神奈川県の野鳥観察スポット11選!初心者でもバードウォッチングが楽しみやすい公園や池などを360写真付きで紹介

東京や大阪に次ぐ大都市『横浜』を抱える神奈川県ですが、自然が残っているエリアも多く野鳥観察に最適なスポットがたくさんあります。

海沿いに設けられた公園や都市公園の他、山など標高の高いエリアなど異なる環境にバードウォッチングスポットが点在してい、多種多様な野鳥を観察することが可能です。

都心からのアクセスのしやすさも魅力のひとつで、県外からもたくさんのバードウォッチャーが神奈川県内の探鳥地に足を運び、野鳥観察を楽しんでいます。

また、県ではバードサンクチュアリやビオトープ、自然環境保全センターなどを設け野鳥が暮らす環境保全にも力を入れています。

この記事では、神奈川県内に多数あるバードウォッチングスポットの中から、初心者や年配の方でも野鳥観察を楽しみやすい場所を中心に紹介したいと思います。

電車で気軽に行けるスポットから、トレッキングをしながら自然の中で野鳥観察が楽しめるスポットなど環境も様々です。時期ごとに見られる野鳥の種類も変わって、季節を感じながら楽しめるのがバードウォッチングの魅力となっていますので、ぜひこの記事を参考にしながら、一年を通じてたくさんの野鳥を探してみてください。

舞岡公園

舞岡公園は横浜市にある公園です。都市開発が進められる横浜市にありながら、雑木林や池、田んぼなど多くの自然や田舎の風景を残す公園となっています。

谷戸の地形を活かして作られていて、園内に起伏があるのが特徴の一つです。

広い園内には雑木林に加え池、田んぼなどの水辺も多く、野鳥が集まりやすい環境が揃っています。

冬には渡り鳥の『ヤマシギ』が越冬のために訪れることでも知られていて、目撃情報が出るとヤマシギを一目見ようと沢山の人が舞岡公園に足を運びます。

なお、園内には歩きやすい遊歩道が整備されていて、年配の方でも安心して野鳥観察を楽しめます。また、定期的に野鳥観察会も開催されていますので、バードウォッチング初心者にもお勧めのバードウォッチングスポットです。

舞岡公園の基本情報

  • 住所:神奈川県横浜市戸塚区舞岡町1764
  • 電話番号:045-824-0107(小谷戸の里 事務所の電話番号)
  • 料金:無料
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり(有料)
  • 公式サイト
  • 園内マップ(PDF)
  • 見られる野鳥:アオゲラ、アオサギ、エナガ、オオタカ、カケス、カルガモ、カワウ、カワセミ、カワラヒワ、キセキレイ、ゴイサギ、コジュケイ、セグロセキレイ、ダイサギ、ツミ、トビ、ハクセキレイ、バン、ホオジロ、ミサゴ、メジロ、モズ、ヤマガラ、エゾビタキ、オオアカハラ、アオジ、アリスイ、カイツブリ、クイナ、クロジ、シメ、トラツグミ、ベニマシコ、ルリビタキ、イカル、オオヨシキリ、キビタキ、コサメビタキ、サンショウクイ、ホトトギス、ヤブサメ、アトリ、オオジュリン、オジロビタキ、オナガガモ、カシラダカ、キンクロハジロ、コガモ、ジョウビタキ、シロハラ、タシギ、ニシオジロビタキ、ハシビロガモ、ヤマシギ、エゾビタキ、オオアカハラ…など

舞岡公園の野鳥観察について、以下の記事でも詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
舞岡公園での野鳥観察のススメ。ヤマシギなど貴重な鳥に出会えるバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

東高根森林公園

東高根森林公園は川崎市宮前区神木本町にある、面積が10万平方メートル以上もある大きな公園です。天然記念物のシラカシ林を始め、クヌギやコナラの林など森林公園の名に相応しい自然豊かな公園となっています。

また、園内には湿生植物園を始めとした水辺も多くあり、野鳥が暮らしやすい環境が整っていて、バードウォッチングにも最適なスポットです。

バードウォッチャーに人気のカワセミが見られる他、公園の北口付近にはヤドリギが自生する木があり、ヤドリギの実を好んで食べるヒレンジャクやキレンジャクの観察スポットとしても知られています。

