杉田臨海緑地の釣り場ガイド|初心者やファミリーにも人気のスポットを360度写真付きで紹介

杉田臨海緑地とは?

杉田臨海緑地は、神奈川県横浜市磯子区にある海沿いの公園です。公園自体はこぢんまりとした雰囲気ですが、海に面した護岸があり釣りをすることができます。横浜の市街地から近く、東京方面からもアクセスしやすいため、釣りを楽しむには絶好のスポットといえるでしょう。

この公園の魅力は、無料で釣りを楽しめることです。東京都内や神奈川県内の有名な釣りスポットの多くは、管理釣り場として料金が発生することがありますが、杉田臨海緑地ではその心配がありません。お金をかけずに釣りを始めたい方や、気軽にふらっと釣りをしたい人にとっては、嬉しいポイントではないでしょうか。

また、足場がしっかりしており、初心者やファミリー層にも適していることも魅力のひとつです。海沿いの岸壁には安全対策が施されており、子どもと一緒に釣りをする場合でも安心して楽しめます。釣り場が混雑しすぎることも少なく、のんびりと過ごせるのも嬉しいところです。

アクセスの良さも見逃せません。杉田駅や新杉田駅から徒歩圏内で、公共交通機関を利用しても訪れやすい立地です。さらに、公園には無料駐車場が備わっているため、車での来場にも対応しています。都内から車で向かう場合でも、駐車料金を気にせずに釣りを楽しめるのは大きなメリットといえるでしょう。

杉田臨海緑地の釣り場環境と特徴

杉田臨海緑地の全景

杉田臨海緑地の全景

釣り場の環境

杉田臨海緑地の釣り場は、海沿いの岸壁から釣りを楽しめる環境になっています。足場は舗装されていて安定しており、初心者や家族連れでも安心して釣りができるのが特徴です。広々としたスペースがあり、釣り道具を広げるのにも十分な余裕があります。

水深は足元で2~3メートルほどと比較的浅めで、大潮の干潮時にはさらに浅くなり、場合によっては釣りにならないこともあります。そのため、事前に潮汐表(ちょうせきひょう:潮の満ち引きを示す表)を確認してから釣行に出かけるのが重要です。満潮時を狙えば魚の活性が上がることも多いため、タイミングを見極めて訪れるのが釣果アップのコツになります。

この釣り場は、防波堤に囲まれた湾奥に位置しているため、一見すると魚の回遊が少なそうに思えます。しかし、実際にはアジやサバといった回遊魚、タチウオやイナダなどの青物、さらにはイカ類まで釣れることがあるため、釣りのターゲットとしては意外と豊富です。潮の流れやタイミングによって釣果が変わるため、釣行の際には魚の回遊状況を意識するとよいでしょう。

ファミリーフィッシングにも最適

杉田臨海緑地の釣り場には、岸壁にしっかりと柵が設置されているため、子どもと一緒でも比較的安心して釣りを楽しめます。ただし、どんな釣り場でも安全対策は必要です。特に小学生以下の子どもと釣りをする場合は、ライフジャケットを着用させるなどの対策を徹底しましょう。万が一の転落事故を防ぐために、大人がしっかりと目を配ることも大切です。

また、公衆トイレが備わっているため、長時間の釣りでも安心して過ごせます。釣り場の近くにトイレがあると、子どもや女性でも快適に利用できるため、家族連れには嬉しいポイントです。

杉田臨海緑地で釣れる魚とおすすめシーズン

釣れたマメアジ

杉田臨海緑地では、季節ごとに異なる魚が狙えます。防波堤に囲まれた湾奥にありながらも、アジやサバなどの回遊魚、タチウオ、イナダなどの青物、さらにはヒイカやアオリイカまで釣れることがあるため、釣りのターゲットとしては意外に豊富です。

春(3月~5月)

春は水温が上がり始め、メバルやカサゴなどの根魚(ねざかな:岩場や海底付近に生息する魚)が釣りやすい時期です。特に足元でのウキ釣りや探り釣りが有効で、初心者でも比較的簡単に釣果を得られます。

また、ヒイカの接岸が見られることもあり、エサ釣りで狙うのも面白いです。小型のエビやアジの切り身を使うと効果的で、運が良ければアオリイカが釣れることもあります。

夏(6月~8月)

