南原漁港の概要
南原漁港は、沖縄県のうるま市にある小さな漁港です。沖縄本島の東側、勝連半島の付け根に位置し、世界遺産の勝連城趾が近くにあります。
港の両端からL字型の防波堤が2つ出ていて港を囲んでいます。どちらお防波堤も釣りが可能ですが、海に向かって右側の防波堤のほうが沖の方へ出ていますので、外海に向かってルアーを投げたい場合などは、右側の防波堤が良さそうです。
海に向かって左側の堤防は比較的短く、湾内での釣りとなります。この日はこの左側の堤防に真新しいイカ墨痕が3~4つほどあったので、筆者家族はここで釣りを楽しむことにしました。
水深と海底
大きな船が入ることもなく、水深は浅めです。2つの防波堤に挟まれた船の通り道が比較的深くなっています。海底は基本砂地となっていて根がかりの心配は少なそうです。キスの好ポイントとしても有名な釣り場です。
港内にはところどころ大きな海藻が見えていて、イカが釣れそうな雰囲気があります。
足場
今回竿を出した左側の堤防の足場は細く狭いです。柵などもありませんので、未就学児のような小さなお子さんを連れての釣行は難しいかも知れません。(右側の堤防は比較的広そうでした)
万が一海に落ちてしまっても大丈夫なように、大人でもライフジャケットを付けたほうが良い場所です。
南原漁港で釣れる魚
- アオリイカ
- キス
- カーエー(アイゴ)
- ミーバイ(ハタ)
- チン(ミナミクロダイ)
- トカジャー
- コチ
- ガーラ
- ヤマトビー
筆者の釣果(2019年12月)
午前中に2時間ほどの釣行で、子供たちがベラのような小魚を5匹ほど釣っただけで、筆者自身はエギングとキス釣りを行ったのですがボウズでした。
ちなみに、隣でキス釣りをしていた地元の方が30cm以上のキスを釣り上げていました。釣ったご本人もこんな大きなのは珍しいと大興奮でした。隣の方がキスを釣り上げた餌は釣具店で購入したものではなく、朝早く(干潮時)に海で捕まえてきたゴカイとのこと。釣具店で購入した輸入物のアオイソメなどよりも圧倒的に食いがよく、釣果が出やすいそうです。
筆者も次回はゴカイ捕りからスタートして、大物キスを狙いたいと思います。
南原漁港の釣り場(360度写真)
内側には海藻が浮かんでいてイカがいそうな雰囲気です。実際、真新しいイカ墨痕が3つほどありました。ここがエギングの好ポイントのようです。
海に向かって左側の外海はかなり浅くなっていて、こちら側に竿を出すのは難しそうです。
L字型になっている防波堤の角です。この角の外海側にだけテトラが沈められていて、小さな魚たが居着いていました。とりあえず何でも釣れれば楽しいという子供たちは、ここで小魚を釣って楽しんでいました。
角を曲がった先です。外海側に竿を出すには、一段高くなった場所に登ります。
もう一方の防波堤との間が船道となっていて、比較的水深があります。海底は砂地でキスを狙えるポイントです。
外海はキス釣り以外にもフカセ釣りなどでも釣果があがるようです。
防波堤の先端です。ここで釣りをしていた地元の方が、一投目でいきなり大きなキスを釣り上げていました。
勝連城跡から見た南原漁港
近くにある勝連城趾から見た南原漁港です。
南原漁港へのアクセス
高速道路を使う場合は「沖縄北IC」が最寄りのICです。カーナビには漁港に併設された「南原漁業協同組合」を入力すると良いでしょう。住所は「沖縄県うるま市勝連南風原1503」です。
駐車スペース
海に向かって左側の堤防の付け根付近にある駐車スペースです。ゴミが多かったのが残念です。釣り禁止となってしまわないよう、ゴミは各自必ず持ち帰るようにしましょう。
南原漁港近くの釣具屋
シーランドうるま店
南原漁港から車で5~6分の場所にある大きな釣具屋さんです。那覇から南原漁港に向かう際の通り道にありますので、立ち寄ると良いでしょう。
- 住所:沖縄県うるま市塩屋507
- 電話番号:098-987-8810
