石神井公園で野鳥観察のススメ!都内有数のバードウォッチングスポットを360度写真付きで紹介

石神井公園の概要

石神井公園は東京都練馬区にある都立公園で、広さ約20ヘクタールの練馬区を代表する規模の大きな公園です。東西に細長い形をしていて、中心部を井の頭通りが走り公園を2つのエリアに分けています。

西側のエリアには『三宝寺池』、東側エリアには『石神井池』と2つの大きな池を抱えているのが特徴のひとつで、水辺の遊歩道を水生植物や野鳥などを観察しながら散策するのに適しています。

また、池以外にも

  • 野球場
  • テニスコート
  • 野外ステージ
  • アスレチック広場
  • 水辺観察園
  • 野鳥誘致林
  • 石神井城跡
  • 石神井池のボート場

などの施設がある他、池の一部では釣りをすることもでき、子連れ家族やカップル、お年寄りまで幅広い層に親しまれる公園となっています。

石神井公園は都内屈指のバードウォッチングスポット

枝にとまっているカワセミ

石神井公園には大きな池が2つある他、池の周辺には桜(ソメイヨシノ)やムクノキ、クヌギやカエデ、メタセコイアなど大小様々な木々が植樹されていて、野鳥が集まりやすい環境が揃っています。

バードウォッチャーに人気のカワセミも生息していて、三宝寺池などで小魚を狩るところを観察したり写真に撮ったりすることができます。

また、いずれも木々の多いことに変わりはありませんが、石神井池のある東側エリアは人の手によって整備されている印象があるのに対し、三宝寺池のある西側エリアは比較的鬱蒼とした森を彷彿とさせるような異なる環境となっています。そのためか、観察できる野鳥の種類も多く、季節に応じて様々な野鳥に出会うことが可能です。

最寄り駅の『石神井公園駅』からは徒歩5分というアクセスの良さも魅力のひとつで、都内でも有数のバードウォッチングスポットとして人気を博しています。初めてバードウォッチングに挑戦する方にもお勧めの公園です。

石神井公園で見られる野鳥

留鳥(一年を通して出会える鳥)

留鳥とは繁殖や子育て、越冬などを一定の場所で行う鳥です。渡り鳥のような季節に応じて生息する場所を変える鳥ではありませんので、季節にかかわらず出会える鳥です。ただし、小さい鳥は木の葉っぱが散って枝だけになっている方が見つけやすいなど探しやすさは季節ごとに違いがあります。

  • アオゲラ
  • アオサギ
  • ウグイス
  • エナガ
  • オオタカ
  • オナガ
  • カケス
  • カルガモ
  • カワウ
  • カワセミ
  • カワラバト
  • カワラヒワ
  • キジバト
  • キセキレイ
  • ゴイサギ
  • コゲラ
  • コサギ
  • シジュウカラ
  • スズメ
  • セグロセキレイ
  • ダイサギ
  • ツミ
  • ハクセキレイ
  • ハシブトガラス
  • ハシボソガラス
  • バン
  • ヒヨドリ
  • ミソサザイ
  • ムクドリ
  • メジロ
  • モズ
  • ヤマガラ
  • ワカケホンセイインコ(外来種)

ハクセキレイ

ハクセキレイ

ハクセキレイは体長約21センチほどの野鳥です。スマートな体型をしていて、尾羽根が少し長いのが特徴となっています。

頭部から背中にかけて黒色もしくは灰色で腹部は白色で、首元にも黒色が入っています。雄の夏羽は黒色となりコントラストがはっきりとします。

昔、関東では冬鳥として知られていましたが、繁殖地が南下し1970年代以降は東京での繁殖も確認され留鳥となっています。

漂鳥

漂鳥とは日本国内で季節に応じて生息場所を変える鳥です。それに対し、移動する距離が長く日本と国外とを行き来する鳥は渡り鳥と呼ばれています。

漂鳥は暖かい季節には北の地域や標高の高い場所に生息し、寒い季節になると南の地域や低地に移動して越冬します。

石神井公園では基本、晩秋から冬、春の初頭にかけて出会える可能性が高い鳥たちです。

  • アオジ
  • オオバン
  • カイツブリ
  • シメ
  • ビンズイ
  • マガモ
  • ルリビタキ
  • イカル
  • キクイタダキ

カイツブリ

水面を泳ぐカイツブリ

カイツブリは体長25~30センチほどの水鳥です。カモに似ていますがカイツブリ目カイツブリ科の鳥で、カモではありません。北海道や本州の北エリア、または山地では夏場の暖かい季節のみ生息する漂鳥ですが、本州中部以南の低地では留鳥として一年を通して観察できる野鳥となっています。

