潮見運動公園の概要
潮見運動公園は東京都の江東区潮見にある運動公園です。その名の通り園内には
- 野球場
- テニスコート
- バスケットゴールのある広場
- 更衣室やシャワー室
など、スポーツを行うための設備が充実している公園です。
※野球場やテニスコートの利用は予約が必要です
スポーツ施設以外にも、子供向け遊具もあり子連れファミリーが利用する他、運河越しに眺めるタワーマンションの夜景スポットにもなっています。
また、公園の外周は運河に面していて釣りを楽しむことも可能です。公園西側の側面は「東雲北運河」「東雲東運河」「平久運河」という3つの運河の交差点となっていて、魚影が濃いポイントとして知られています。中でもクロダイの聖地と呼ばれるほどクロダイの魚影が濃く、人気の釣りスポットです。
潮見運動公園の釣り場
潮見運動公園は北・西・南側の側面が運河に面していて、それぞれのポイントで釣りが行なえます。ただし、北側の一部は釣り禁止となっている区域があります。上の全体像の黄色いポイントは釣りが禁止となっていますので、そこでの釣りは控えましょう。
冒頭にも書いた通り公園西側では3つの運河が合流しているため潮目が発生しやすく、魚影が濃いポイントとして人気があります。クロダイやシーバスなどの大物を狙うのなら西側の側面に釣り座を構えると良さそうです。
足場
釣りポイントは遊歩道となっていて足場は良く、また柵越しの釣りとなりますのでお子さんが一緒のファミリーフィッシングも安心して楽しめます。ただし、アジやイワシなどの回遊魚のように入れ食いで釣れるわけではないので、小さなお子さんだとすぐに飽きてしまうかもしれません。
釣り場となる遊歩道の幅は3~4メートルほどあり、釣りをするには十分な広さがあるのも嬉しいポイントです。
なお、遊歩道は釣り客以外の方も利用する場所です。キャストする時は周りに十分を気をつけてください。ゴミは必ず持ち帰り、来たときよりもキレイになるよう釣りが終わったら掃除をして帰りましょう。
水深
船が通る運河なので水深は全体的に深く、場所によっては7~8メートルほどあります。ちょい投げで深場の底を狙うとカレイやアナゴなどが釣れることもあるようです。
潮見運動公園でクロダイを狙うなら
クロダイを狙うなら落とし込みでヘチ際を探ってみましょう。いわゆるヘチ釣りという釣法です。一箇所で粘るのではなく、探りながらポイントを転々と移動していくのが基本です。
餌はアオイソメやスーパーで売っているアサリの身でも釣果が出ているようです。チニング用のワーム(疑似餌)もありますが、活餌のほうが釣果は出やすいと思います。
なお、クロダイはすごく警戒心が強いターゲットです。筆者もクロダイの姿を見かけて急いで竿を出したことがありますが、すぐに見切られてしまい見向きもされませんでした。
人の姿が見えている状態ではなかなか餌に反応してくれませんので、潮見運動公園でクロダイを狙うなら夜釣りがおすすめです。(潮見運動公園の釣りポイントとなる遊歩道は24時間開放されていますので、夜釣りも可能です)
潮見運動公園でシーバスを狙うならバチ抜けの時期
シーバスを狙うなら、バチ抜けのシーズンがおすすめです。
バチ抜けとは、普段は地中で暮らすイソメやゴカイ類が産卵のために水中に出て浮遊している状態のことです。イソメが嫌いな人にはかなりグロテスクな光景で、数え切れないほどのイソメなどが水中を浮遊していて、それを捕食するシーバスにとっては食べ放題のサービスタイムとなり食欲にスイッチが入ります。
潮見運動公園など東京湾でのバチ抜けの時期は1月後半から6月くらいまでです。また、大潮の日の、日が沈んだ後の潮が大きく動くタイミングで良く抜けます。
バチ抜けしている時間は2~3時間と短いですが、そのタイミングにさえ合えば釣り初心者でも大型のシーバスを釣ることができると思いますので、タイミングを合わせて挑戦してみましょう。
潮見運動公園でハゼを狙うなら落ちハゼ
塩見運動公園ではハゼを狙うこともできますが、水深が深いため夏のハイシーズン中は不向きです。夏のハゼ釣りハイシーズンの頃は、ハゼが浅場に居ますので、「横十間川」や「新左近川親水公園」あたりの釣り場がオススメです。
塩見運動公園でハゼを狙うなら、少し寒くなってきた季節に落ちハゼを狙うと良いでしょう。落ちハゼとは、水温が低くなったために推進の深い場所に移動したハゼのことで、秋口くらいから狙うことができます。
落ちハゼは個体のサイズも大きく食べ応えもありますし、何より大きな個体が釣れると子供たちも喜びますので狙ってみると良いでしょう。
潮見運動公園で釣れる魚
塩見運動公園ではクロダイとシーバスがメインのターゲットとなります。秋の釣りハイシーズンには稀にサバなどの回遊魚が釣れることもあるようですがかなり稀なことだと思います。
春
- シーバス
- クロダイ
- ハゼ
夏
- シーバス
- クロダイ
- ハゼ
- アナゴ
