真栄田岬の概要
真栄田岬は沖縄県のリゾート地として知られる『恩納村』にある岬です。琉球石灰岩が作り出す切り立った崖になっていて、崖の上に設けられた展望所からは真っ青に広がる東シナ海を一望することができます。
沖縄海岸国定公園に含まれるエリアとなっていて、沖縄の自然が色濃く残る海岸線は観るものを圧倒する美しい景観となっています。
また、絶景スポットとしてだけでなく、沖縄屈指のシュノーケリング・ダイビングのスポットとしても知られています。
岬の下にはサンゴ礁が広がっていてシュノーケリングが楽しめる他、沖縄本島内でトップクラスの人気を誇る『青の洞窟』というダイビングスポットもあり、シーズン中は連日沢山の観光客が訪れる沖縄屈指の観光名所です。
真栄田岬の魅力
岬からの絶景
真栄田岬には展望所が設置されていて、コバルトブルーに輝く海の絶景をゆったりと眺めることができます。沖縄の海といえば白い砂浜をイメージする方も多いかと思いますが、高い場所から見渡す海はビーチからの景色とは違った一面を持ち、沖縄に訪れた際には一度は観ておきたい絶景です。
岸近くはサンゴ礁がつくる浅瀬となっていますが、沖に20~30メートルほど行った先はドン深となっていて、エメラルドグリーンからコバルトブルーへと海の色が変化するグラデーションをはっきりと見ることができます。
なお、展望所の先にある崖の淵近くまで行き、迫力のある景色を間近で観ることも可能です。ただし、足元は岩場でとても危険なので細心の注意が必要です。特に子連れの方はお子さんが勝手に岩場まで行ってしまわないよう、目を離さないようにしましょう。
シュノーケリング
真栄田岬は海へと降りる階段も整備されていて、一般の方も海へと降りてシュノーケリングなどを楽しむことができます。
海の透明度は高く、リーフの先の水深3~4メートルほどのサンゴ礁周辺ではたくさんの熱帯魚を見ることができます。魚の種類も豊富で沖縄ならではの色とりどりの魚が泳いでいて、探せばニモのモデルとなったカクレクマノミにも出会えるかもしれません。
なお、真栄田岬のシュノーケリングポイントは深いところで水深5~6メートルとなっていて、また日によっては流れが速くなっている場合もあります。シュノーケリングに慣れていない方はガイド付きのツアーに参加するなど、十分に安全に配慮してシュノーケリングを楽しん下さい。
真栄田岬の西側には「裏真栄田」と呼ばれるシュノーケリングポイントもあり、比較的水深が浅いためシュノーケリング初心者の場合は、裏真栄田からスタートするのもお勧めです。
青の洞窟
真栄田岬の南東側にある、沖縄本島ではトップクラスの人気を誇るダイビングスポットです。真栄田岬がエントリーポイントにもなっていて、シーズン中は連日たくさんのツアー客が真栄田岬から青の洞窟へとエントリーしていきます。
青の洞窟は波が作り出した自然の洞窟で、洞窟の入口から差し込む太陽の光が海底に溜まった白い砂に反射することで海の水をより青く輝かせているそうです。
奥行きは30~40メートル、幅は約4メートルほどの洞窟となっていますが、今ではすっかり人気のダイビングスポットとなっているため、ハイシーズン中はダイバーで混雑することも多いです。少しでも混雑を避けたい場合は早朝のツアーに参加すると良いでしょう。
他では体験できない幻想的な空間となっていますので、沖縄本島でダイビングをするなら外せないポイントとなっています。
なお、青の洞窟は地元の人には「クマヤーガマ」と呼ばれ、悪天候の際に漁師が避難所として利用していたそうです。内部は波も穏やかで、ダイビング初心者やお子さんの参加を歓迎しているツアーが多数あり、難易度は高くないことがわかります。
設備が充実
真栄田岬は人気のシュノーケリング・ダイビングスポットというだけあって、施設も充実しています。駐車場やトイレなどはもちろん、無料の更衣室や有料の温水シャワー、コインロッカーなどが揃っています。
料金はそれぞれ
- 温水シャワー:200円
- コインロッカー:100円
- ドライヤー:100円
で、施設を利用できる営業時間は『7時~19時』です。
また、真栄田岬でのシュノーケリングや青の洞窟でのダイビングができるツアーも充実していて、観光客の方でもツアーに参加することで気軽にシュノーケリングやダイビングを体験することができるのも、真栄田岬の魅力のひとつとなっています。
