原宿竹下通りを360度写カメラを持って歩いてみた!修学旅行の定番スポットの今。

竹下通りの概要

竹下通り01 https://tokyo360photo.com/takeshita-street – Spherical Image – RICOH THETA

オシャレなイメージのある原宿の中でも、中高生などの若者に人気な商店街「竹下通り」を360度写真で紹介します。

原宿には
・竹下通り
・裏原(原宿通り・キャットストリート)
・表参道
など、おしゃれ好きな人が集うスポットがいくつかあります。その中でも今回紹介する竹下通りは「ロリータファッション」や「ゴスロリ」など可愛くて個性的な服や雑貨を取り扱っているショップが集まった商店街です。

ファッション誌でも度々紹介されるようなショップも多く、特に地方の中高生にとっては憧れの場所として人気が高く、修学旅行の定番スポットにもなっています。

通行量は「月間300万人」とも言われており、平日でも日に約50,000人が訪れています。

JR原宿駅の竹下口の正面から明治通りまで全長約350メートル、道幅は5メートル程度とさほど広くはありません。

日中(AM11時~PM6時)は歩行者専用となるものの、道幅の狭いこの通りに沢山の人が殺到するため人の密度が高く、端から端まで歩くだけで結構な体力を消耗してしまいます。竹下通りの人気が全盛期の頃は、この350メートルの通りを抜けるだけでも30分ほどの時間を要したそうです。

竹下通り02 https://tokyo360photo.com/takeshita-street – Spherical Image – RICOH THETA

全盛期を過ぎたとはいえ、やはりまだまだ人気のスポットです。土日ともなれば上の360度写真のように沢山の人で溢れかえります。
※上の360度写真は2017年12月24日(日曜日)に撮影したものです

竹下通りの歴史

竹下通り-360度写真03

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原宿竹下通り商店会が発足したのは1977年で、竹下通り商店街の歴史はそこまで長くありません。

竹下通りのある原宿は、1950年代は畑の広がる田舎町で、現在の竹下通り付近には狐や狸がいたそうです。この田舎町に人が集まるようになったきっかけは、1964年に開催された東京オリンピックにあります。現在の代々木公園(旧・アメリカ軍の宿舎「ワシントンハイツ」)に選手村ができ、沢山の人が集う場所となりました。

人が集まるようになった当時の原宿では「原宿族」と呼ばれる、外国人のファッションに影響を受けた若者たちが車を乗り回し、街頭サーキット遊びを行うなど社会問題にもなりました。

竹の子族

竹下通り-360度写真04

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原宿といえば、原宿族の他にも「竹の子族」も有名です。竹の子族とは、1980年代の前半に原宿の歩行者天国でダンスを行う若者たちのことです。個性的で派手な洋服を身にまとい、ラジカセを持参してディスコサウンドを流しながら踊っていたようです。

竹の子族の初期メンバーは30人ほどだったようですが、全盛期には50ほどのチームが結成され総メンバー約2,000人の規模になっていたそうです。見物客を含めると10万人もの人が原宿の歩行者天国に集まり、また原宿以外の吉祥寺や池袋、名古屋などにも派生するほどの社会現象となりました。

ちなみに「竹の子族」という名前は、竹の子族が好んで着ていたハーレムスーツを販売していた「ブティック竹の子」が由来とされています。

上の360度写真のcalbeeプラスの向かいにあるお店が「ブティック竹の子」です。

クレープ屋さん

竹下通り-360度写真05

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原宿でもう一つ有名なものとして「クレープ」がありますが、竹下通り商店街の初期である1977年にはクレープ専門店「カフェ・クレープ1号店」が開業しています。

今では全国のいたるところにあるクレープ専門店ですが、日本の発祥の地はここ竹下通りです。現在でも竹下通りやその付近には10店舗近いクレープ専門店があります。

また、現在の原宿にはパンケーキやカラフルなわたあめ、クロッカンのソフトクリームなど、人気のスイーツ店が沢山存在していて、流行りのスイーツの食べ歩きを楽しめるスポットでもあります。

タレントショップ

竹下通り-360度写真06

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竹下通りの人気の火付け役となったのが、1980年台後半に巻き起こったタレントショップブームです。

タレントショップとは、芸能人などの名前を冠にして関連のタレントグッズを販売する店のことです。

1987年に「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の番組グッズを扱う『元気が出るハウス』が竹下通りに開店したのを皮切りに、

