千駄ヶ谷を観光するならここ!神社・文化施設・公園まで歩いて巡れるスポットを360度写真付きで紹介

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将棋の聖地、スポーツの街、緑の公園!千駄ヶ谷は”知る人ぞ知る”東京の魅力が凝縮したエリア

千駄ヶ谷周辺のイチョウ並木

東京都渋谷区に位置する千駄ヶ谷は、新宿や原宿といった賑やかなエリアのすぐそばにありながら、どこか落ち着いた雰囲気をもつ街です。「千駄ヶ谷」という地名を聞いてピンとくる方は、将棋ファンかスポーツ好きかもしれません。将棋の聖地として知られる将棋会館があり、国立競技場や東京体育館などの大型スポーツ施設が集まるこのエリアは、実はとても個性的な街なのです。

街を歩いてみると、その魅力がさらに広がります。徒歩わずか数分で新宿御苑の千駄ヶ谷門に到着できるほど豊かな自然が身近にあり、少し足を伸ばせば明治神宮外苑の銀杏並木や代々木公園にもアクセスできます。歴史ある神社やお寺も点在しており、散策しながら東京の歴史と文化を感じられるのも千駄ヶ谷ならではの楽しみ方です。

観光地として派手に宣伝されているわけではありませんが、だからこそ混雑しすぎず、自分のペースでゆったりと街を楽しめる。そんな”通好み”の魅力をもつ街が千駄ヶ谷です。この記事では、千駄ヶ谷駅を起点に徒歩25分圏内で楽しめる観光スポットを、ジャンルごとにまとめてご紹介します。

千駄ヶ谷の観光スポット

神社・寺院

鳩森八幡神社

千駄ヶ谷を代表するパワースポットといえば、鳩森八幡神社です。創建は貞観2年(860年)という歴史ある古社で、千駄ヶ谷の総鎮守として地域の人々に親しまれてきました。千駄ヶ谷駅から徒歩約7分と、駅からのアクセスも良好です。

境内でとくに注目したいのが、「千駄ヶ谷富士(富士塚)」です。寛政元年(1789年)に築造されたこの富士塚は、都内に現存する最古のものとして東京都の有形民俗文化財に指定されています。高さ約7mの築山には実際に登ることができ、山裾には境内社の浅間神社里宮が鎮座しています。富士登山と同じご利益があるとされており、登頂後には記念の御朱印をいただくこともできます。

また、境内には将棋の神様を祀る将棋堂もあり、近くにある将棋会館とあわせて訪れる将棋ファンも多いスポットです。かわいらしい鳩みくじも人気で、参拝のお土産としてもおすすめです。

明治神宮

千駄ヶ谷駅から徒歩約20〜25分のところに位置する明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后を祀る東京を代表する神社です。初詣の参拝者数は例年日本一を誇り、国内外から多くの人が訪れます。

境内には約70万平方メートルにおよぶ広大な「鎮守の森」が広がっており、都心にいながら深い森の中を歩いているような感覚を味わえます。参道を歩くだけでも清々しい気持ちになれる、都内有数のパワースポットです。千駄ヶ谷から散歩がてら訪れるのにちょうどよい距離感で、代々木公園と組み合わせて立ち寄るのもおすすめです。

聖輪寺

千駄ヶ谷駅から徒歩約7分の場所にある聖輪寺は、神亀2年(725年)に行基菩薩が開創したと伝わる、真言宗豊山派の歴史あるお寺です。「江戸八十八ケ所霊場」の第十番札所としても知られています。

本尊の如意輪観世音菩薩は行基菩薩の作と伝えられており、江戸時代から「千駄ヶ谷観音」として広く信仰を集めてきました。江戸の地誌「江戸砂子」(1732年刊)には「この江戸において千余歳を数える観音霊場は浅草観音と当寺である」と記されており、その歴史の深さがうかがえます。観光スポットとしての知名度はそれほど高くありませんが、だからこそ静かにお参りできる穴場スポットです。

瑞円寺

国立競技場の裏手に位置する瑞円寺は、千駄ヶ谷駅から徒歩約8分の曹洞宗寺院です。鳩森八幡神社の別当寺としての歴史をもち、地域との深いつながりを感じさせるお寺です。

広々とした境内には早咲きの梅林があり、春先には美しい梅の花を楽しむことができます。国立競技場という現代的な建築物のすぐそばに、このような静寂に包まれた寺院があるというギャップも、千駄ヶ谷らしい魅力のひとつといえるでしょう。