なお、施設の運営会社さんが毎日天候や波の状況をチェックし、遊泳可否の情報を旗で示しています。(エントリーポイント近くに旗を設置しています)
- 青色の旗:良好な日で一般の方でも遊泳ができる
- 黄色い旗:インストラクター引率でなら遊泳ができる(一般の方のみで遊泳は禁止)
- 赤い旗:海が荒れているため遊泳禁止
という風に旗の色で条件が異なりますので、もし一般の方のみで遊泳を行いたい場合は旗の色をチェックし、禁止となっていないか確かめて下さい。
公式サイトで確認することも可能なので、お出かけ前にチェックすると良いでしょう。
真栄田岬へのアクセス
車
那覇空港から真栄田岬までは車で1時間ほどの道のりです。国道58号線を使うルートと沖縄自動車道(高速道路)を利用するルートの2通りありますが、のんびりと58号線を利用して沖縄の風景を楽しみながら向かうのもお勧めです。
ただし、沖縄の道路は渋滞してしまうことも多いので、時間を短縮したいのであれば高速道路を利用しましょう。
駐車場
真栄田岬には駐車場が備わっています。駐車料金は
- 最初の1時間:500円
- その後1時間毎:200円
です。
なお、駐車場は24時間営業ではなく『7時~19時』となっていますのでご注意下さい。
バス
那覇空港からバスで向かいたい場合は、『120番名護西空港線(牧志経由) 名護バスターミナル行き』に乗車し、『久良波』というバス停で下車。久良波バス停から真栄田岬までは徒歩15分ほどの道のりです。
真栄田岬に関するみんなのツイート・口コミ
今日は真栄田岬にエントリーヽ(*´∀`)ノ
時期をずらしたGWで来てる観光客が多く
人気スポットの海中は大混雑だったけど
フリーダイビングの我々は割と自由♪ pic.twitter.com/AHbeRCaOha— いってるも (@itterumo) April 21, 2022
おはよーさんです…昨日のおまけ…真栄田岬の絶景…皆さん、スキューバ楽しんどる…近くに 青の洞窟 もあるらしい#ひとり旅 #沖縄 pic.twitter.com/TOj6Uox8at
— のんたろ (@nononontaro) April 11, 2022
そういえば真栄田岬で人生初のシュノーケリングを体験したんですが青の洞窟綺麗すぎて普段修羅の街福岡で腐りきった心が洗われた気がしましたよ
泣いてますよ pic.twitter.com/8kDgZ8Ptqe— 鮭@プロ地蔵選手 (@sakeubereatsfuk) March 16, 2022
昼間シュノーケリング真栄田岬が絶景だったなぁ。よく晴れてくれてよかった! pic.twitter.com/T8yU6AVH2H
— なー (@bishop_nah) July 11, 2019
その他の絶景岬
今回紹介した真栄田岬以外にも、沖縄には絶景が見られる『岬』がまだたくさんあります。絶景だけでなく観光施設が併設されていたりシュノーケリングスポットになっていたり、他のレジャーも同時に楽しめる場所などタイプも様々です。
以下の記事では真栄田岬と同じく観光地として整備されていて、観光客でも気軽に行きやすい岬を厳選して紹介していますので、ぜひ沖縄旅行の際に参考にして下さい。
▶沖縄本島の『岬』8選!死ぬまでに一度は見たい絶景スポットを360度写真付きで紹介
真栄田岬のまとめ
せっかく真栄田岬に行くならシュノーケリングや青の洞窟でのダイビングを楽しみたいところですが、泳がずにただ絶景を眺めに行くだけでも十分に価値の高い場所です。
天然芝の憩いの広場や展望所にもなっている東屋などがあり、絶景を眺めながらのんびりとピクニックをすることもできますし、真栄田そばという人気の食堂で沖縄そばを堪能することもできます。
また、冬には運が良ければ真栄田岬からクジラを見ることもできるそうなので、冬でもお勧めの絶景スポットとなっています。
沖縄には真栄田岬の他にも絶景広がる岬が多数ありますが、海まで降りてシュノーケリングやダイビングができるスポットは多くありません。ぜひ沖縄旅行の際は真栄田岬もプランに加えて沖縄の海を堪能してみてはいかがでしょうか。
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