翼港の釣り場は狙える魚種が豊富!青物の実績も多いポイントを360度写真付きで紹介

翼港の概要

翼港は兵庫県の淡路島(淡路市楠本)にあるトレジャーボート等の停泊地として活用されている小さな港です。正式名称は「あわじ交流の翼港海の駅」で、ビジターバースに加えトイレや売店、休憩所などが備わっています。

また、南側、西側の護岸や、翼港東側から伸びる防波堤では釣りをすることができ、淡路島の中でも人気の高い釣りスポットにもなっています。

場所は淡路島の東海岸(大阪湾側)、明石海峡近くに位置しています。国営明石海峡公園の沖に作られた小さな人工島ですが、淡路インターから車で10分ほどとアクセスしやすいことが釣り場として人気の高い理由の一つです。

台風被害からの復旧

翼港は2018年の台風20号の被害により閉鎖され釣りもできなくなっておりましたが、2020年3月2日には営業が再開され、釣り場としても利用可能となっています。

翼港の基本情報

  • 住所:兵庫県淡路市大字楠本字ユスノ木2267-10
  • 電話番号:0799-74-1000
  • 営業時間
    平日:8時~20時
    土日祝(4月~12月):6時~20時
    土日祝(1月~3月):8時~20時
  • 料金:清掃協力金として500円(中学生以下は無料)
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり(有料:1台500円)

詳細は「国土交通省」のページを参照ください。

翼港の釣り場

翼港は明石海峡が近いのと沖に作られた港という条件も重なり、潮流が早く潮通しが良いことで知られています。狙える魚種も豊富で、アジやイワシなどはもちろん、アオリイカやタチウオなどの大物まで様々です。

中でもハマチ(ブリ)などの大型の青物は人気のターゲットとなっていて、翼港で青物が釣れた情報が出ると連日たくさんの釣り人が竿を振りにやってきます。

翼港-釣り場の全体像

翼港-釣り場の全体像

翼港で釣りが可能なポイントは

  1. 翼港東側から伸びる防波堤
  2. 西側、南側の護岸
  3. 北側の水道

など少しずつ環境の異なるポイントが複数あります。

いずれも足場は良く、また全面柵が設けられていますので子連れのファミリーフィッシングにも最適な釣りスポットと言えるでしょう。海の駅内にはトイレがある他、釣具のレンタルや釣り餌を販売している売店もあり、いたれりつくせりな環境が揃っています。

①翼港東側から伸びる防波堤

翼港の防波堤

翼港の防波堤

翼港の中でも一番人気の釣りポイントです。港の東から北東に約185メートルほど伸びる防波堤で、外海側と内海側の両方で釣りが行なえます。

防波堤の外海川

外海側は潮通しがよく、青物を狙いたい場合はぜひ釣座を確保したいポイントです。

水深は深く、遠投すると20~30メートルの水深となっています。潮流が早いため、ジグなどのルアーは最低でも40g以上のものを使うと良いでしょう。軽いルアーだと流されてしまい他の釣り人とオマツリしてしまいますので注意が必要です。

青物以外にもジグサビキでサバやアジなどを狙っても面白いポイントです。また、エギングでアオリイカの実績も高い他、日が落ちてからタチウオを狙ってみるのも良いでしょう。

全面柵が設けられていますので子連れのファミリーフィッシングにも向いています。ただし潮流が早く仕掛けが流されてしまいますのでその点は注意が必要です。足元では胴付き仕掛けでカワハギや根魚などが狙えます。

防波堤の内海側

外海川に比べだいぶ穏やかな海となっていますので、初心者にお勧めのサビキ釣りをするなら内海側が良いでしょう。アジやイワシなどが入っていれば入れ食いで数釣りが楽しめます。

タイミングさえ合えば小さなお子さんでも簡単に釣ることができますので、釣りが初めての場合まずはサビキ釣りからスタートするのがおすすめです。アジは朝マヅメ・夕マヅメに回ってくることが多いので、その時間帯を狙うことで超過アップが期待できます。

なお、防波堤付け根付近(桟橋がある付近)は釣り禁止となっていますのでご注意ください。

②西側、南側の護岸

人工島の西側、南側の護岸でも釣りが楽しめます。こちらも全面柵が設置されていて、子連れのファミリーフィッシングでも安心です。

こちらも狙える魚種は豊富で、アジなどの小物からハマチなどの大型の青物の釣果も期待できます。また、クロダイの狙えるポイントとしても知られています。

防波堤の外海側と同じく潮流が早いので仕掛けが流されてしまいますのでオマツリには注意しましょう。

北側の水道

翼港-北側の護岸

翼港-北側の護岸

翼港の人工島と淡路島との間にあるポイントで、完全に海水域ではありますが狭い水道となっているポイントです。ターゲットとなる魚種は他のポイントに比べ少なくなってしまいますが、その分人は少ないので釣座の確保はしやすいです。

