フィールドアスレチックへ行ってきました。面白かった!着替え持っていきましたが、使わずに済みました。ただし、激混みで一周するのに2時間半もかかるという…。 pic.twitter.com/EWecHLjFEK
— 白井とおる(小金井市議会議員)@オンライン&新しい生活様式 (@shirai106) September 21, 2020
平和の森公園フィールドアスレチック
朝からFORTNITEやっている長男
不健康全開
ココへ行くことにし、ボイチャの同級生も勧誘
OKで友達コミでGO入場料払った以上オレも参加
マリンシューズと速乾サイクルウェアで挑戦
筏のところで落水
オレしか運転できないのに😂
筏は70kgの体重は考慮外だった😅 pic.twitter.com/JHsOCgrLSL— トライム (@toraimu3770) July 12, 2020
【おでかけ★★★★☆】
1週間前ですが…記録として。
大田区の「平和の森公園」へ。
けっこうよかったです‼️アスレチック場があり、学生がいっぱいいました💡
水のアスレチックは難易度高そうでしたね~池ポチャ続出でした😁息子は幼児アスレチック場の方が楽しそうに遊んでいました☺️ pic.twitter.com/CA91OtwwON
— らんちゃん (@FF95418291) March 14, 2020
平和島にある平和の森公園のアスレチック。落ちたら一巻の終わり。この状態で「パパ!もう無理!」と言われて焦った。 pic.twitter.com/idewkXI9lr
— ハト胸a.k.a.たけし (@buster_beach18) March 31, 2019
最後に
平和の森公園のフィールドアスレチックのおすすめポイントはコスパの良さです。駐車場の料金も含め、都内にしてはかなりリーズナブルなレジャースポットです。
また、アスレチックの難易度も小学生のお子さんにはちょうど良く、普段遊んでいる公園のアスレチックでは味わえないスリルがあり、ちょっと勇気が必要なところもおすすめポイントの一つです。きっとお子さんの成長を感じることができるかと思います。
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