東中野の散歩スポット10選!個性的だけでお懐かしさのある街を360写真付きで紹介

東中野の魅力

東中野-線路沿いの桜並木と電車

東中野はJR中央・総武線の大久保と中野駅との間にある街です。街の中心となる東中野駅は中央線快速は止まらないものの、新宿から各駅停車で5分と都心からも近く、またJRの他に都営大江戸線の駅もありアクセスしやすい街となっています。

隣の中野に比べると規模は小さいですが個性的でどこか懐かしさを感じる商店街があったり、神田川沿いに続く桜並木の遊歩道があったりと散歩を楽しむのに最適なスポットと言えるでしょう。

以前は地味で訪れる人も多くはない街でしたが、大江戸線の駅ができた後は開発も進み、年々街の姿も変わっています。近隣にはタワーマンションも建ち始め、人の数も増えているため今後もどんどん発展していくことが予想されます。

現在は古さと新しさとが混じり合い、老若男女さまざまな方に人気の見どころの多いお散歩スポットです。

東中野のお散歩スポット10選

ポレポレ東中野

ポレポレ東中野は東中野駅の目の前、西口を出て徒歩1分の場所にあるミニシアター(単館系の映画館)です。

元々は『BOX東中野』という名前のミニシアターでしたが、ビル所有者との契約関係で2003年4月に一旦は閉館となりましたが、ビル所有者がすぐに新たな支配人を公募し、同年の9月には『ポレポレ東中野』として再開されました。

BOX東中野の時代からドキュメンタリー作品が中心だったこともあり、現在もドキュメンタリー作品が多く上映されるミニシアターとして知られています。

監督や出演者のトークショーがあったり、オールナイト上映があったりと他のミニシアターとは一味違う個性的なミニシアターとして人気を博しています。

なお、劇場の一回にはカフェもあり、映画鑑賞だけでなく散歩途中に立ち寄ってのんびりと休憩するにも最適なスポットです。

ポレポレ東中野の基本情報

ムーンロード(東中野駅前飲食店会)

ムーンロードは東中野駅の北側にある昭和の雰囲気を残した飲食店街です。正式名称は『東中野駅前飲食店会』といい、一般的な居酒屋だけでなくジャズやシャンソンの生演奏が聴けるお店など個性的な飲み屋が軒を連ねています。

なお、ムーンロードという呼び名は、飲み屋が並ぶ小路が上から見ると三日月のように曲がっていることが由来となっています。

東中野のお隣の中野はサブカルチャーの街として知られていますが、このムーンロードにもアニメや映画、プロレスなどをモチーフにした飲み屋があり、サブカルチャーが息づいています。

細い路地はタイムスリップしたかのような昭和の雰囲気があり、この独特な雰囲気は度々テレビドラマのロケ地としても活用されています。ただ散歩をしているだけでも楽しめるスポットなので、東中野でお散歩を楽しむ際はぜひ足を運びたい飲食店街です。

ムーンロード(東中野駅前飲食店会)の基本情報

神田川

神田川は井の頭公園の『井の頭池』を起点に、隅田川へと流れ込む全長約24.6キロメートルの一級河川です。水源である三鷹市から杉並区、中野区、新宿区、豊島区、文京区、千代田区、台東区、中央区とたくさんの区をまたいで流れています。

東中野では駅の東側に位置していて、東中野駅から徒歩5分弱で神田川へと足を伸ばすことが可能です。東中野駅近くの神田川は川沿いに遊歩道が整備されていて、散歩を楽しむにも最適なスポットとなっています。

また、川沿いは桜並木となっている場所も多く、開花の時期には見応えのある景観を楽しみながら散歩を楽しむことが可能です。小滝橋や亀齢橋、大東橋など橋もたくさん架けられていて、橋巡りをしながらお散歩を楽しむのもお勧めです。

ギンザ通り

東中野のギンザ通りは東中野駅の北西側、山手通りを渡った先にある昔ながらの商店街です。山手通りから早稲田通りまで続く約300メートルの路地にたくさんのお店が軒を連ねています。

なお、正確には山手通り沿いにあるお店も含め『東中野銀座商店会』で、合わせると全長600メートル、店舗数は約70の大きな商店街です。

先に紹介したムーンロードは居酒屋などの飲食店街なのに対し、ギンザ通りは飲食店の他に青果店やお豆腐屋さん、呉服屋、佃煮店など多種多様なお店が並んでいます。

商店街が結成されたのが1950年(昭和25)頃で歴史は古く、今でもムーンロードと同様にどこか懐かしい雰囲気が残っていて、のんびり散歩を楽しむのにお最適な商店街となっています。

ギンザ通りの基本情報

桜山公園

桜山公園は東中野駅の西、駅から徒歩5分ほどの場所にある公園です。明治大学付属中野中学・高等学校の裏に隣接していて、広さは2,757.16平方メートルとなっています。