奥まった場所ですが、アジなどの小物は回ってきますのでタイミングが合えば初心者でも釣果は出しやすいでしょう。アジ以外にもメバルやカサゴなどの根魚の他、アオリイカなども狙えます。

また、翼港(人工島)と淡路島とを結ぶ橋があり、その端の下でも釣りが行なえます。架橋付近は魚も寄りやすいので積極的に狙ってみると良いかもしれません。

立入禁止エリア

翼港-立入禁止の場所

翼港-立入禁止の場所

翼港には一般の方の立ち入りが禁止されている場所があります。翼港の人工島が半円状になっていますが、直線部分(写真の黄色く塗った場所)は立入禁止となっていますのでご注意ください。ルールを守らないと釣り自体が禁止となってしう可能性があります。貴重な釣り場をなくさないためにも必ずルールは守りましょう。

釣具レンタルや釣り餌販売もあります

翼港には売店があり、現地で釣り餌を購入することができます。また、釣り道具のレンタルサービスも行っていて、手ぶらで行っても釣りが楽しめるようになっています。

釣り餌やレンタルの料金は

  • 釣具レンタル(エサ無し):800円
  • 釣具レンタル(エサ付き):1150円
  • オキアミ:450円
  • アミコマセ:小350円、大730円

となっています。(料金が変わっている可能性もありますので、目安としてご参考ください)

翼港で釣れる魚

  • メバル
  • カサゴ
  • アイナメ
  • アオリイカ
  • クロダイ
  • シーバス

  • イワシ
  • アジ
  • サバ
  • メジナ
  • カワハギ
  • ツバス
  • サゴシ
  • タチウオ
  • キス
  • アコウ
  • タコ
  • クロダイ
  • シーバス

  • イワシ
  • アジ
  • サバ
  • メジナ
  • カワハギ
  • ハマチ・ブリ
  • サゴシ・サワラ
  • カマス
  • タチウオ
  • キス
  • アオリイカ
  • ヒイカ
  • サヨリ
  • アコウ
  • ヒラメ
  • クロダイ
  • シーバス

  • カレイ
  • メバル
  • カサゴ
  • ヒイカ
  • アイナメ
  • クロダイ
  • シーバス

みんなの釣果情報

翼港でお勧めの釣法と仕掛け

ファミリーにはサビキ釣り

子連れファミリーや釣り初心者の方の場合、堤防の内海側のポイントなどでサビキ釣りからスタートするのがお勧めです。サビキ釣りではアジやイワシ、サバなど小型の回遊魚を狙うことができ、比較的釣果も出やすい釣法となっています。

朝マヅメや夕マヅメなどの回遊のタイミングに合えば小さなお子さんでも数釣りが楽しめるでしょう。

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その時に回遊してくる魚のサイズに対応できるよう、サビキ仕掛けの号数は複数用意しておくのが理想です。特に子連れファミリーの場合は、小さな魚でも釣れることが大事だと思いますので、必ず針が小さい1号針のサビキ仕掛けも持参することをお勧めします。

釣具屋さんでは1号針のサビキ仕掛けを置いていないことも多いので、事前にネットで買っておきましょう。

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青物を狙ってジグサビキもお勧め

翼港はハマチやサゴシなど青物の釣果実績も高い釣り場です。釣りに慣れてきたらぜひ狙いたい大物となっています。ジグを使って狙うのが一般的ですが、その際に「ジグサビキ」を投げれば、ジグで青物を狙いつつ同時にサビキ部分ではアジやサバなどが釣れることもありお勧めです。

ジグがセットになった仕掛けも販売されていますので、初めてジグサビキに挑戦する方はセットを購入すると良いでしょう。

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ワインドでタチウオ

翼港ではタチウオも人気のターゲットです。ルアーで狙う場合はメタルジグやタチウオテンヤなど色々と種類がありますが、初めての方であればワインド用に販売されているジグヘッドとワームからスタートするのがお勧めです。

ワインド釣法は竿をシャクってルアーにアクションを与える釣法ですが、タチウオの活性が高い夕マヅメなどのタイミングでは、ただ巻きしているだけでも十分に食いついてきます。

なお、筆者の経験上ルアーを光らせると釣果が出やすい傾向にありますので、ルアーを選ぶ際には「夜行」や「グロー」などの記載があるものを選択しましょう。刃が鋭くすぐにリーダーを切られてしまうのでワイヤーリーダーも必須です。