なお、定期的に野鳥観察が開催されていますし、園内には歩きやすい遊歩道が整備されていますのでバードウォッチング初心者さんでも野鳥観察が楽しみやすいお勧めのスポットとなっています。

東高根森林公園の基本情報

  • 住所:神奈川県川崎市宮前区神木本町2-10-1
  • 電話番号:044-865-0801(パークセンターの電話番号)
  • 料金:無料
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり(平日のみ無料)
  • 公式サイト
  • 園内マップ
  • 見られる野鳥:アオゲラ、アオサギ、ウグイス、エナガ、オオタカ、カケス、カルガモ、カワセミ、カワラヒワ、キセキレイ、ゴイサギ、コゲラ、コサギ、ツミ、ハクセキレイ、ヒバリ、ヒヨドリ、ホオジロ、ミソサザイ、ムクドリ、メジロ、モズ、ヤマガラ、リュウキュウサンショウクイ、アオジ、トラツグミ、ハイタカ、マガモ、ルリビタキ、イカル、アカハラ、キビタキ、サンコウチョウ、サンショウクイ、キレンジャク、ジョウビタキ、シロハラ、タヒバリ、ツグミ、ヒレンジャク、マヒワ、ヤマシギ…など

東高根森林公園の野鳥観察について、以下の記事でも詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
東高根森林公園での野鳥観察のススメ。ヤドリギもあるバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

新横浜公園

新横浜公園は横浜市港北区にある運動公園です。

日産スタジアム(横浜国際総合競技場)を中心に

  • プール(日産ウォーターパーク)
  • 人工芝のサッカー場(しんよこフットボールパーク)
  • 天然芝の球技場(横浜F・マリノス練習場)
  • バスケットボール広場
  • テニスコート
  • スケボー広場
  • インラインスケート広場
  • 投てき練習場

などスポーツ施設が多数あり、運動公園としては横浜市最大規模となっています。

園内にたくさんの木々が植樹されていることに加え、鶴見川の河川敷に隣接しているため周辺に比べると緑の多いエリアで、野鳥が集まりやすい環境があります。

また、公園の北側は大きな池があり、池やその周辺でカワセミやアオサギなどバードウォッチャーに人気の野鳥を観察することが可能です。

なお、運が良ければトラフズクやコミミズクと言ったフクロウの仲間に出会えるかもしれません。

新横浜公園の基本情報

  • 住所:神奈川県横浜市港北区小机町3300
  • 電話番号:045-477-5000
  • 料金:無料
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり(有料)
  • 公式サイト
  • 園内マップ(PDF)
  • 見られる野鳥:アオサギ、イカルチドリ、イソシギ、イソヒヨドリ、オオタカ、オナガ、カワセミ、セグロセキレイ、セッカ、ダイサギ、チョウゲンボウ、バン、ヒヨドリ、ホオジロ、ミサゴ、ムジセッカ、オオバン、カイツブリ、シメ、トラフズク、ノスリ、マガモ、オオヨシキリ、チュウサギ、ヒクイナ、オオヨシガモ、オナガガモ、カンムリカイツブリ、キンクロハジロ、クビワキンクロ、コチョウゲンボウ、コミミズク、ジョウビタキ、シロハラ、スズガモ、セグロカモメ、タシギ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、ミコアイサ、メジロガモ、ヨシガモ…など

新横浜公園の野鳥観察について、以下の記事でも詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
新横浜公園で野鳥観察のススメ。都心からもアクセスしやすいバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

生田緑地

生田緑地は川崎市の多摩区および宮前区にまたがる、市内最大規模の公園です。多摩丘陵に残る豊かな森を活かして整備された都市公園となっています。

広い園内には

  • あじさい山
  • つつじ山
  • ホタルの里
  • しょうぶ園
  • 野鳥の森
  • クヌギ・コナラの雑木林
  • ハンノキ林
  • バラ園

などが整備されていて、自然に触れて体感できるスポットです。

園内には雑木林に加えて池などの水辺も豊富で、とても多くの野鳥が訪れるバードウォッチングスポットとして知られています。

また、野鳥の森と呼ばれるエリアがあったり、あじさい山の東側に『野鳥観察小屋』が設置されていたりと、バードウォッチャーに嬉しい施設も設けられています。川崎市青少年科学館が主催する野鳥観察会も定期的に行われていて、初心者でも楽しみやすいバードウォッチングスポットと言えるでしょう。

