2019年の台風15号による被害
2019年の台風15号による被害で、現在海辺つり公園は一度閉鎖されてしまったのですが、復旧工事も進み2020年9月11日より再開放されました。
ただし、2020年12月現在は電気設備がまだ復旧できていない影響で開園時間が「5時~17時」となっています。タチウオの時合となる夕マヅメの釣行が厳しいのが残念なところです。
早く完全復旧して夕マヅメも思う存分釣りが楽しめえるようになると良いですね。
(公式サイトに依ると、2020年12月29日~2021年1月3日の間に電気設備の復旧工事が行われるようです。この工事が完了したら開園時間が元通りになることが期待されます)
海辺つり公園の概要
今回紹介する海辺つり公園は、神奈川県横須賀市の海沿いに設けられた公園です。市が運営する公共の施設となっていて、誰でも無料で利用することができます。
「つり公園」という名前の通り釣りを楽しむことがメインの公園で、全長500メートルと規模の大きい釣り場を有しています。東京近郊ではかなり広めな釣り場ですが、人気も高いため土日祝日は早い時間に釣り場が埋まってしまうことあります。
開園時間
午前5時から午後10時までと、開園時間が決まっているため夜通しで釣りをすることはできません。夜釣りを楽しみたい場合は、
- うみかぜ公園
- 三春町岸壁
- 大津新堤防
などが、近くで夜釣りができる釣りスポットとなっていておすすめです。
開園時間が限られていると夜釣りはできませんが、「開園時間より前に行けばほぼ確実に釣り場を確保することができる。」というメリットもあります。24時間オープンしている釣り場だと、ハイシーズン中は夜中でも沢山の釣り人がいて、何時に行っても釣り場を確保することができない。というケースもありますが、この海辺つり公園であれば、ハイシーズン中でも開園時間30分前に行って並べば、ほぼ確実に釣り場を確保することができるかと思います。
※駐車場は24時間オープンしていますので、開園前に駐車して並ぶことが可能です
アクセス
海辺つり公園の場所(地図)
海辺つり公園の住所が「神奈川県横須賀市平成町3丁目1」
電車で行く場合
最寄り駅は京浜急行の「堀ノ内」という駅です。堀ノ内駅からは徒歩10分程度の距離で、歩いて行くことも可能です。
なお、東京方面から堀ノ内駅までは、品川から京急本線の三崎口行きに乗れば乗換なしの一本で行くことができ、時間も1時間程度です。
車で行く場合
都内から車を利用して行く場合は、「横浜横須賀高速道路」という有料道路を使います。横浜横須賀高速道路の終着点となる「馬堀海岸IC」を降りて10~15分程度となっています。
駐車場
海辺つり公園には、普通車95台が収容できる有料駐車場が併設されています。
駐車料金は時間帯によって若干違いがありますが、朝7時~夜10時の間であれば最大料金が設定されていますので、気兼ねなく釣りを楽しむことが可能です。
- 午前7時から午後10時まで:最初の1時間310円、その後30分毎に150円
※ただし、この時間内であれば最大料金は610円 - 午後10時から午前7時まで:1時間毎に100円
海辺つり公園で釣れる魚
海辺つり公園で釣れる魚種は様々で、季節ごとに以下ような魚を狙うことができます。
春
- ウミタナゴ
- メバル
- カサゴ
- カレイ
- メゴチ
- コノシロ
- アジ
- イワシ
ゴールデンウィークくらいからアジやイワシなどの回遊魚も少しずつ入ってきます。数は少ないですがイカが釣れることもあるようです。
夏
- アジ
- イワシ
- サバ
- キス
- メジナ
- カサゴ
- カマス
- サワラ
- タチウオ
アジやイワシ、サバなどの回遊魚が入ってこればイレグイ状態になります。小さなお子さんのいる家族連れにもオススメな時期ですが、土日祝日はかなり混むため、開園前に並ばないと釣り場を確保することができない可能性もあります。
秋
- タチウオ
- サバ
- アジ
- イワシ
- メジナ
- ウミタナゴ
- カサゴ
- メバル
秋はタチウオが人気で、朝マズメと夕マヅメの時合に合わせてタチウオ狙いの方が沢山いらっしゃいます。暗い時間帯になると、タチウオ狙いの電気ウキが海に並んでいます。
冬
- カレイ
- アイナメ
- ウミタナゴ
- カサゴ
- メバル
冬は他の釣り場と同様、釣果は渋くなります。12月中旬くらいまではアジが少しは釣れている様子です。
筆者家族の釣果
海辺つり公園には何度か足を運んでいて、筆者家族も初心者ながら色んな魚を釣っています。
2018年9月:サバ
足元のサビキ釣りでの釣果でした。
その日は結構大きな群れが入ってきていて、周りでも沢山釣れていました。筆者家族も途中ほぼいれぐい状態になるなど、合計15匹ほどの大漁でした。サイズも30cm前後の大きめのサバで、食べるのに苦労しました。
2018年10月:アジ