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翼港へのアクセス

高速道路を使えば大阪市内から1時間ほどの距離です。

駐車場

翼港には駐車場が備わっています。ただし、翼港の営業時間内(通常8時~20時/4月~12月の土日祝のみ6時~20時)のみ利用可能です。

料金は1日駐めても1台500円とリーズナブルです。なお、翼港で釣りをする際にかかる「清掃協力金として1人500円」とは別となります。

翼港以外の淡路島内の釣りスポット

津名港

津名港は翼港から車で20~30分、淡路島の東海岸にある港です。大きな港で釣り可能なポイントもたくさんあり、中には車を横付けして釣りができるポイントもあることからファミリー層にも人気の高い釣りスポットなっています。

釣り場の環境も港内の護岸や防波堤、河口ポイントなど様々で、ポイントに応じて狙える魚種も様々です。

港の東側の護岸は柵が設置されているポイントとなっていて、子連れファミリーでも安心して釣りが行なえます。朝マヅメや夕マヅメのタイミングではサビキ釣りで数釣りが楽しめるお勧めのポイントとなっています。

津名港の詳細を以下の記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。
津名港は車横付けで釣りが楽しめるポイントあり!釣り場を360度写真付きで紹介します

洲本港

洲本港は翼港から車で40分、淡路島の東海岸にある大きな港です。

港内の護岸の他、複数の堤防や大浜海水浴場、洲本一文字(沖堤防)など、環境の異なる釣りポイントが複数あります。

港の北側には中浜公園という小さな公園があり、その公園近くにはベランダと呼ばれる柵付きの護岸もあります。お子さん連れのファミリーフィッシングの場合は、ベランダに釣座を構えると良いでしょう。

ベランダ近くの防波堤は、青物やタチウオなどの釣果実績も高いポイントとなっています。

洲本港の詳細については、以下の記事でご確認ください。
洲本港の釣り場はポイントも魚種も豊富!ファミリーフィッシングにも最適なスポットです

都志港

都志港は翼港から車で40~50分、淡路島の西海岸にある港です。車を横付けして釣りができる護岸があり、ファミリーフィッシングにも最適な釣りスポットです。

車が横付け可能な港内の護岸は水深が10メートルと深く、釣り初心者でも大物のヒットが期待できるポイントです。

また、外海に面した護岸はベランダと呼ばれる柵が付いた護岸となっていて、こちらもファミリー層にも向いている釣り場となっています。夏から秋にかけてはタチウオの釣果実績のある釣り場です。

都志港については、以下の記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
都志港の釣り場は車が横付けできるポイントあり!柵付きの護岸もあってファミリーにも最適です。

福良港

福良港は翼港から高速道路を利用して50分、淡路島の南部にある港です。鳴門海峡が近くにありますが、福良湾の奥の方に位置しているため比較的穏やかな海で、アジやイワシなどの小魚が溜まりやすい環境となっています。

釣り場となる防波堤には常夜灯が設置されていて、夜釣りの好ポイントとして知られています。アジなどの小魚を狙ってアオリイカなども寄ってきますので、ナイトエギングに挑戦してみるのも良いでしょう。

福良港の詳細については、以下の記事で紹介していますので合わせてご覧ください。
福良港の釣り場は狙える魚種が豊富!夜釣りにも最適なポイントを360度写真付きで紹介

兵庫県内の釣りスポット

翼港のある兵庫県には、淡路島以外にもまだまだたくさんの釣りスポットがあります。

以下の記事では兵庫県内の数ある釣り場の中から、ファミリーフィッシングに向いている釣りスポットを厳選して紹介しています。兵庫県内での釣行の際にはぜひご参考ください。
兵庫県の釣りスポット27選!ファミリーにおすすめなポイントを360度写真付きで紹介します

翼港のまとめ

翼港と言えば「青物の聖地」と言っても過言ではないのほど青物の釣果実績が高い釣り場ですが、その分人気が高く、夏から秋にかけてのハイシーズン中の土日は駐車場が開く前から並ばないと釣り座の確保ができないほど混雑します。

青物を狙わないのであれば、秋のハイシーズンは避けたほうが良いかもしれません。冬場はやはり釣り物が少なくなってしまいますが、メバルやカサゴなどの根魚は冬場がハイシーズンとなり、良型のメバルが初心者でも比較的簡単に釣れることがあります。

もちろん一番のお勧めは夏から秋ですが、人混みでの釣りが苦手でゆったりと釣りをしたい場合は冬の翼港での釣りもお勧めです。

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