生田緑地の基本情報

  • 住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-4
  • 電話番号:044-933-2300(東口ビジターセンターの番号)
  • 料金:無料
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり(有料)
  • 公式サイト
  • 園内マップ(PDF)
  • 見られる野鳥:アオゲラ、アカゲラ、エナガ、カルガモ、カワセミ、カワラヒワ、キセキレイ、ゴイサギ、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、ツミ、トビ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、ヤマガラ、リュウキュウサンショウクイ、アオジ、アカウソ、クロジ、シメ、トラツグミ、ハイタカ、ルリビタキ、イカル、アカハラ、エゾムシクイ、キビタキ、コサメビタキ、コムクドリ、コルリ、サンコウチョウ、サンショウクイ、センダイムシクイ、ツバメ、アトリ、ヒレンジャク…など

生田緑地の野鳥観察について、以下の記事でも詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
生田緑地で野鳥観察のススメ。川崎市最大のバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

三ツ池公園

三ツ池公園は横浜市の鶴見区にある約30ヘクタールの総合公園です。名前の通り、江戸時代に作られた農業用水用の溜池をルーツとする3つの大きな池を持っています。

園内には約1,600本の桜の木が植樹されていて『日本さくら名所100選』にも選ばれているお花見スポットとしても有名で、春には花見と一緒に野鳥観察を楽しむことが可能です。

また、冬の池では越冬のために訪れたカモ類をたくさん観察することができます。中でもパンダガモという異名を持つ白と黒の特徴的な色を持つ『ミコアイサ』はバードウォッチャーから人気の野鳥となっています。

こちらのスポットも定期的に野鳥観察会が開催されていますので、バードウォッチング初心者の方などは参加してみると良いでしょう。参加方法は公式サイトをご確認ください。

三ツ池公園の基本情報

  • 住所:神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園1-1
  • 電話番号:045-581-0287
  • 料金:無料
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり(有料)
  • 公式サイト
  • 園内マップ
  • 見られる野鳥:アオゲラ、アオサギ、ウグイス、エナガ、オナガ、カワセミ、カワラヒワ、キセキレイ、ゴイサギ、コゲラ、コサギ、コジュケイ、ツミ、ハクセキレイ、バン、ヒガラ、ヒヨドリ、メジロ、モズ、ヤマガラ、アカエリカイツブリ、アオジ、ウソ、オオバン、カイツブリ、シメ、トラツグミ、ノスリ、ハイタカ、アカハラ、エゾムシクイ、コサメビタキ、サンショウクイ、ツバメ、オカヨシガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、コガモ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、ミコアイサ、ユリカモメ、ヨシガモ…など

三ツ池公園の野鳥観察について、以下の記事でも詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
三ツ池公園で野鳥観察のススメ。水鳥をはじめ数多くの野鳥に出会えるバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

境川遊水地公園

境川遊水地公園は横浜市と藤沢市にまたがる、約30ヘクタールの大きな公園です。横浜市と藤沢市の市境となる『境川』の治水を目的に作られた『今田遊水地』『下飯田遊水地』『俣野遊水地』という遊水地の上部空間を有効活用するために整備されました。

3つの各遊水地にはビオトープが設けられ、多くの野生動植物の命を育むエリアとなっています。なお、ビオトープとはギリシャ語の『bio(生命)』と『topos(場所)』とを組み合わせた、命ある動植物が安定して生息できる『安息の地』という意味を持つ造語です。

