海中道路の概要

沖縄の海中道路(空撮)
海中道路とは、沖縄県にある勝連半島と平安座(へんざ)島とを結ぶ海の上を走る約5kmの道路です。「海中道路」という名前から海の中を走るトンネルのようなものをイメージしてしまいますが、トンネル部分は一切なく、水深の浅い場所に土手を築いてその上に道路を敷いた作りとなっています。
両サイドを真っ青な海に囲まれていて、爽快な潮風が吹き抜ける絶景スポットです。道路の先には平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島が橋で繋がっていて、全て車で巡ることができる地元民や観光客に人気の高いドライブコースとなっています。
勝連半島と平安座島との間は浅瀬となっていて、海中道路ができる前は干潮時に歩いて渡っていたそうです。島民にとっては干潮時にだけ現れる本島への道があり、満潮時には海に沈む自然の海中道路が存在していたようです。
海中道路の釣りスポット
海中道路の中央辺りにレストランやお土産物屋さん等が入った「海の駅 あやはし館」と、併設されている広大な無料駐車場(ロードパーク駐車場)があります。この駐車場の勝連半島側の端っこあたりに今回紹介するエギングスポットがあります。
駐車場から海に出ると海に突き出た短い堤防があります。この堤防の海に向かって左側(勝連半島側)がエギングスポットです。海に向かって右側は釣りが禁止されています。
広くはありませんが、足場はよくて子連れでの釣行でも問題ない釣りスポットです。ただし、観光客も多いので周りに迷惑をかけないよう十分注意しながら釣りを楽しみましょう。
筆者が訪れたのが1月初旬で、時期としてはエギングのシーズン中かと思いますが、釣りをしている人はおらず、時々観光客の人が通る程度でした。
堤防の先端部分の360度写真です。先端部分には大きな岩がモニュメントとして設置されています。
釣りが禁止されている右側部分の360度写真です。この日は藻のようなものがたくさん浮いていました。
堤防の付け根部分の360度写真です。ランガンしながら左側の海岸線に行くこともできそうです。
釣れる魚

釣り上げられたアオリイカ
- イカ
- サヨリ
- タマン
エギングポイントなのでイカはもちろんですが、海底は砂地でキス釣りも楽しめるようです。
筆者の釣果
この日は観光であまり時間が取れず、数回エギを投げただけで納竿となりボウズでした。
防波堤の周りには海藻が生い茂っていてなんとなくイカがいそうな気はしましたが、水深はかなり浅く、満潮時でないと厳しいかな。という印象です。海中道路でのエギングは干潮・満潮をきちんとチェックしていくのがポイントになりそうです。
海中道路へのアクセス
車でのアクセス
海中道路へはやはり車を使って行くのが一番行きやすいです。
カーナビには海中道路の途中にある「海の駅 あやはし館」を入力して目的地にすると良いでしょう。海の駅あやはし館の住所は「沖縄県うるま市与那城屋平4」です。
バスでのアクセス
海中道路へは、路線バスを利用して行くことも可能です。本島の「JA与那城前」というバス停から各路線が出ています。
海の駅 あやはし館
海中道路には「海の駅 あやはし館」という休憩スポットが設けられていて、観光を楽しむことができます。先程紹介したエギングポイントからも近く歩いて行ける距離なので、トイレなどはここを利用すると良いでしょう。
あやはし館は、1Fがレストランとお土産物屋さん、2Fが文化資料館となっています。レストランでは沖縄そばやタコライスなど、沖縄ならではのメニューが並んでいます。
海中道路の途中にありますので、あやはし館も海沿いです。釣りしている人は見かけなかったので釣り禁止なのかもしれません。
あやはし館からエギングポイントまで続く海岸線の360度写真です。ウィンドサーフィンを楽しんでいる方がいました。
波打ち際まで降りることができますので、夏場であれば磯遊びを楽しむことができそうです。
海中道路周辺の釣り場
南原漁港
勝連半島の付け根付近にある漁港です。砂地が広がりキス釣りのポイントとして有名です。秋~冬にかけてはエギングも楽しめる釣り場で、筆者が訪れた1月初旬には真新しいイカ墨跡が4~5個ありました。
世界遺産に認定されている勝連城趾も近く、こちらも観光とセットで釣りを楽しめる場所です。
南原漁港については、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
▶南原漁港での釣行を360度写真レポート│エギングとキス釣りの釣果は?
桃原漁港
海中道路を渡った先にある「宮城島」にある小さな漁港です。釣り人も少なく、のんびりと釣りを楽しむことができるかと思います。
宮城島の桃原漁港について、以下の記事で詳しく紹介していますので合わせて御覧ください。
▶宮城島での釣りを360度写真レポート│桃原漁港でルアーフィッシング
平敷屋漁港
勝連半島の先端付近にある港。津堅島へのフェリーが出ており、比較的大きな港となっています。タチウオのポイントとして知られていて、筆者もタチウオを釣った実績のある釣り場です。車を横付けして釣りを楽しめる場所もあり、ファミリーフィッシングにも向いている釣り場です。
詳しくは下の記事を御覧ください。
▶平敷屋漁港でタチウオ釣り!360度カメラレポート
沖縄のその他釣りスポット
海に囲まれた沖縄には、今回紹介した海中道路以外にもたくさんの釣りスポットがあります。以下の記事では、数ある沖縄の釣りスポットの中でも子連れでも楽しみやすい環境の釣り場を厳選して紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
▶沖縄の釣りスポット22選!家族で楽しめるポイントを360度写真付きで紹介します
海中道路近くの釣具屋
幸地釣具店
海中道路から車で10~15分ほどの場所にある釣具屋さんです。一番近い釣具屋さんですが、個人商店のため規模はそこまで大きくありません。
- 住所:沖縄県うるま市与那城饒辺383-1
- 電話番号:098-978-5768
シーランドうるま店
海中道路から車で15~20分の場所にある大きな釣具屋さんです。那覇から南原漁港に向かう際の通り道にありますので、立ち寄ると良いでしょう。
- 住所:沖縄県うるま市塩屋507
- 電話番号:098-987-8810
- 営業時間
月~金:7時~21時
土:6時~22時
日:6時~21時 - 休み:年中無休
- 公式サイト
フィッシングステップ具志川店
海中道路から車で15~20分の場所にある大きな釣具屋さんです。こちらも那覇から向かう際の通り道にあります。週末はオールナイト営業も行っていて、夜釣りや朝マヅメ狙いの際に便利です。
- 住所:沖縄県うるま市豊原1-1
- 電話番号:098-982-6777
- 営業時間
月~木:6時~23時
金~土:オールナイト営業
日:~23時 - 休み:最終火曜日
- 公式サイト
海中道路のまとめ
今回は時間の関係上ほんの少し竿を出した程度でしたが、また訪れたいポイントの一つです。
海中道路だけでなく、その先にある平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島も観光スポットやビーチ、釣りスポットがたくさんあるようです。次回はたっぷり時間をとってエギングを楽しみたいと思います。
コメント