仙寿院

千駄ヶ谷駅から徒歩約11分の場所にある仙寿院は、正保元年(1644年)に創立された日蓮宗のお寺です。徳川家康の側室であり、紀伊藩主・徳川頼宣の生母として知られる養珠院(お万の方)の発願によって建てられたという、由緒ある寺院です。

江戸時代には紀伊徳川家の菩提寺として十万石の格式で遇され、壮大な堂宇と庭園は「新日暮里(しんひぐらしのさと)」と呼ばれ江戸の名所のひとつに数えられました。現在は青山七福神の一ヶ寺としても知られており、境内には布袋尊が祀られています。高低差のある境内と木々に覆われた参道が印象的で、都会の喧騒を忘れさせてくれる落ち着いた空間です。

榎稲荷神社(お万榎稲荷神社)

鳩森八幡神社から将棋会館を経由して南へ徒歩5〜6分ほど歩いた坂の途中に、ひっそりと鳥居を構えるのが榎稲荷神社(お万榎稲荷神社)です。千駄ヶ谷駅からは徒歩約10分の距離にあります。

こじんまりとした神社ですが、どこか不思議な雰囲気を漂わせており、地元の人々に長く親しまれてきた稲荷神社です。鳩森八幡神社や将棋会館とあわせて巡る「千駄ヶ谷神社めぐり」のルート上にあるため、散策のついでに立ち寄りやすいスポットです。

青山熊野神社

青山熊野神社の最寄り駅は東京メトロ銀座線の外苑前駅(徒歩約5分)ですが、千駄ヶ谷駅からも徒歩約15分で訪れることができます。鳩森八幡神社や榎稲荷神社と組み合わせて、千駄ヶ谷エリアの神社めぐりの締めくくりとして立ち寄るのもおすすめです。

元和5年(1619年)、紀州藩初代藩主・徳川頼宣ゆかりの地に創建されたこの神社は、神宮前・青山エリアの総鎮守として地域を守り続けてきました。植林や樹林の神様としても広く信仰されており、建築関係者の参拝も多いことで知られています。都会の住宅街の中にありながら、境内に入ると緑に包まれた静かな空間が広がっており、喧騒を忘れてお参りできます。

文化施設

将棋会館

将棋会館

千駄ヶ谷といえば、将棋ファンの間では「将棋の街」として広く知られています。その中心にあるのが、千駄ヶ谷駅から徒歩約8分の場所に位置する将棋会館です。日本将棋連盟の本部が置かれるこの施設は、プロ棋士たちが真剣勝負を繰り広げる対局室を擁する、まさに将棋の聖地といえる場所です。

一般の方が気軽に立ち寄れるのが、1階の販売部です。将棋関連の書籍や将棋盤、駒をはじめ、棋士のサイン入りグッズや扇子など、将棋ファンにはたまらないアイテムが揃っています。また、2階の道場ではアマチュアを対象とした将棋指導も行われており、実際に腕試しをすることも可能です。将棋に詳しくない方でも、1階のショップを覗くだけで十分楽しめますよ。

なお、鳩森八幡神社の境内には将棋堂もあり、将棋会館からも徒歩すぐの距離です。この2か所をセットで訪れると、千駄ヶ谷と将棋の深いつながりをより実感できるでしょう。

国立能楽堂

千駄ヶ谷駅から徒歩約5分という好立地にある国立能楽堂は、ユネスコ無形文化遺産にも指定されている能・狂言の専用劇場です。1983年に開場して以来、日本の伝統芸能を広く普及させる場として重要な役割を担ってきました。

定例公演のほか、さまざまな企画公演も開催されており、能や狂言を初めて観る方には解説付きの普及公演がとくにおすすめです。日本語のセリフがわからなくても、英語字幕が用意されている公演もあるため、外国人観光客にも人気があります。観劇の予定がない場合でも、落ち着いた和の趣をもつ建物の外観を眺めるだけでも、千駄ヶ谷散策の見どころのひとつになります。公演スケジュールは事前に公式サイトで確認してから訪れるのがおすすめです。

スポーツ施設

東京体育館

千駄ヶ谷駅を出るとすぐ目の前に姿を現すのが、東京体育館です。徒歩わずか約1〜2分というアクセスの良さは、千駄ヶ谷エリアのスポーツ施設の中でも群を抜いています。1990年に全面改築された現在の建物は、建築家・槇文彦氏が設計した流線型の美しい屋根が特徴的で、その外観だけでも一見の価値があります。