ビオトープが整備されているおかげもあって、人気のカワセミやサギなどの他、猛禽類のオオタカやノスリなど見応えのある野鳥を観察できるスポットとなっています。

なお、境川遊水地公園のセンターには学芸員が常駐しており、定期的に野鳥観察会などのイベントが開催されるのも魅力のひとつです。

境川遊水地公園の基本情報

  • 住所:神奈川県横浜市泉区下飯田町5-5
  • 電話番号:045-805-0223(境川遊水地情報センター)
  • 料金:あり
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり(無料)
  • 公式サイト
  • 園内マップ
  • 見られる野鳥:アオサギ、イソシギ、イソヒヨドリ、エナガ、オオタカ、カワセミ、カワラヒワ、キジ、キセキレイ、ゴイサギ、コサギ、コジュケイ、セイタカシギ、セッカ、ダイサギ、チョウゲンボウ、ヒメアマツバメ、ホオジロ、ミサゴ、キアシシギ、クロハラアジサシ、コアオアシシギ、オオバン、カイツブリ、クイナ、クロジ、シメ、ノスリ、ハイタカ、ホオアカ、マガモ、イワツバメ、オオヨシキリ、コチドリ、チュウサギ、ノビタキ、ヨシゴイ、エゾビタキ、キアシシギ、クロハラアジサシ、コアオアシシギ…など

境川遊水地公園の野鳥観察について、以下の記事でも詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
境川遊水地公園で野鳥観察のススメ。ビオトープのあるバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

泉の森

泉の森は大和市にある約42ヘクタールの大きな自然公園です。公園を横断する国道246号線によって北エリアと南エリアとに分かれていて、北エリアには

  • 大池
  • 野鳥観察デッキ
  • ウバユリ群生地
  • あじさいの道

南エリアには

  • バーベキューができるキャンプ場
  • 湿生植物園
  • 郷土民家園
  • 自然観察センター
  • しらかしのいえ

などが設けられています。

公園名の通り緑豊かな公園であることに加え、引地川の源流である『しらかしの池』を始めとした豊富な水辺もあり、野鳥観察に最適なスポットです。なお、北エリアの大池付近には野鳥観察デッキがあり、人気の野鳥観察ポイントとなっています。

水辺に集まる水鳥はもちろん、森の中ではエナガやヤマガラなどの留鳥、アカハラやオオヨシキリなどの夏鳥、ジョウビタキやツグミなどの冬鳥と、季節ごとにたくさんの野鳥に出会うことが可能です。

旅鳥である『エゾビタキ』が飛来してくることでも知られています。

泉の森の基本情報

  • 住所:神奈川県大和市上草柳1728番地
  • 電話番号:046-264-6633(自然観察センター)
  • 料金:無料
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり(無料)
  • 公式サイト
  • 園内マップ(PDF)
  • 見られる野鳥:アオゲラ、アオサギ、オオタカ、オナガ、カワセミ、カワラヒワ、キセキレイ、ゴイサギ、コゲラ、ダイサギ、チョウゲンボウ、ミソサザイ、モズ、ヤマガラ、エゾビタキ、アオジ、オオバン、カイツブリ、クイナ、シメ、トラツグミ、ノスリ、マガモ、ルリビタキ、オオヨシキリ、キビタキ、サシバ、ツバメ、アメリカヒドリ、オナガガモ、カシラダカ、コガモ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、トモエガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、ヒレンジャク、ホシハジロ、エゾビタキ…など

泉の森の野鳥観察について、以下の記事でも詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
泉の森で野鳥観察のススメ。引地川の源流にあるバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

長浜公園

長浜公園は横浜市金沢区にある敷地面積154,309平方メートル、東京ドームに換算すると3.3個分もの広さを持つ市立公園です。

横断する高速横浜横須賀道路を境に北側エリアと南側エリアとに分かれています。北側エリアには野球場やサッカー場などのスポーツ施設が充実していて、南側エリアは淡水池や汽水池などがあり『野鳥観察園』として機能しています。

南側エリアの汽水池は現在でも海とつながっていて、潮の満ち引きによって水位が変わります。その環境を利用して人工干潟も作られていて、多くの動植物の生息環境保全にも役立つ公園となっています。

