田結漁港の釣り場は穴場スポット！キスやアオリイカ、チヌなどのポイントを紹介

田結漁港の概要

田結漁港（たいぎょこう）は兵庫県豊岡市にある漁港。日本海に面した小さな漁港で、都心近くの釣り場のように釣り人でごった返すこともなく、穴場な釣りスポットとなっています。

釣りの他にも、漁港の西側には「気比の浜海水浴場」や「気比の浜キャンプ場」などアウトドアを楽しめるスポットがあります。

また、田結漁港では「神水（かんずい）わかめ」の漁が盛んで、わかめを天日干しするための設備が完成したのをきっかけに、1999年から例年5月頃に「わかめまつり」が開催されています。普段は田舎の静かな漁港ですが、地元の方の交流の場としても活躍する漁港となっています。

田結漁港-釣り場の全体像

田結漁港には複数の防波堤があり、防波堤釣りが楽しめます。

防波堤の内海側、または港内の護岸でも釣りが行なえますが港内は水深が浅いため、外海側がメインの釣り場となっています。

なお、釣り場のメインとなる外海側はテトラ帯となっているため、足場は良くありませんので注意が必要です。子連れのファミリーフィッシングの場合はあまり無理せず、港内でキス釣りが無難でしょう。

海底は基本砂地となっていてキス釣りの好ポイントとして人気が高い漁港です。アオイソメなどを餌にぶっこみ釣りで狙います。

キス釣りは7月～8月の夏がハイシーズンとなり、潮の良い日に当たれば数釣りが楽しめます。遠投せずともちょい投げ程度で狙えますので、釣り初心者にもお勧めです。

キスは群れる習性がありますので、まずは広範囲を探り、アタリがある場所を見つけたらそのポイントを重点的に狙えば釣果アップに繋がるでしょう。

田結漁港のある津居山湾は円山川と気比川の河口となっていて、クロダイの魚影が濃いことで知られています。カニを餌に落とし込み釣りや、フカセ釣りなどで狙うと良いでしょう。フカセ釣りではメジナ（グレ）がヒットすることもあります。

春または秋のエギングシーズンにはアオリイカが人気のターゲットです。防波堤の外海側がエギングのポイントとなるので足場は悪いので注意しましょう。

春のアオリイカは産卵のために岸に寄ってきた個体で、サイズは大きいですが釣る難易度は高めです。逆に秋は子供のアオリイカでサイズは小さいですが釣りやすいので、釣り初心者の場合は秋のエギングからスタートすると良いでしょう。

テトラ周辺では良型のメバルやカサゴ（ガシラ）などの根魚の実績も高い釣り場です。

残念ながら田結漁港にはトイレがありませんので、釣りの前に済ませていきましょう。なお、最寄りのトイレは気比の浜キャンプ場近くにある公衆トイレで、釣り場からは800メートルほど離れているので往復で20～30分歩くことになります。

田結漁港には駐車できるスペースがいくつかありますので、駐車場には困らないでしょう。ただし、漁港関係者の邪魔にならないよう十分注意し、看板や関係者の指示に従って駐車しましょう。

最寄りのインターチェンジは北近畿豊岡自動車道の「但馬空港インターチェンジ」です。但馬空港インターチェンジから田結漁港までは車で30分強となっています。

なお、田結漁港近くに駅はありませんので、電車釣行には不向きです。最寄り駅となる「城崎温泉駅」から徒歩で1時間の距離となっています。

田結漁港近くに釣具屋さんはありませんので、事前に餌や仕掛けは購入していきましょう。

田結漁港から南へ20～25分ほどの場所にある釣具屋さんです。但馬空港インターチェンジから田結漁港に向かう途中なので寄りやすい場所にあります。

田結漁港から西に車で20～30分ほどの場所にある釣具屋さんです。

田結漁港は少々辺鄙（へんぴ）な場所にあるため車での釣行以外は厳しいですが、その分釣り人は比較的少なく、のんびりと釣りが楽しめるというメリットもあります。

また、田結漁港の西には円山川の河口があり、そちらのスポットはシーバスの好ポイントとしても知られています。混雑する地域だと釣座の確保の観点から釣り場のハシゴは難しいですが、田結漁港なら釣り場のハシゴもしやすいでしょう。