ジグサビキで釣り上げました。この日は合計3匹のアジを釣りましたが、そのうち1匹は30cmオーバーの尺アジでした。
3匹ともジグを着底させてはしゃくるを繰り返している時にヒットしました。アジは海底近くのタナを狙うのが良さそうです。
2018年10月:タチウオ
ルアー(グロー系のワーム)で釣りました。
尺アジを釣った日と同じ日の夕マヅメに、初めてタチウオを釣ることに成功しました。この日は周りでも結構釣れている様子で、周りでも沢山の方がタチウオをあげていました。
2018年11月:カサゴ
アジを狙ってジグサビキを投げていたら、釣れました。夕マヅメの活性が上がっている時間帯で、2投連続で小さなカサゴが釣れました。
海辺つり公園ではカサゴの放流も行われていて、カサゴがよく釣れます。ただ、サイズはいつも小さめのリリースサイズばかりでした。
2019年7月:タコ
この年はタコの当たり年で、他にもタコを釣り上げている方が多数いました。
2019年7月:タチウオ
夕マズメにタチウオ用テンヤにキビナゴという仕掛けで釣り上げました。
海辺つり公園の360度写真
海辺つり公園の入り口で、閉園中はここのゲートが閉まっています。ハイシーズン中は開園の30分~1時間前には行列ができています。クーラーボックスなどの荷物を並べておいて、開園直前まで車で休憩しながら待つこと可能です。
ゲートから入園してすぐの所に、自販機やトイレ、管理事務所などがあります。トイレ&管理事務所の建物の3回は、無料の展望台となっています。
入り口から一番近い、海に向かって一番右側の釣り場の360度写真です。比較的水深が浅いので、回遊魚やタチウオを狙いたい場合はあまりおすすめできないポイントです。根が多いので、カサゴなどを狙うと良さそうです。
公園の入り口から近い釣り場の裏側には、子供たちが遊べる遊具があります。あまり規模は大きくありませんが、釣りに飽きてしまったお子さんの気分転換に遊ばせておくのに最適です。
また、360度写真に写っているテントは釣り具メーカーの「YAMASHITA&Maria」が実施しているフィッシングアドバイザーのテントです。初心者向けに釣り教室・質問の受付・アドバイスを開催しています。
YAMASHITA&Mariaによるフィッシングアドバイザーの開催期間については、公式サイトをチェックしてください。
入り口から少し奥(海に向かって左側)へと進んだ釣り場です。裏手にはトイレや自販機もあるので、筆者家族はこのあたりに釣り場を確保することが多いです。トイレが近いのと、入り口からもそこまで離れていないので、おすすめのポイントです。
釣り場の裏手にあるトイレと自販機です。手洗い場や、休憩できるベンチなどもあります。
トイレの他、噴水のようなモニュメントもあります。「海景」と名付けられた芸術作品のようです。
中央付近の釣り場です。中央より奥のほうが魚影は濃いようで、人気の釣り場となっています。
釣り場の後方には、ところどころゴミ箱が設置されています。ゴミは各自責任を持って片付けましょう。
だいぶ奥の方まで進んだ場所です。海の左奥に見えるのは猿島です。
奥近くのポイントです。筆者はまだこのポイントでの釣行がありませんが、インターネットの情報によると、奥のほうが回遊魚やタチウオなども狙いやすいようです。ただ、それだけに地元の常連さんに人気の場所のようで、ハイシーズン中は混み合っているようです。
海辺つり公園の最奥の釣り場です。テトラがあり、根魚なども狙えるようです。
海辺つり公園の周辺
釣具屋
海辺つり公園への近くの釣具屋さんは、「point 横須賀大津店」「上州屋 横須賀中央店」の2店舗です。pointについては歩いても行ける距離なので、餌がなくなっても安心です。
他の釣り場
海辺つり公園への近くには、「三春町岸壁」「大津新堤防」「うみかぜ公園」という釣り場もあります。いずれも以前同様に360度写真付きで紹介しているので、ぜひそちらの記事も御覧ください。
三春町岸壁・大津新堤防の釣り場を360度写真レポート。横須賀市街からも近い穴場スポット
うみかぜ公園を360度写真レポート。子連れ家族に最適な釣りスポット!
最後に
今回紹介した横須賀の海辺つり公園は、
- 柵があって安全
- 釣り場の後ろが公園
- 手洗い場やトイレが充実している
- 近場にショッピングモールやごはん処も多い
など、筆者のように子連れファミリーにとっては嬉しい要素がいっぱいの釣り場です。
また、海辺つり公園では公益財団法人日本釣振興会が主催する「親子つり入門教室 in 海辺つり公園」などのイベントが定期的に催されていて、釣りデビューする場所としてもおすすめです。
今後も筆者家族はこの釣りスポットにお世話になりたいと思います。
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