また、南側エリアには野鳥観察小屋が設けられていて、野鳥観察が楽しみやすい環境が整備されています。

人工干潟では見応えのあるサギの仲間が、小魚を探してついばむ様子なども観ることができる他、園内にはヨシ原もあり、夏にはオオヨシキリを観察することもできます。

  • 住所:神奈川県横浜市金沢区長浜106-6
  • 電話番号:045-782-8004
  • 料金:無料
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり(有料)
  • 公式サイト
  • 園内マップ(PDF)
  • 見られる野鳥:アオゲラ、アオサギ、イソシギ、オオタカ、オナガ、ガビチョウ、カルガモ、カワセミ、カワラヒワ、コサギ、コジュケイ、シジュウカラ、バン、ヒヨドリ、ミサゴ、ヤマガラ、オシドリ、カイツブリ、ノスリ、オオヨシキリ、キマユムシクイ、ササゴイ、センダイムシクイ、チュウサギ、ノビタキ、メボソムシクイ、アカガシラサギ、ウミウ、オオジュリン、オナガガモ、カモメ、シロハラ、スズガモ、ツグミ、トモエガモ、ヒドリガモ、ユリカモメ、ヨシガモ、エゾビタキ、オオアカハラ、キアシシギ、ソリハシシギ、ツルシギ…など

長浜公園の野鳥観察について、以下の記事でも詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
長浜公園での野鳥観察のススメ。汽水池や淡水池、人工干潟など水辺が豊富なバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

権現山

権現山は秦野市にある標高243メートルの小高い山です。県立自然公園の『弘法山公園』の一部となっていて、歩きやすい山道が整備されハイキングコースとしても人気のスポットとなっています。

自然豊かな山ですが、山道が設けられていますので野鳥観察に最適です。頂上付近にはバードサンクチュアリも設けられていて、野鳥が集まりやすい環境が保たれているのも魅力のひとつです。

なお、権現山のバードサンクチュアリには観察窓が設置されていて、環境保全だけでなくバードウォッチングを通じて野鳥のことを学べる自然体験型の施設としても機能しています。

観察窓から見える場所に小鳥のための水場が設置されていますので、運が良ければメジロやキビタキ、シジュウカラやヤマガラなどが水浴びするシーンに出会えるかもしれません。

権現山の基本情報

  • 住所:神奈川県秦野市曽屋5890
  • 料金:無料
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり(無料)
  • 公式サイト
  • 見られる野鳥:アオゲラ、アカゲラ、イソヒヨドリ、ウグイス、エナガ、オオタカ、カワセミ、キジ、キセキレイ、コゲラ、ゴジュウカラ、ツミ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、メジロ、モズ、ヤマガラ、リュウキュウサンショウクイ、アオジ、ルリビタキ、イカル、アカハラ、オオルリ、キビタキ、クロツグミ、コサメビタキ、サシバ、サメビタキ、サンコウチョウ、センダイムシクイ、メボソムシクイ、アトリ、オオカワラヒワ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ミヤマホオジロ、エゾビタキ、ムギマキ…など

権現山の野鳥観察について、以下の記事でも詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
権現山(弘法山公園)での野鳥観察のススメ。ハイキングをしながらバードウォッチングも楽しめるスポットを360度写真付きで紹介

相模原公園

相模原公園は相模原市南区にある約26ヘクタールの県立公園です。公園の南側には約21ヘクタールの相模原麻溝公園が隣接しています。

園内には

  • フランス式庭園や壮大なメタセコイア並木が魅力の『噴水広場』
  • 100種類以上の花菖蒲が植樹されている『水無月園』
  • 県内最大規模を誇る大温室『トロピカルガーデン』
  • 約27,000平方メートルと広大な『芝生広場』
  • 緑溢れる武蔵野の雑木林に遊歩道が整備された『こもれびの径』
  • 専門のスタッフが植物に関する相談に乗ってくれる『緑の相談コーナー』

などが設けられていて、花と緑の情報発信拠点として人気を集めています。

緑豊かな広い園内には池など複数の水場もあり野鳥が集まりやすい環境が揃っています。また、公園の北側には『かながわの探鳥地50選』にも選ばれている『相模原沈殿池』があり、冬にはカモの仲間やカイツブリなど、たくさんの水鳥を観察することが可能です。

