七沢森林公園で野鳥観察のススメ。丹沢山地の自然溢れるバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

七沢森林公園の概要

七沢森林公園は神奈川関厚木市、丹沢山地の東端にある県立公園です。敷地面積は64.6ヘクタールと県内では3番めに広い公園となっています。

七沢森林公園は急な急斜面が多いエリアに位置しているため、土砂の流出を防ぐ保安林として残された林も多く、森林公園という何ふさわしい自然豊かな公園です。

広い園内には散策路が張り巡らされていて、桜や紅葉、紫陽花など季節ごとの植物を見ながらハイキングを楽しむことができます。標高が高く開けた場所では展望も良く、遠くに新宿のビル群などが望めます。

また、七沢森林公園では

  • 陶芸やクラフトなどの芸術プログラム
  • 森林セラピーやアルプホルンなどの癒しプログラム
  • わらべうたや民話などの民俗プログラム
  • ノルディックウォークなどの健康づくりプログラム
  • 自然観察などの自然体験プログラム

など体験型のイベントが定期的に開催されている他、自然の中でバーベキューを楽しむこともできるレジャースポットとなっています。

七沢森林公園は野鳥観察にも最適

自然豊かな七沢森林公園には多くの野生動植物が生息していて、昆虫採集などに加えて野鳥観察にも最適なスポットです。

ジョウビタキやヤマガラ、メジロなどたくさんの種類の野鳥に出会うことができます。中でも幸せの青い鳥とも呼ばれバードウォッチャーにも人気のルリビタキも良く観察されています。

また、七沢森林公園ではハイタカやノスリといった猛禽類も飛来してくることで知られている探鳥地です。

神奈川県自然環境保全センター

七沢森林公園の西側には『神奈川県自然環境保全センター』があります。その施設内には雑木林や湿地帯の生物を観察できる『自然観察園』が備わっていて、そちらも人気のバードウォッチングスポットとなっています。

七沢森林公園の入口(森のかけ橋付近)から徒歩10分ほどの距離なので、七沢森林公園で野鳥を観察を楽しむ際はセットで足を運びたいスポットです。

七沢森林公園には水辺がほとんどありませんが、こちらの自然観察園は水辺も用意されていて、カワセミやサギの仲間などが飛来してくることもあります。

七沢森林公園で見られる野鳥

留鳥(一年を通して出会える鳥)

留鳥とは繁殖や子育て、越冬などを一定の場所で行う鳥です。渡り鳥のような季節に応じて生息する場所を変える鳥ではありませんので、季節にかかわらず出会える鳥です。ただし、小さい鳥は木の葉っぱが散って枝だけになっている方が見つけやすいなど探しやすさは季節ごとに違いがあります。

  • アカゲラ
  • エナガ
  • ガビチョウ
  • カワセミ
  • カワラヒワ
  • キジバト
  • コゲラ
  • シジュウカラ
  • スズメ
  • ヒメアマツバメ
  • ヒヨドリ
  • メジロ
  • モズ
  • ヤマガラ
  • リュウキュウサンショウクイ

エナガ

木の枝にとまるエナガ

エナガは柄杓の柄のような長い尾羽が特徴的な小さな鳥です。全長は尾羽を含めると13~14センチほどあり、また胴体の部分も羽が丸く膨らんでいるため実際より大きく見えますが、実際はとても小さい鳥で体重は8グラムほどしかありません。