  • 山田邦子:やまだかつてないショップ
  • 松本伊予:ピンクハウス
  • 所ジョージ:TOKORO’S FACTORY
  • 梅宮辰夫:梅宮辰夫漬物本舗
  • 片岡鶴太郎:鶴太郎
  • とんねるず:バレンタインハウス
  • 田代まさし:MARCY’S
  • 中山美穂:AUBE JAPON

などのタレントショップが竹下通りとその周辺に出店し一大ブームを巻き起こしました。

ピーク時には竹下通りだけでも42店舗、原宿全体だと52店舗のタレントショップがあり、そのタレントショップ目当てにたくさんの人が竹下通りに訪れました。

竹下通りの名前の由来

竹下通り-360度写真07

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竹下通りという名前は、以前その場所にあった町名「竹下町」が由来となっています。

竹下という地名については、「海軍大将の竹下勇の邸宅があったから。」という説もあるようですが、竹下町という地名がついたのは竹下勇が生まれる前で、この説は間違っているようです。

有力な説としては、高いところの下という意味でタケシタという町名になったという説です。原宿駅竹下口から竹下通りを見ると確かに下り坂になっています。「明治神宮や駅付近の高い場所の下」ということのようです。

なお、この竹下という地名は現在残っておらず、住所としては「神宮前」という地名になっています。「原宿」という地名も同じく現在は残っておらず神宮前という地名です。

竹下や原宿という地名がなくなってしまったのは、原宿に人が集まるきっかけを作った1964年に開催された東京オリンピックにあります。東京オリンピックが開催される際、外国人にも分かりやすい地名にするため、1962年に住居表示に関する法律(住居表示法)が施行され全国で住所の再編が行われました。その中で、竹下も原宿も神宮前という住所に変更されてしまったのです。

現在の原宿と竹下通り

竹下通り-360度写真08

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「原宿族」や「竹の子族」など、若者が作り出す文化の発信地として発展してきた原宿ですが、2006年には表参道ヒルズがオープンするなど、ここ最近は若年層だけでなく大人も楽しめる洗練された街に進化を遂げています。

ただ、その中でも竹下通りだけは若者向けの派手な雰囲気が残っていて、個性的な若者文化を発信し続けています。大人には少し近寄りがたい気もしますが、この独特な文化を発信していることから、修学旅行生だけでなく海外からの観光客も増えているようです。

 

竹下通り-360度写真12

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原宿・竹下通りの発展のきっかけとなった東京オリンピックが、また2020年に開催されます。国立代々木競技場の最寄り駅となっている原宿駅は、2020年の東京オリンピックに向けて建て替えられる予定です。今回の東京オリンピックをきっかけに、どのように原宿の街並みが変わっていくのか?楽しみですね。

竹下通りの360度写真

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JR原宿駅の竹下口を出て、目の前の信号を渡れば竹下通りの入口です。

 

竹下通り-360度写真10

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竹下通りに一歩踏み入れると、すぐに人の多さに圧倒されます。奥の方まですごい人波が続いていて、ちょっと気が滅入りました。

 

竹下通り-360度写真11

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この日はクリスマスイブということもあって、サンタのコスプレをした外人さんがいました。

竹下通り-360度写真13

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竹下通り-360度写真14

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竹下通りのアルタ(ALTA)前です。コンセプトは「キラキラの素をてんこ盛りにした 竹下通りのパワースポット」だそうです。

 

竹下通り-360度写真15

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竹下通りでは直径が40cmもある巨大なわたあめ「TOTTI CANDY FACTORY(トッティキャンディファクトリー )」が流行中のようです。整理券が配られるほど大盛況で、この日も巨大わたあめを持ち歩いている人が沢山いました。

 

竹下通り-360度写真16

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竹下通り-360度写真17

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竹下通りの明治通り側の入口です。

竹下通り付近の見どころ

ラフォーレ

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1978年に開業したショッピングセンター。オープン当初から原宿のランドマークとして、若者に人気のファッションビルです。

原宿駅の木造駅舎

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JR原宿駅の駅舎は、都内最古の木造駅舎として多くの人に親しまれていますが、2020年の東京オリンピックに向け、建て替えが行われる予定です。

原宿駅については詳しくは下の記事で書いています。360度写真も多数掲載していますので、ぜひ御覧ください。

保存すべき?!都内最古の木造駅舎「原宿駅」を360度写真付きでレポート

明治神宮

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初詣の参拝客数が日本一の明治神宮。原宿駅から鳥居までは2分程度の距離です。

今回紹介した「竹下通り」とは違い、静かで神聖な場所です。都会の喧騒に疲れて一休みしたい際におすすめしたい癒やしスポットです。

竹下通りに関する皆のツイート

 

 

 

 

 

 

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