夏になると、アジやサバなどの回遊魚が増え、サビキ釣りが最も楽しめるシーズンになります。特に朝や夕方の涼しい時間帯が狙い目です。ファミリー層にも人気の釣り方で、釣れた魚をその場で持ち帰って天ぷらや南蛮漬けにするのも楽しみのひとつです。

また、サビキで釣ったアジを泳がせて、青物(イナダなど)を狙うのもおすすめです。泳がせ釣りは仕掛けがシンプルで、初心者でも挑戦しやすい釣り方のひとつです。

秋(9月~11月)

秋は釣りのベストシーズンといわれ、アジ、サバ、イワシなどの回遊魚がより大きく成長し、数も多くなる時期です。サビキ釣りでもサイズアップした魚が狙え、釣りやすさと釣果の両方が期待できます。

また、秋の夜釣りではヒイカの釣果が増えることがあり、エサ釣りで狙うのもおすすめです。アオリイカの釣果も時々報告されているため、狙う価値は十分にあります。

さらに、泳がせ釣りでイナダなどの青物を狙うのも面白い時期です。回遊のタイミングが合えば、予想以上の大物が釣れることもあります。

冬(12月~2月)

冬になると水温が下がり、活性の低い魚が増えますが、カレイやアナゴが狙えるシーズンです。カレイは底付近を狙うのがポイントで、エサにはアオイソメや本虫が効果的です。夜釣りではアナゴが釣れることもあり、エサ釣りの楽しさが味わえます。

また、冬の間もメバルやカサゴといった根魚が釣れるため、じっくりと釣りを楽しみたい人には適した季節といえます。

杉田臨海緑地で釣りをする際のルールとマナー

釣り道具

杉田臨海緑地は、釣りを楽しめる貴重な公園ですが、すべての利用者が快適に過ごせるようにルールとマナーを守ることが大切です。釣り人だけでなく、散歩やレジャーを楽しむ人もいるため、周囲への配慮を忘れずに行動しましょう。

杉田臨海緑地の釣りに関するルール

この公園では、投げ釣り(遠投)が禁止されています。これは、釣り人同士のトラブルを防ぐためではなく、公園を利用するすべての人の安全を守るためです。釣り場のすぐ後ろには歩道やベンチがあり、釣りをしない人も多く通ります。振りかぶって仕掛けを投げると、近くにいる人に当たる危険があるため、遠投は禁止されているのです。

そのため、杉田臨海緑地で釣りをする際は、足元に仕掛けを落として釣る方法を選びましょう。サビキ釣りやウキ釣り、ちょい投げなどの釣り方で十分に楽しめます。また、サビキで釣ったアジを泳がせて青物を狙う方法も有効です。ルールを守ることで、釣り場を長く利用できるよう心がけましょう。

釣り人としてのマナー

杉田臨海緑地は、釣り人だけでなく多くの人が利用する公園です。ゴミの持ち帰りはもちろん、コマセ(撒きエサ)の後始末もしっかり行うことが重要です。コマセをそのまま放置すると悪臭の原因になり、釣り場の環境が悪化します。釣りの後は海水を汲んで洗い流し、次に利用する人が気持ちよく釣りができるようにしましょう。

また、駐車場の利用マナーも重要なポイントです。杉田臨海緑地には無料の駐車場がありますが、釣りの人気スポットのため、特に休日は満車になることが多くあります。その際、無理に空いているスペースに駐車したり、路上駐車をしたりするのは厳禁です。近隣にはコインパーキングがあるため、駐車場が満車の場合はそちらを利用するようにしましょう。違法駐車が増えると、最悪の場合、釣り場の閉鎖につながる可能性もあります。

杉田臨海緑地は、ルールとマナーを守ることで、誰もが快適に利用できる釣り場です。釣りを楽しむと同時に、周囲の人への配慮を忘れずに行動しましょう。

杉田臨海緑地の設備情報

杉田臨海緑地は、釣りをするのに適した環境が整っている公園ですが、設備を事前に把握しておくことで、より快適に釣りを楽しめます。トイレや駐車場の場所を確認し、必要なものを準備してから釣行に向かいましょう。

トイレ

釣り場の近くには公衆トイレが設置されており、誰でも利用可能です。公園内のトイレなので、基本的には清潔に管理されていますが、混雑時には利用者が多くなるため、念のため除菌シートやハンディタイプの消毒液を持参すると安心です。

駐車場

杉田臨海緑地には無料の駐車場が完備されており、釣り人にも便利な設備となっています。ただし、駐車スペースには限りがあり、特に土日や祝日、釣りのハイシーズン(春・秋)には満車になることが多いため、早めの到着を心がけるとよいでしょう。

