潮見さざなみ公園の概要
潮見さざなみ公園は、東京都江東区にある水辺の公園です。都心からアクセスしやすく、広々とした開放的な景色が魅力です。目の前には運河が広がり、都会にいながらも水辺の癒しを感じられるスポットとして知られています。公園内には遊歩道が整備されており、散歩やジョギングを楽しむ人の姿も多く見られます。
ファミリー層にも人気の公園で、週末には子どもを連れた家族連れがのんびりと過ごす姿が目立ちます。ベンチや芝生エリアもあるため、お弁当を持参してピクニックをするのもおすすめです。釣りをしない人でも、のんびりと景色を眺めながら過ごせる場所です。
潮見さざなみ公園は釣りができる?
潮見さざなみ公園は、都内でも数少ない釣りが許可された公園です。釣り禁止の公園が多い中で、ルールを守れば気軽に釣りを楽しめるため、休日には多くの釣り人で賑わいます。特に、ファミリー層や初心者にとって人気の釣りスポットです。
ただし、公園内のどこでも自由に釣りができるわけではありません。釣りをするには狭いエリアや、そもそも釣りが禁止されている場所もあります。釣りをする前に園内の看板などをチェックして、釣りが禁止されている場所ではないかをチェックしたうえで釣りを楽しみましょう。
また、釣り場によっては足場が高かったり、安全面に注意が必要な場所もあります。小さなお子様連れの場合は、ライフジャケットを着用させるなど、安全対策も十分に行ってください。
公園は24時間開放されていますが、夜間は照明が少なく足元が見えにくい場所もあるため、明るい時間帯に釣りを楽しむことをおすすめします。特にお子様連れの場合は、日没前に帰宅するのが賢明です。
潮見さざなみ公園の釣りポイント

潮見さざなみ公園の全景
潮見さざなみ公園には釣りができるエリアがいくつかありますが、特に釣果が期待できるポイントを押さえておくと、より楽しめます。ここでは、釣りやすさや足場の状態、水深なども含めて紹介します。
運河沿いの護岸エリア
公園のメインとなる釣り場は運河沿いの護岸エリアです。ここでは、シーバス(スズキ)やハゼ、カレイ、クロダイなどを狙うことができます。潮の流れが比較的穏やかで、初心者でも釣りやすいポイントが多いのが特徴です。
護岸はコンクリートで整備されているため、足場がしっかりしており、ファミリーでも安心して釣りを楽しめます。ただし、場所によっては水面までの距離があるため、子どもと一緒に釣る際は十分注意してください。また、落とし込み釣りをする場合は、水深をしっかり確認して仕掛けを調整すると釣果につながります。
橋の周辺エリア
公園内にはいくつかの橋がかかっていますが、その周辺は魚が集まりやすい好ポイントです。特にシーバス狙いのルアーフィッシングをする人にとっては狙い目の場所となります。橋の下は日陰になりやすく、また潮の流れが変化するため、小魚が集まり、それを狙う大型魚の姿も見られます。
橋周辺はキャストがしやすい場所も多いため、ルアーやワームを使った釣りを試してみるのもおすすめです。ただし、橋の上からの釣りは禁止されているため、必ず護岸沿いで釣るようにしましょう。
潮見さざなみ公園で釣れる魚
潮見さざなみ公園では季節ごとにさまざまな魚が釣れるため、年間を通じて釣りを楽しめます。ターゲットとなる魚の種類と、釣れるシーズン、さらにおすすめの時間帯について紹介します。
春(3月〜5月):ハゼ、カレイ、シーバス
春は水温が徐々に上がり、魚の活性が高まる時期です。ハゼはまだ小ぶりですが、数釣りが楽しめるようになります。カレイは春先までが狙い目で、投げ釣りで釣るのが一般的です。シーバスも春はよく釣れるシーズンで、夜の時間帯には活発に動き回る個体が増えます。
おすすめの時間帯は早朝や夕方です。昼間は日差しが強くなることもあるため、朝まずめ(夜明け直後)や夕まずめ(日没前後)の時間帯を狙うと釣果が期待できます。