メインアリーナは最大約1万人を収容できる規模を誇り、国内外のスポーツ大会やコンサート、展示会など幅広いイベントに対応しています。2020年東京オリンピックでは卓球の会場としても使用されました。また、50mプールや25mプール、トレーニングジムなども備えており、一般の方も利用することができます。観戦だけでなく、旅の合間に軽く体を動かしたいという方にもおすすめの施設です。

国立競技場(MUFG Stadium)

国立競技場

千駄ヶ谷駅から徒歩約10分のところにそびえ立つ国立競技場(MUFG Stadium)は、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場として世界中に知られた、日本最大級のスタジアムです。建築家・隈研吾氏が設計を手がけ、木材をふんだんに使った温かみのあるデザインが高く評価されています。

収容人数は約6万8000人。サッカーやラグビーの国際試合をはじめ、陸上競技の大会や大規模なコンサートなど、さまざまなイベントが開催されています。試合や公演がない日でも、スタジアム周辺の遊歩道は緑が豊かで散策するのに最適です。外観の写真を撮るだけでも、訪れた記念になるフォトスポットとして人気があります。

神宮球場

千駄ヶ谷駅から徒歩約15分の場所にある神宮球場(明治神宮野球場)は、東京ヤクルトスワローズのホームグラウンドとして長年親しまれてきた歴史ある球場です。1926年に開場した老舗球場で、明治神宮外苑の緑豊かな環境に囲まれたロケーションが魅力のひとつです。

東京ドームのような屋根のないオープンエアの球場で、青空の下でのびのびと野球観戦を楽しめるのが最大の魅力です。スタンドとグラウンドの距離が近く、選手の表情や躍動感をダイレクトに感じられる臨場感も人気の理由。球場グルメも充実しており、観戦しながら食事を楽しむのも醍醐味のひとつです。

秩父宮ラグビー場

神宮球場のすぐ隣に位置する秩父宮ラグビー場は、千駄ヶ谷駅から徒歩約20分の場所にある日本ラグビーの聖地です。「西の花園、東の秩父宮」と並び称されるほど、ラグビーファンにとって特別な意味をもつスタジアムで、1947年の開場以来、数多くの名勝負が繰り広げられてきました。

スタンドとグラウンドの距離が非常に近く、選手の激しいぶつかり合いや息遣いまで感じられるような迫力ある観戦環境が魅力です。トップリーグの試合や日本代表の国際試合など、ラグビーの重要な試合が多く開催されるため、ラグビーファンであればぜひ一度は訪れたい場所です。

公園・自然

新宿御苑

千駄ヶ谷駅から徒歩わずか約5分で到着できる新宿御苑は、東京都新宿区と渋谷区にまたがる広大な国民公園です。総面積は約58.3ヘクタールにおよび、日本庭園・フランス式整形庭園・イギリス式風景庭園という3つの異なるスタイルの庭園が楽しめるのが大きな特徴です。

千駄ヶ谷駅から最も近い入口は千駄ヶ谷門で、門をくぐるとすぐに日本庭園エリアが広がります。春の桜シーズンには約1000本の桜が咲き誇り、都内屈指の花見スポットとして多くの人で賑わいます。秋の紅葉も見事で、季節ごとに異なる表情を楽しめます。入園料は大人500円とリーズナブルで、都会の喧騒を忘れてゆったりと過ごせる貴重な空間です。なお、月曜日は休園日となっているので注意しましょう。

明治神宮外苑

明治神宮外苑

千駄ヶ谷駅から徒歩約20分の場所に広がる明治神宮外苑は、神宮球場や秩父宮ラグビー場などのスポーツ施設を擁する複合エリアです。その中でもとくに有名なのが、約300mにわたって続く銀杏並木です。毎年11月中旬から12月初旬にかけて、4列に整然と並んだイチョウの木々が黄金色に染まり、東京を代表する秋の絶景スポットとして多くの人を魅了します。

銀杏並木の見頃の時期には「いちょう祭り」も開催され、露店や飲食ブースが立ち並ぶなど、散策がさらに楽しくなります。春や夏の青々とした並木道も清々しく、季節を問わずに訪れる価値があるスポットです。国立競技場や神宮球場とも隣接しているため、スポーツ観戦のついでに立ち寄るのもおすすめです。