秋
- シーバス
- クロダイ
- ハゼ
- アナゴ
冬
- クロダイ
- シーバス
- カレイ
潮見運動公園へのアクセス
潮見運動公園の場所
電車
最寄駅はJR京葉線の「塩見駅」です。駅から公園までは徒歩12分程度なので、電車釣行も可能なスポットとなっています。
車・駐車場
潮見運動公園の住所は「東京都江東区潮見1-1」です。カーナビに登録されていない場合は住所を入力してください。
塩見運動公園には無料の駐車場がありますが、野球場などの運動施設を予約して利用する方の専用だと思われますので、釣りをする方は近隣のコインパーキングを利用しましょう。
潮見運動公園近くの釣具屋
釣友
潮見運動公園から200メートルほどの場所にある小さな釣具屋さんです。個人商店で規模は小さいですが、歩いていける距離にあるので便利です。
- 住所:東京都江東区潮見1-8-9
- 電話番号:03-3649-5735
つり具の上州屋 東陽町店
潮見運動公園から車で15分ほどの場所にある釣具屋さんです。全国に約200店舗をチェーン展開する大型店で、品揃えも抜群です。また、この東陽町店は都内で唯一24時間営業しているので夜釣りや朝マヅメ狙いの際にも活躍します。
- 住所:東京都江東区東陽7丁目5−4
- 最寄り駅:東京メトロ東西線「東陽町駅」徒歩8分
- 営業時間:24時間営業
- 定休日:なし
潮見運動公園近くのその他釣りスポット
東雲水辺公園
東雲水辺公園は潮見運動公園から車で約7分ほどの場所にある公園です。タワーマンションが立ち並ぶ一帯に設けられた都会のオアシス的なスポットです。
公園は辰巳運河沿いにあり、この辰巳運河での釣りが許可されています。ただし、投釣りは禁止されているので注意が必要です。
水深が全体的に浅いためハゼ釣りがメインの釣りとなりますが、ハゼ以外にもシーバスやクロダイ、ボラなども狙えます。
運河沿いの遊歩道での釣りとなりますので足場は良く、また園内にはトイレもありますので子連れのファミリーフィッシングにも最適です。
東雲水辺公園については以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
▶東雲水辺公園の釣り場を360度写真レポート│タワーマンションに囲まれた釣りスポット
春海橋公園
春海橋公園は潮見運動公園から車で10分弱の場所にある公園です。釣りが許可されたポイントがガスの科学館(がすてなーに)の目の前にあるため、釣り人には「ガスの科学館前」という愛称で呼ばれている釣りスポットです。
こちらも投釣りが禁止されていますが、造船ドックだった跡地に作れているため水深は足元から深く、投げずとも十分に釣りが楽しめる環境です。秋などの釣りハイシーズン中は足元のサビキでサッパやアジなども狙うことが可能です。
近くには大型のショッピングモール「ららぽーと豊洲」もありますので、休日家族で過ごすには最適なスポットです。
春海橋公園については以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
▶春海橋公園(ガスの科学館前)の釣り場は初心者ファミリーにもおすすめ│360度写真付きで紹介
新木場公園
新木場公園は潮見運動公園から車で約11分の場所にある公園です。あけぼの運河の南端に設けられた公園で、公園北側と西側の側面で釣りが許可されています。
公園内にはバーベキュー場も併設されていて、釣りとバーベキューの両方を楽しむことが可能です。
魚影は正直濃くありませんが、釣り人は少なく穴場な釣りスポットです。バーベキューがてらのんびり釣りもしてみたい人におすすめな釣りスポットです。
新木場公園については、以下の記事も合わせてご覧ください。
▶新木場公園の釣り場を360写真レポート│23区内の穴場スポット!
東京都内のその他釣りスポット
潮見運動公園以外にも東京都内にはまだまだ釣りスポットがあります。以下の記事ではファミリーフィッシングも楽しめる東京都内の釣りスポットを複数紹介していますので、東京在住の方はぜひ参考にしてみてください。
▶東京都内の釣りスポット30選!初心者にもオススメな釣り場を360度写真レポート
潮見運動公園のまとめ
今回紹介した潮見運動公園には複数の釣りポイントがあります。その中でも3つの運河合流するポイントが一番人気となっているようですが、それ以外にも七枝橋や八枝橋の橋桁に魚が溜まっていることもあるので、ポイントを転々としながら攻めてみると釣果アップに繋がるかと思います。
クロダイもしくはシーバスがメインターゲットとなるためファミリーフィッシングや釣り初心者には少しハードルが高い釣りですが、バチ抜けシーズンであれば比較的釣りやすいので1月~6月のバチ抜けのタイミングに合わせて釣りに出かけると良いでしょう。
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