夏(6月〜8月):ハゼ、クロダイ、シーバス
夏になると、ハゼ釣りの本格シーズンが到来します。初心者や子どもと一緒に楽しむなら、手軽に釣れるハゼが最適です。ちょい投げやミャク釣り(ウキを使わない釣り)で狙うと良いでしょう。
また、クロダイ(チヌ)も夏に活発になります。岸壁沿いや橋の周辺で落とし込み釣りをすると、大型のクロダイがヒットすることもあります。シーバスも夏の夜釣りで狙いやすく、ルアー釣りをする人には楽しい時期です。
この時期は日中の暑さが厳しいため、早朝か夕方以降がベストです。日焼けや熱中症対策をしっかりして釣りを楽しみましょう。
秋(9月〜11月):シーバス、クロダイ、ハゼ
秋は釣りのベストシーズンとも言われ、多くの魚が釣りやすくなります。シーバスはエサをたくさん食べる時期なので、大型の個体が狙えます。トップウォータープラグ(ルアーの一種)を使った釣りも楽しめるでしょう。
クロダイも引き続き釣れますが、特にエサ釣りでの釣果が期待できます。ハゼは秋が終わる頃にはサイズも大きくなり、食べても美味しいため、持ち帰って天ぷらにするのもおすすめです。
秋は一日中釣りが楽しめる時期ですが、特に朝と夕方が魚の活性が高まる時間帯です。
冬(12月〜2月):カレイ、シーバス
寒い時期になると釣れる魚の種類は減りますが、それでもカレイとシーバスが狙えます。カレイは冬に深場に移動するため、遠投できる投げ釣りが有効です。アオイソメ(エサ)を使うと、良型のカレイが釣れることもあります。
シーバスは冬でも釣れますが、活性が低くなるため、スローなアクションのルアーが効果的です。夜釣りで狙う人が多いですが、冬は防寒対策をしっかりしておくことが大切です。
釣果を上げるためのポイント
魚の活性が高い時間帯に釣ることが重要ですが、潮の動きも釣果に大きく影響します。満潮や干潮の前後1〜2時間は魚の動きが活発になりやすいので、潮見表をチェックして釣行すると良い結果につながるでしょう。
潮見さざなみ公園の釣りに関するルールやマナー
潮見さざなみ公園では釣りを楽しむことができますが、ルールやマナーを守ることが大前提です。公園は釣り人だけでなく、散歩をする人や子ども連れの家族も訪れる場所なので、他の利用者への配慮を忘れないことが大切です。
釣りができるエリアを守る
公園内には釣りができるエリアとできないエリアがあります。指定された釣り場でのみ釣りをするようにしましょう。特に遊歩道やベンチ周辺でのキャストは、通行人に迷惑をかける可能性があるため避けるべきです。また、橋の上や公園の通路での釣りは禁止されているため、ルールを確認しておきましょう。
ゴミは必ず持ち帰る
釣りをした後のゴミは、必ず持ち帰るのがマナーです。特に釣り糸や針が落ちていると、他の人や動物がケガをする原因になります。使用済みの仕掛けやエサのパッケージなども、公園内に放置せずにきちんと処分しましょう。ゴミ箱が設置されていない場合は、持ち帰ることが基本です。
魚を必要以上に持ち帰らない
釣りを楽しんだ後、釣れた魚を持ち帰ることもできますが、必要以上に持ち帰らないことも重要です。特に小さな魚(稚魚)はリリースすることで、今後の釣り環境を守ることにつながります。また、食べきれない量を持ち帰ることも避け、資源を大切にする意識を持ちましょう。
仕掛けの取り扱いに注意する
釣りをしていると、根掛かり(仕掛けが水中の障害物に引っかかること)することがあります。その際、無理に引っ張って仕掛けを切るのではなく、できる限り回収するようにしましょう。仕掛けが水中に残ると、他の釣り人や魚に悪影響を及ぼします。
また、釣り竿を振るときは、周囲の安全を確認することが大切です。特に混雑時には、後ろや横に人がいないかしっかりチェックしてからキャストしましょう。
他の釣り人や公園利用者への配慮