代々木公園

代々木公園

千駄ヶ谷駅から徒歩約25分の場所にある代々木公園は、総面積約54ヘクタールにおよぶ都内有数の大型公園です。広大な芝生広場と豊かな緑が広がり、週末には家族連れやカップル、ランナーなど多くの人が思い思いの時間を過ごしています。

春には約200本の桜が咲き誇り、花見の名所としても知られています。また、隣接する明治神宮の森と合わせると、都心とは思えないほどの緑の空間が広がります。代々木公園まで足を伸ばす際は、明治神宮の参道を歩きながら向かうルートがとくにおすすめです。豊かな自然の中を散策しながら、ゆったりとした時間を楽しめます。

ショッピング

タカシマヤ タイムズスクエア

タカシマヤ-タイムズスクエア

千駄ヶ谷駅から徒歩約20分、新宿駅に直結するタカシマヤ タイムズスクエアは、高島屋が運営する大型複合商業施設です。厳密には最寄り駅が新宿駅となりますが、千駄ヶ谷駅から新宿御苑沿いを歩いて向かうルートが気持ちよく、散策のついでに立ち寄りやすいスポットです。

館内には高島屋の百貨店フロアをはじめ、ファッション・コスメ・雑貨・食品など多彩な専門店が揃っています。地下の食料品売り場は品揃えが充実しており、観光のお土産探しにもぴったりです。また、12〜14階にはレストランやカフェが集まる「レストランズパーク」があり、食事を楽しみながら新宿の景色を眺めることができます。

とくに立ち寄ってほしいのが、13階の屋上庭園「ホワイトガーデン」です。石畳の小径が緑に囲まれ、水の流れるほとりもある落ち着いた空間で、買い物の合間にひと息つくのにちょうどよい場所です。開園時間は10:00〜18:00で入場は無料。千駄ヶ谷から新宿方面への散策の締めくくりに、ぜひ訪れてみてください。

千駄ヶ谷駅へのアクセス

千駄ヶ谷駅は、JR中央・総武線(各駅停車)が乗り入れるJRの駅です。また、駅から徒歩約3分の場所には都営大江戸線の国立競技場駅があり、2路線を使い分けることで都内各方面へのアクセスがさらに便利になります。

主要なターミナル駅からの所要時間は以下のとおりです。新宿駅からはJR中央・総武線で約2分と、非常に近い距離にあります。渋谷駅からは都営大江戸線を利用して国立競技場駅まで約9分ほどで到着できます。秋葉原駅からはJR中央・総武線で約15分池袋駅からは山手線などで新宿駅に出てから乗り換えて約10分程度です。

新宿駅からはわずか1駅という近さのため、新宿観光のついでに立ち寄るのも非常におすすめです。また、原宿駅や代々木駅とも近いエリアにあるため、原宿・代々木・千駄ヶ谷を歩いてつなぐ散策ルートを組み合わせるのもよいでしょう。都心のさまざまなエリアからアクセスしやすい立地は、千駄ヶ谷観光の大きな魅力のひとつです。

最後に

千駄ヶ谷の空撮写真

千駄ヶ谷は、将棋の聖地・スポーツの街・歴史ある神社仏閣・豊かな自然と、さまざまな魅力が徒歩圏内にぎゅっと凝縮された、実に個性的なエリアです。観光地として大々的に取り上げられることは多くありませんが、だからこそ自分だけのお気に入りスポットを見つける楽しさがあります。

千駄ヶ谷駅を起点に歩き始めると、まず驚くのがそのアクセスのよさです。駅を出てすぐに東京体育館、徒歩5分以内に新宿御苑の入口と国立能楽堂、7〜8分歩けば鳩森八幡神社と将棋会館と聖輪寺——これだけのスポットがコンパクトにまとまっているのは、なかなか珍しいことです。半日あれば駅周辺のメインスポットをひととおり巡ることができ、1日かけてゆっくり散策すれば明治神宮外苑や代々木公園まで足を伸ばすこともできます。

都内在住の方はもちろん、地方から東京観光に訪れる方にも、ぜひ千駄ヶ谷を散策コースのひとつに加えてみてほしいと思います。新宿からたった1駅という近さでありながら、新宿とはまったく異なる落ち着いた空気が流れるこの街を、ゆっくりと自分のペースで歩いてみてください。きっと、東京の新しい一面を発見できるはずです。

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