なお、相模原沈殿池はオシドリが飛来してくることでも知られる貴重な探鳥地となっています。

相模原公園の基本情報

  • 住所:相模原市南区下溝3277番地
  • 電話番号:042-778-1653(公園管理事務所)
  • 料金:無料
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり(有料と無料あり)
  • 公式サイト
  • 園内マップ
  • 見られる野鳥:アオゲラ、エナガ、カルガモ、カワウ、カワセミ、カワラヒワ、コサギ、コジュケイ、シジュウカラ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、メジロ、モズ、アオジ、オシドリ、カイツブリ、コガラ、シメ、トラツグミ、ハイタカ、ビンズイ、マガモ、ルリビタキ、イカル、キビタキ、アトリ、オカヨシガモ、カシラダカ、キンクロハジロ、コガモ、シロハラ、ツグミ、ハジロカイツブリ、ヒドリガモ、ヒレンジャク、ヨシガモ…など

相模原公園の野鳥観察について、以下の記事でも詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
相模原公園で野鳥観察のススメ。多様な環境を兼ね揃えたバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

七沢森林公園

七沢森林公園は厚木市の丹沢山地の東端にある、面積64.6ヘクタールと県内で3番めに広い公園です。急斜面が多いエリアのため土砂の流出を防ぐ保安林として残された林も多く、森林公園という何ふさわしい自然豊かな公園となっています。

自然豊かな公園内には歩きやすい散策路が張り巡らされていて、野鳥観察を楽しむのに最適です。

また、

  • 陶芸やクラフトなどの芸術プログラム
  • 森林セラピーやアルプホルンなどの癒しプログラム
  • わらべうたや民話などの民俗プログラム
  • ノルディックウォークなどの健康づくりプログラム
  • 自然観察などの自然体験プログラム

など体験型のイベントが定期的に開催されているのも魅力のひとつとなっています。

ジョウビタキやヤマガラ、メジロなどたくさんの種類の野鳥に出会うことができ、中でも幸せの青い鳥とも呼ばれる『ルリビタキ』もよく観察できることで知られています。

また、公園の西側には神奈川県自然環境保全センターの自然観察園があり、そちらも人気のバードウォッチングスポットとして人気です。七沢森林公園には水辺がほとんどありませんが自然観察園には水辺も用意されていて、カワセミなどを観察することができます。

七沢森林公園の基本情報

  • 住所:神奈川県厚木市七沢901-1
  • 電話番号:046-247-9870(公園管理事務所)
  • 料金:無料
  • トイレ:あり
  • 駐車場:あり(有料)
  • 公式サイト
  • 園内マップ(PDF)
  • 見られる野鳥:アカゲラ、エナガ、ガビチョウ、カワセミ、カワラヒワ、コゲラ、シジュウカラ、ヒメアマツバメ、ヒヨドリ、メジロ、モズ、ヤマガラ、リュウキュウサンショウクイ、アオジ、シメ、ノスリ、ハイタカ、ルリビタキ、イカル、キビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ…など

七沢森林公園の野鳥観察について、以下の記事でも詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
七沢森林公園で野鳥観察のススメ。丹沢山地の自然溢れるバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

最後に

今回紹介した野鳥観察スポットの他にも、神奈川県内にはまだまだたくさんのバードウォッチングスポットがあります。また、実は街中でもハトやスズメ以外にも多くの野鳥が生息していて、気にして見るとたくさんの種類の野鳥が身近にいることに気がつくでしょう。

最後に、バードウォッチングを始めてみたい方も多くいると思いますが、バードウォッチングや野鳥の写真を撮る際には、

  • 巣を見つけても近づかない
  • 野鳥を追い回さない
  • 餌付けは行わない
  • ストロボは焚かない
  • 野鳥の生息環境を勝手に変えない

などの最低限のマナーを守るよう心がけてください。

野鳥観察のスポットとなっている場所の多くは、公園など他の方も利用する施設です。他の利用者に迷惑がかかってしまうとバードウォッチングをする人すべてが悪い印象となってしまいますので、ご注意ください。

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