公園には多くの人が訪れるため、釣りをしながらも周囲への気配りを忘れないことが大切です。釣りをするスペースを必要以上に占領したり、大きな声を出して騒いだりすると、他の人に迷惑がかかることもあります。
また、釣り場が混雑しているときは、譲り合いの精神を持つことが重要です。特にファミリーや初心者が釣りを楽しんでいるときには、必要に応じてアドバイスをしたり、場所を譲ったりすることで、気持ちよく釣りを楽しめます。
ルールとマナーを守ることで、誰もが気持ちよく釣りを楽しめる環境が維持されます。潮見さざなみ公園での釣りを長く楽しむためにも、意識して行動しましょう。
潮見さざなみ公園へのアクセス
潮見さざなみ公園は東京都内にあり、車でも電車でもアクセスしやすい立地です。初めて訪れる場合は、事前に移動手段を確認しておくとスムーズです。
車でのアクセス
潮見さざなみ公園へ車で向かう場合、首都高速9号深川線の「木場IC」が最寄りのインターチェンジです。インターを降りた後、永代通りを経由して潮見方面へ進むと、公園に到着できます。
都内からアクセスする場合は、永代通りや三ツ目通りを使って江東区方面へ向かうルートが一般的です。ただし、週末や連休中は周辺の道路が混雑することがあるため、時間に余裕を持って出発するのがおすすめです。
電車でのアクセス
電車を利用する場合は、JR京葉線「潮見駅」が最寄り駅です。潮見駅から公園までは徒歩約7~10分程度で、道もわかりやすいため、初めて訪れる人でも迷うことは少ないでしょう。
また、東京メトロ有楽町線の「辰巳駅」や「豊洲駅」からもアクセスできますが、そこからはバスやタクシーを利用する必要があります。バスを利用する場合は、潮見方面行きの路線を確認し、公園近くのバス停で下車するとスムーズです。
電車で訪れる場合は、荷物を最小限にまとめ、移動しやすい格好を心がけると良いでしょう。特に釣り道具を持参する場合は、折りたたみのロッドケースやコンパクトな道具を用意すると便利です。
トイレや駐車場
潮見さざなみ公園を訪れる際には、トイレや駐車場の有無を事前に確認しておくことが大切です。特に小さな子どもと一緒に釣りをする場合、トイレの場所や駐車場の状況を把握しておくと安心です。
トイレの有無と場所
公園内には公衆トイレが設置されています。釣りをしている途中でも利用できるため、長時間滞在する場合でも安心です。
駐車場について
潮見さざなみ公園には専用の駐車場はありません。そのため、車で訪れる場合は近隣のコインパーキングを利用する必要があります。
ただし、週末や祝日は公園近くのコインパーキングが満車になることもあるため、事前に空き状況を確認できるサービスを利用すると便利です。
また、一部の駐車場では最大料金が設定されているところもあるため、長時間の釣りを予定している場合は、料金の上限がある駐車場を選ぶと費用を抑えられます。
もし荷物が多い場合や家族連れで訪れる場合は、最初に近くで荷物を降ろし、その後駐車場に車を停めると移動が楽になります。事前に駐車場の場所を確認し、スムーズに釣りを楽しめるよう準備しておきましょう。
最後に
潮見さざなみ公園は、東京都内で気軽に釣りを楽しめる貴重なスポットです。運河沿いの落ち着いた雰囲気の中で、ハゼやシーバス、カレイなどの魚を狙うことができ、初心者やファミリーにも向いています。
釣りをする際は、ルールやマナーを守りながら、安全に配慮することが大切です。特に混雑する時間帯や小さな子どもと一緒の場合は、釣り場の環境を事前にチェックし、無理のない範囲で楽しむことを心がけましょう。
気軽に訪れることができる潮見さざなみ公園で、都会にいながら釣りの魅力を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。家族や友人と一緒に、楽しい時間を過ごせること間違いなしです。
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