兼久ビーチの概要
兼久ビーチは沖縄県うるま市にある天然のビーチです。浜比嘉島という離島にありますが、海中道路で本島と繋がる平安座島とさらに浜比嘉大橋で繋がっている島なので、沖縄本島から車で気軽に行くことができます。
管理されていない天然のビーチですが遊泳は禁止されておらず、誰でも自然のままの海で海水浴を楽しむことが可能です。
離島にある天然ビーチというだけあって透明度は非常に高く、知る人ぞ知るシュノーケリングポイントとなっています。
なお、残念ながらシャワーや更衣室などが無いため観光客が海水浴を楽しむには少々不向きではありますが、海岸にはクバ島と呼ばれる岩山を始めとした巨石が点在する独特の景観となっていて、浜辺を散策するだけでも十分に楽しめるビーチです。
浜比嘉島
兼久ビーチのある「浜比嘉島」は沖縄県中部の東海岸側、うるま市に属する島です。
勝連半島から約3キロメートル先の太平洋上に浮かぶ離島ですが、冒頭でも書いた通り海中道路で繋がる平安座島を経由して、本島から車で渡ることができます。
約2.09㎢の面積に500名ほどか暮らす長閑な島で、手付かずの自然や古き良き沖縄の風景が色濃く残っていて、海水浴だけでなく観光地としてもお勧めです。
また、浜比嘉島には琉球を創ったとされる女神「アマミキヨ(アマミチュー)」とその夫である「シネリキヨ(シルミチュー)」が暮らしていたという言い伝えがあり、沖縄県民からは「神の島」と呼ばれるほど神聖な島となっています。
島内には30を超える拝所(うがんじゆ)があり、沖縄通の観光客からはパワースポットとしても人気の高い島です。
兼久ビーチの近くには、先の二人の神様が住んでいたとされる「シルミチュー霊場」と呼ばれる洞窟があり、観光スポットにもなっています。
兼久ビーチの魅力
穴場
浜比嘉島にある他のビーチも穴場ではありますが、その中でも兼久ビーチは一番の穴場ビーチです。他のビーチにはシャワーなどがありますが、兼久ビーチにはそういった設備がないのが一番の理由です。
ハイシーズンでも混雑することはありませんので、プライベートビーチ気分で周りを気にせず海水浴や磯遊びをしたい方には最適なビーチとなっています。
透明度が高くシュノーケリングに最適
沖縄本島にも綺麗なビーチはたくさんありますが、離島にあるビーチは更に透明度が高いのが特徴です。また、兼久ビーチは天然のビーチであることから、浜比嘉島内にあるビーチの中でも抜群の透明度を誇っています。
この透明度の高さに加え、兼久ビーチは岩礁混じりのビーチとなっていて色とりどりの熱帯魚がたくさん生息しています。岸から離れた深場まで行かなくてもシュノーケリングを楽しむことが可能です。
遺跡が発見されたクバ島
兼久ビーチには砂浜や海に大きな岩山が点在し、独特の景観を作り出しています。沖縄のビーチというと真っ白な砂浜にどこまでも続くエメラルドグリーンの海が定番ですが、兼久ビーチでは少し違った沖縄の海を見ることができます。
また、この巨石群の中には遺跡の見つかった「クバ島」と呼ばれる岩でできた島もあります。なお、クバ(ビロウ)が生い茂っていることから、クバ島と呼ばれるようになった島です。
クバ島の中央付近で見つかった遺跡は、出土した土器や石器から沖縄貝塚時代後期末の遺跡であると考えられています。場所が場所だけに祭祀の遺跡であると考えられることから、新たなパワースポットとしても注目されています。
兼久ビーチの注意点
天然のビーチで監視員などはおらず、またハブクラゲ除けのネットなどもありません。自然のままのビーチで泳ぐのは危険なことも隣り合わせとなりますので、十分注意して海水浴を楽しみましょう。
特に小さなお子さんが一緒の場合は目を離さないようにしてください。
また、岩礁混じりの海底となっていますのでビーチサンダルではなく、足を完全に覆うマリンシューズは必須です。
兼久ビーチへのアクセス
車
那覇空港から高速道路を使っても1時間20分ほどかかります。最寄りのインターチェンジは「沖縄北IC」ですが、ICを下りてからも30分ほどの道のりで、少しアクセスしづらい場所にあります。
駐車場
兼久ビーチ専用というわけではありませんが、無料で駐められる駐車場があります。
バス
兼久ビーチのある浜比嘉島へは路線バスを利用して行くことも可能です。
「那覇バスターミナル」から27番・52番・80番の屋慶名バスターミナル行きに乗り「JAおきなわ与那城支店前」まで行くと、そこから浜比嘉島まで行く「平安座総合開発のバス」が出ています。
ただし、平安座総合開発のバスは1日6~7往復と便数が少ないのと、浜比嘉島内にはバス停も少なく、バス停から兼久ビーチまで歩くことになってしまうので、「JAおきなわ与那城支店前」からはタクシーを利用するほうが良いでしょう。
兼久ビーチの口コミ
ハイサイ✋
Be Kind OKINAWAです!先日、浜比嘉島の兼久ビーチにて撮影をしてきました。が、おや、おや、おやさい!