- 営業時間
月~金:7時~21時
土:6時~22時
日:6時~21時 - 休み:年中無休
- 公式サイト
フィッシングステップ具志川店
南原漁港から車で7~8分の場所にある大きな釣具屋さんです。こちらも那覇から向かう際の通り道にあります。週末はオールナイト営業も行っていて、夜釣りや朝マヅメ狙いの際に便利です。
- 住所:沖縄県うるま市豊原1-1
- 電話番号:098-982-6777
- 営業時間
月~木:6時~23時
金~土:オールナイト営業
日:~23時 - 休み:最終火曜日
- 公式サイト
南原漁港近くのその他釣りスポット
泡瀬漁港
泡瀬漁港は南原漁港から車で10~15分ほどの場所にある漁港です。漁港内の海底が基本砂地となっていて、キス釣りのポイントとして人気があります。
また、沖合には一文字(沖堤防)があり、泡瀬漁港から渡し船も出ています。釣り初心者からベテランまで楽しめる釣りスポットです。
泡瀬漁港については以下をご参考ください。
▶泡瀬漁港の釣り場で何を狙う?│穴場スポットを360度写真付きで紹介!
海中道路
海中道路は南原漁港から車で15分ほどの場所にある釣りスポットです。海中道路という名前ですが海底を走るトンネルではなく、遠浅の海に土手を築いて作られた海の上の道路です。
道路の途中に広い駐車場が備わっていて、その裏手の小さな堤防で釣りをすることが可能です。エギングのポイントとして有名です。
海中道路について以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
▶海中道路のエギングスポットを360度カメラレポート│釣りも観光も楽しめる!
平敷屋漁港
南原漁港から車で15分ほどの場所にある大きな漁港です。平敷屋漁港へのフェリーも運行している港で、フェリーが停泊できるよう港内の足元でも水深が深いのが特徴です。
タチウオが釣れることで有名で、筆者もタチウオの釣果実績のある釣り場です。
平敷屋漁港の詳細は以下の記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。
▶平敷屋漁港でタチウオ釣り!360度カメラレポート
赤野漁港(天願川河口)
赤野漁港は、南原漁港から車で15分ほどの場所にある漁港です。現在、堤防も含め漁港での釣りは禁止となっていますが、すぐ隣を流れる天願川の河口で釣りができます。
天願川河口では沖縄での釣りの人気ターゲット「ガーラ」の釣果実績も高く、人気の釣りスポットとなっています。ガーラの他にも大型のクロダイ(チヌ)も狙えるなど、ポテンシャルの高い釣り場です。
赤野漁港(天願川河口)の釣り場については、以下の記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
▶赤野漁港(天願川河口)の釣り場を360度写真付きで紹介│大物がヒットするかも!
沖縄のその他釣りスポット
今回紹介した南原漁港以外にも、沖縄にはたくさんの釣りスポットがあります。以下の記事では数ある沖縄の釣りポイントの中でもファミリーフィッシングにも最適な場所を厳選して紹介しています。沖縄釣行の際にはぜひご確認ください。
▶沖縄の釣りスポット22選!家族で楽しめるポイントを360度写真付きで紹介します
南原漁港のまとめ
今回、短い時間ではありましたが人も少なくゆったりと釣りを楽しむことができました。田舎の漁港という感じで、時間の流れも緩やかに感じます。せわしない釣りではなく、ボケーッとアタリを待ちながら暇をもてあますような釣りをするのにちょうど良いかもしれません。
注意点は、近くにトイレやコンビニがないことです。買い出しやトイレは事前に済ませておいたほうが良さそうです。
近くには世界遺産である勝連城趾も見え、観光も一緒に楽しむことができるスポットです。今回はボウズでしたが、また訪れたいオススメの釣り場です。
コメント