また、満車の場合は近隣のコインパーキングを利用するのがおすすめです。無理に空いているスペースに駐車したり、路上駐車をしたりするのはトラブルの原因になりかねません。釣り場の環境を守るためにも、ルールを守って駐車しましょう。

最寄りのコンビニ

杉田臨海緑地の最寄りのコンビニは「セブン-イレブン 横浜杉田4丁目店」です。釣り場から徒歩10~15分ほどの距離にあり、軽食や飲み物の購入に便利です。

ただし、釣り場のすぐ近くにはコンビニがないため、事前に必要なものを購入してから向かうのがおすすめです。特に、釣行時間が長くなる場合は、飲み物や食料をしっかり準備しておくと快適に釣りが楽しめます。

周辺の釣具屋

杉田臨海緑地の最寄りの釣具屋は、「つり具の上州屋 横浜南部市場店」です。釣り場から徒歩15~20分ほどの距離にあり、エサや仕掛けを購入するのに便利です。

特に、サビキ釣り用のアミエビやアオイソメなどのエサを現地で調達したい場合には、この釣具店を利用するとよいでしょう。また、釣り道具を忘れてしまった場合でも、仕掛けや小物をすぐに買い足せるので、急なトラブルにも対応できます。

事前に必要なものを準備しておくことが理想ですが、万が一の際に備え、最寄りのコンビニや釣具店の場所を確認しておくと安心です。

杉田臨海緑地へのアクセス

杉田臨海緑地は、電車でも車でもアクセスしやすい立地にあります。横浜市内からはもちろん、東京都内からでも比較的短時間で到着できるため、日帰り釣行にも向いている釣り場です。アクセス方法を事前に確認し、スムーズに釣りを楽しめるようにしましょう。

車でのアクセス

車で向かう場合、最寄りの高速道路は首都高速湾岸線の「杉田出入口」です。ここで降りて一般道を進むと、約5分ほどで杉田臨海緑地に到着します。

公園内には無料の駐車場があるため、車での釣行にも便利ですが、スペースには限りがあるため、特に週末や連休は早めの到着がおすすめです。もし駐車場が満車の場合は、近隣のコインパーキングを利用しましょう。違法駐車はトラブルの原因となり、周辺住民の迷惑にもなるため、絶対に避けてください。

電車でのアクセス

公共交通機関を利用する場合、最寄り駅はJR根岸線「新杉田駅」または京急本線「杉田駅」の2駅です。

新杉田駅からのアクセス

新杉田駅から徒歩で約15~20分ほどの距離です。駅を出たら国道16号を南下し、南部市場方面へ向かいます。途中、歩道橋を渡る必要があるため、大きな荷物を持っている場合は注意が必要です。

杉田駅からのアクセス

杉田駅からは徒歩約20~25分ほどかかります。少し距離がありますが、周辺にはコンビニなどもあるため、飲み物や食料を調達しながら向かうこともできます。

電車で行く場合は、荷物をコンパクトにまとめることが大切です。サビキ釣りの道具やエサ、折りたたみのバケツなど、必要最低限の装備で向かうと快適に移動できます。

最後に

杉田臨海緑地は、アクセスの良さと無料で釣りを楽しめる環境が魅力の釣りスポットです。岸壁には柵が設置されており、足場も安定しているため、初心者やファミリーにもおすすめできます。また、トイレや駐車場といった設備が整っている点も、釣り場としての大きなメリットです。

釣れる魚の種類も豊富で、春から秋にかけてはアジやサバ、イナダなどの青物、冬にはカレイやアナゴといった魚が狙えるため、一年を通してさまざまな釣りが楽しめます。特に、サビキ釣りやウキ釣りが主流の釣り場なので、初心者でも挑戦しやすいのが特徴です。

ただし、投げ釣りは禁止されているため、ルールを守って釣りを楽しみましょう。また、ゴミの持ち帰りや駐車マナーを徹底し、周囲の人への配慮も忘れないことが大切です。こうしたマナーを守ることで、今後も釣り場を快適に利用し続けることができます。

これから杉田臨海緑地で釣りを計画している方は、事前に潮汐表をチェックし、最寄りのコンビニや釣具店の場所も確認しておくと、よりスムーズに釣りを楽しめるでしょう。ぜひ、安全対策を万全にして、家族や仲間と楽しい釣りの時間を過ごしてください。

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