スズメの体重が24グラムほどなので、スズメの半分以下の体重です。日本で一番小さい『キクイタダキ』の5グラムに次いで、日本で二番目に小さい鳥となっています。

コゲラ

枝にとまっているコゲラ

コゲラは日本でもっともよく見られるキツツキの仲間です。体長は15センチほどで日本に生息するキツツキの仲間では最も小さいキツツキとして知られています。

背中は焦げ茶色に白いまだら模様が特徴的で、オスのみ後頭部に赤い羽毛がありますが野外では目視できないほど小さいため、オスメスを見分けるのは難しい鳥です。

雑食性で昆虫や木の実を食べています。キツツキらしく木に穴を開けて隠れている昆虫を捕食することもあります。

留鳥ですが、葉の落ちた冬場に見つけやすい野鳥となっています。

漂鳥

漂鳥とは日本国内で季節に応じて生息場所を変える鳥です。それに対し、移動する距離が長く日本と国外とを行き来する鳥は渡り鳥と呼ばれています。

漂鳥は暖かい季節には北の地域や標高の高い場所に生息し、寒い季節になると南の地域や低地に移動して越冬します。

  • アオジ
  • シメ
  • ノスリ
  • ハイタカ
  • ルリビタキ
  • イカル

シメ

シメは体長約18センチのスズメ目アトリ科の野鳥です。スズメよりも若干大きく、色は全身茶褐色がベースで翼の先が黒色となっています。

日本では夏場に北海道で繁殖を行い、寒い季節には本州に渡ってきて越冬します。カエデやムクノキなどの種子を主食としていますので、その付近を探すと良いでしょう。

鳴き声が「シー」と聞こえることから、鳥を意味する接尾語である「メ」からその名がついたと言われています。

ルリビタキ

背を向けているルリビタキ

ルリビタキは体調14センチほどの小さな野鳥です。

バードウォッチャーに人気の鳥で、中でも成長のオスは鮮やかな青い羽毛を持ち見るものを惹きつけます。幼鳥は緑褐色でメスは成長になっても緑褐色のままです。オスが立派な青色の羽毛を手に入れるまで2年以上かかります。

繁殖期以外は単独行動を行っていて、オスもメスも群れることはありません。縄張り意識が強く、その縄張りを見つけることができれば一度飛び去ってしまっても、また同じ場所に戻ってくることも多い鳥です。

夏鳥

夏鳥とは、暖かい春~夏の季節に日本国内に飛来し繁殖活動を行い、秋には日本を離れ国外で越冬する渡り鳥たちのことです。

キビタキ

木の枝にとまるキビタキ

キビタキは体長13~14センチほどの小さな野鳥です。メスは地味な色合いですが、オスは黒をベースとした翼に旨や頭の一部に黄色い羽毛を持ち、カラフルな姿でバードウォッチャーを楽しませてくれます。

昆虫を捕食するため雑木林を好んで住処にしていますので、雑木林を中心に探してみると良いでしょう。また、明け方にオスは縄張りを誇示するために美しい声を発します。鳴き声を頼りに探すのもコツのひとつです。

夏場に日本で繁殖を行ったキビタキは、冬の訪れとともに東南アジアへ渡り越冬し、また暖かい季節に日本に戻ってきます。

冬鳥

冬鳥は秋から冬にかけて日本国内に訪れ越冬する渡り鳥です。春には日本を離れて北へ移動し、繁殖や子育てを行い、また寒い季節に日本に戻ってきます。

  • ジョウビタキ
  • シロハラ
  • ツグミ

ジョウビタキ

枝にとまっているジョウビタキ

ジョウビタキは全長約15センチほどの小さな野鳥です。

ベースの色は薄い茶色に、オスのみ頭が銀白色に顔部分が黒と比較的カラフルな羽毛を持っていますが、メスは翼の一部に白斑があるのみで地味な色味となっていてスズメに見間違えられることもあります。

夏にチベットやロシア極東などで繁殖を行い、冬になれると日本全国に渡り鳥としてやってきますが、近年は日本国内での繁殖も確認されています。

体の小さい鳥は群れることが多いのですが、こんおジョウビタキは群れを作らず単体で暮らしています。

ツグミ

地上に降りているツグミ

ツグミは全長約24センチの野鳥です。体調はムクドリと同じくらいですが、ムクドリに比べてスマートな体型となっています。

羽の部分は茶褐色で、お腹や胸側は白と黒のまだら模様が特徴。まだら模様が濃くはっきりとしている個体がオスで、逆に薄い個体がメスです。

地面に降りて餌となる昆虫を探す際に、両足でピョンピョン跳ねるように移動する姿から古くは跳馬とも呼ばれていました。

七沢森林公園へのアクセス

七沢森林公園の場所(地図)

電車・バス

七沢森林公園の近くには電車の駅はないため、バスも利用することになります。

バスは小田急線の『本厚木駅(厚木バスセンター)』『愛甲石田駅』『伊勢原駅』などから出ています。

車・駐車場

最寄りのインターチェンジは新東名高速道路の『伊勢原大山IC』で、ICから公園までは車で10分弱です。なお、東名高速道路の『厚木IC』からの場合は、車で約20分の道のりです。

七沢森林公園には『中央口駐車場』『第2駐車場』『北口駐車場』『第3駐車場』の4つの有料駐車場が備わっています。駐車料金はいずれも『普通車:530円』です。

なお、駐車場の営業時間は

  • 3月~11月:8時半~18時
  • 12月~2月:8時半~17時

となっていますのでご注意ください。

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