園内には多目的広場や遊具広場のほか、ネットで囲まれたキャッチボールができるスペースも設けられています。

また、ベンチや木陰を作る藤棚もあり、散歩の休憩場所としても最適です。桜も植樹されていますので、開花の時期にお散歩するなら穴場な花見スポットとして覚えておくと良いでしょう。

桜山公園の基本情報

神田上水公園

神田上水公園は住所としては新宿区北新宿ですが、東中野駅から徒歩5~6分と、最寄り駅が東中野駅となる公園です。

先に紹介した神田川沿いに設けられた細長い公園で、川沿いに約600メートルの広めの遊歩道で構成されています。

川沿いの遊歩道には桜が植樹されていて、花見スポットとしても人気の高い公園です。なお、『桜並木がみどりの新宿30選』にも選出されています。

遊歩道は桜並木が木陰を作るほか、途中途中にベンチや東屋もありのんびりと休憩をしながらお散歩を楽しむのにも最適です。なお、公園の北東側には公衆トイレも備わっています。

神田上水公園の基本情報

鎧神社

鎧神社は東中野駅から東へ徒歩10分ほど、住所は新宿区北新宿にある神社です。

鎧神社という名は、日本武命御東征のおり、甲冑六具の内を此の地に蔵めた事に由来すると伝えられています。また、武将の藤原秀郷が重病で苦しんだ際に、将門公の鎧を薬師如来を本尊とする円照寺寺内に埋めて、一祠を建て霊を弔ったところ、その病気が癒えたという伝説も残されています。

鎧神社には商売繁盛・勝負運・縁結びなどのご利益があると言われていますので、東中野を散歩する際にぜひ立ち寄って、手を合わせて見てはいかがでしょうか。

鎧神社の基本情報

中野氷川神社

中野氷川神社は東中野駅から南へ徒歩7~8分の場所にある神社です。始まりは1030年(長元3年)と歴史は古く、旧中野村の総鎮守社でした。現在でも地域住民からは『おひかわさま』と称され親しまれています。

日本神話の神様『須佐之男命(すさのおのみこと)』と、その妻である女神『奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)』、須佐之男命の息子であり『大己貴命(おおなむちのみこと)』の三柱がご祭神です。

厄除けや除災招福などのご利益があることで知られています。また、境内には塩竃神社・稲荷神社・御嶽神社・北野神社の4社が末社として鎮座しています。

境内は緑に包まれ厳かな雰囲気があり、都会の喧騒を忘れさせてくれる景観です。なお、境内の裏手には中野区立氷川公園が隣接していて、お散歩途中の休憩スポットとしても利用することが可能です。

中野氷川神社の基本情報

林芙美子記念館

林芙美子記念館は東中野駅から北へ徒歩で15~20分ほどの場所にある文学館です。『放浪記』『浮雲』などの作品で知られる小説家『林芙美子』が生前住んでいた家を記念館として整備、一般公開しています。

現在、旧家部分は一般公開されていませんが、庭先から茶の間、書斎などを見学することが可能です。また、画家の夫『林緑敏』のアトリエ部分が展示室となっていて、遺品や直筆の原稿などを観ることができます。

また、ふみこの庭と呼ばれる記念館の庭には、四季を彩る花々が咲き、見る者を楽しませてくれるスポットとなっています。東中野でお散歩を楽しむ際にはぜひ足を運びたいスポットです。

林芙美子記念館の基本情報

  • 住所:東京都新宿区中井2-20-1
  • 電話番号:03-5996-9207
  • 開館時間:10時~16時半
  • 休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/3)
  • 公式サイト

瀧山稲荷社

瀧山稲荷社は東中野駅から北東へ徒歩10分ほどの場所にある稲荷社です。古くはこの地域の旧家(名家)であった『岸家』の氏神様が祀られていました。

また、瀧山稲荷社の下には『小滝の泉』と呼ばれた池があり、その池の畔には神楽殿、御輿蔵が設けられていて地域の方の憩いの場となっていたそうです。なお、小滝の泉(池)は現在もうありませんが、小滝橋など地名の由来となっている説があります。

瀧山稲荷社の基本情報

  • 住所:東京都中野区東中野5-26

東中野へのアクセス

東中野駅の場所(地図)

東中野駅に乗り入れている路線

  • JR中央・総武線(各駅停車)
  • 都営大江戸線

東中野のお散歩まとめ

東中野はデパートなどの大きな商業施設はありませんが、その分昔ながらの街の商店街が息づく懐かしい雰囲気のある街です。都会の喧騒を忘れてのんびりお散歩を楽しめるスポットと言えるでしょう。

隣にはサブカルチャーの街として知られる中野がありますが、中野まで歩いて行くことも可能ですし、頑張れば新宿へも歩いていけない距離ではありません。東中野を起点に中野や大久保、新宿までお散歩を楽しむのもお勧めです。

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