至る所にゴミが散乱しておりました。
綺麗な美ら島を維持する為に出たゴミは責任持って帰ってどなたも気持ち良く使える様にしましょう!#ビーチクリーン#沖縄#思いやり pic.twitter.com/nYpLvTGLqa
— Be Kind OKINAWA 〜🌺素敵な沖縄をずっと🌴〜 (@BeKind_Okinawa) October 22, 2020
満潮の時と干潮の時。
景色が違う! #
#沖縄#浜比嘉島#兼久ビーチ pic.twitter.com/zTe983Mmp0— まさみ (@masatoshi_3104) July 24, 2017
穴場ビーチを見つけた┗(^o^)┛
遠浅になるから、満潮にいって、ドンドン沖に向かっていった!
パワースポットらしい!#沖縄#浜比嘉島#兼久ビーチ pic.twitter.com/M6nouPm4Kq— まさみ (@masatoshi_3104) July 24, 2017
浜比嘉島のその他ビーチ
ムルク浜
兼久ビーチから北へ車で5分ほどの場所にあるビーチです。兼久ビーチと同様天然のビーチですが、「ホテル浜比嘉リゾート」が管理していて、シャワーやトイレなどの設備の他、バナナボートなどのアクティビティも充実しています。
なお、ホテル浜比嘉リゾートが管理していますが、駐車料金(500円)を支払えば宿泊客以外も利用可能です。(駐車料金にはシャワーやトイレの利用料も含まれています)
透明度も高く、シュノーケリングスポットとしても人気が高いビーチとなっています。また、バーベキューやキャンプも行えます。
ムルク浜については、以下の記事で詳しく紹介しますので合わせてご覧ください。
▶ムルク浜は透明度抜群の天然ビーチ!浜比嘉島の穴場スポットを360度写真付きで紹介
浜比嘉ビーチ
島の玄関口となる浜比嘉大橋を渡った後、右に折れ少し進むとある人工ビーチです。浜比嘉島では唯一の人工ビーチで、砂浜の砂質は真っ白でサラサラ。砂浜は浜比嘉島内でもトップクラスの美しさを誇っています。
また、ビーチには防波堤が設置されていて波が比較的穏やかなうえ、海底が砂地の遠浅なビーチとなっていますので子連れファミリーには最適なビーチと言えるでしょう。
浜比嘉ビーチの詳細については、以下の記事をご確認ください。
▶浜比嘉ビーチはファミリーにお勧め!穴場なビーチを360度写真付きで紹介します
兼久ビーチのまとめ
兼久ビーチはシャワーなどの設備が無いため、特に観光客にとって海水浴を楽しむには少し不向きな面もあります。ですが、兼久ビーチの魅力は海水浴だけではありません。
干潮時には潮溜まりができ磯遊びもできますし、遺跡のあるクバ島に歩いて渡ることもできるようになります。
あえて干潮の時間帯を目指して行き、浜を散策してみるのもお勧めです。
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