ベースの色は茶色ですが、首元の羽毛が夏は赤っぽく、冬は黄色っぽく淡い色に変化します。

体の作りとして歩くのにはバランスが悪いのですが、泳ぐのには適した体となっていて、潜水もとても得意な鳥です。潜水して小魚やエビ、水中の昆虫などを捕食します。

夏鳥

夏鳥とは、暖かい春~夏の季節に日本国内に飛来し繁殖活動を行い、秋には日本を離れ国外で越冬する渡り鳥たちのことです。

  • キビタキ
  • アカハラ

キビタキ

木の枝にとまるキビタキ

キビタキは体長13~14センチほどの小さな野鳥です。メスは地味な色合いですが、オスは黒をベースとした翼に旨や頭の一部に黄色い羽毛を持ち、カラフルな姿でバードウォッチャーを楽しませてくれます。

昆虫を捕食するため雑木林を好んで住処にしていますので、雑木林を中心に探してみると良いでしょう。また、明け方にオスは縄張りを誇示するために美しい声を発します。鳴き声を頼りに探すのもコツのひとつです。

夏場に日本で繁殖を行ったキビタキは、冬の訪れとともに東南アジアへ渡り越冬し、また暖かい季節に日本に戻ってきます。

冬鳥

冬鳥は秋から冬にかけて日本国内に訪れ越冬する渡り鳥です。春には日本を離れて北へ移動し、繁殖や子育てを行い、また寒い季節に日本に戻ってきます。

  • アトリ
  • オカヨシガモ
  • オナガガモ
  • キンクロハジロ
  • コガモ
  • ジョウビタキ
  • シロハラ
  • スズガモ
  • ツグミ
  • ハシビロガモ
  • ヒドリガモ
  • ホシハジロ
  • マヒワ
  • ヨシガモ

ジョウビタキ

枝にとまっているジョウビタキ

ジョウビタキは全長約15センチほどの小さな野鳥です。

ベースの色は薄い茶色に、オスのみ頭が銀白色に顔部分が黒と比較的カラフルな羽毛を持っていますが、メスは翼の一部に白斑があるのみで地味な色味となっていてスズメに見間違えられることもあります。

夏にチベットやロシア極東などで繁殖を行い、冬になれると日本全国に渡り鳥としてやってきますが、近年は日本国内での繁殖も確認されています。

体の小さい鳥は群れることが多いのですが、こんおジョウビタキは群れを作らず単体で暮らしています。

石神井公園の野鳥観察ポイント

三宝寺池と周辺

石神井公園の東側にあるエリアです。園の中心には国の天然記念物に指定されている『三宝寺池沼沢植物群落』のある三宝寺池があります。なお三宝寺池は井の頭公園の『井の頭池』と善福寺公園の『善福寺池』とともに『武蔵野三大湧水池』として知られています。

東京都内にありながら、三宝寺池とその周辺は木々が生い茂り自然豊かな環境が残されていて、たくさんの野鳥が集まる一大バードウォッチングスポットです。

バードウォッチャーに人気のカワセミも生息していて、カワセミが姿を表すとたくさんの方が巨大な望遠レンズを向けて撮影を楽しんでいます。

また、三宝寺池沼沢植物群落となっている浮島は立入禁止となっているため野鳥も安心して生息することができ、オオタカが巣を作り子育てをする貴重な場所となっています。

石神井池と周辺

石神井公園の西側エリアです。北側は石神井池という人工の池が敷地の大半を占めています。

石神井池はボート場となっていて、

  • ローボード(手漕ぎ・3人乗り):30分520円、1時間720円
  • サイクルモード(足漕ぎ・2人乗り):30分620円
  • スワンボート(足漕ぎ・2人乗り):30分700円

でレンタルすることができます。

ボートに乗り、自分が水鳥になった気分でバードウォッチングを楽しむのも良いでしょう。

また、池には『中之島』という小さな島も設けられていて、小橋を渡って島に入ることができます。野鳥はもちろん、夏場はクワガタなどの昆虫探しもお勧めです。

石神井公園へのアクセス

石神井公園の場所(地図)

電車

最寄り駅は西武池袋線の『石神井公園駅』で、駅から5~6分の距離です。

なお、石神井公園駅は公園の東エリア(石神井池側)に近いため、三宝寺池までは20分弱となっています。三宝寺池のほうが野鳥を見られる可能性が高いので、バードウォッチングの際は必ず三宝寺池まで足を伸ばしてみて下さい。

駐車場

石神井公園には第一、第二と2つの有料駐車場が備わっています。

料金はいずれも

  • 最初の1時間:400円
  • 以降30分ごと:200円
  • 入庫後12時間最大:1,600円(繰り返し適用)

となっています。

石神井公園の野鳥に関するみんなのツイート

東京都内のその他バードウォッチングスポット

石神井公園のある東京には、まだまだたくさんのバードウォッチングスポットがあります。大都会であるにも関わらず、野鳥が生息できる自然が残された場所も点在していて、観察できる野鳥も意外に豊富です。

以下の記事では、東京都内にあるバードウォッチングスポットを厳選して紹介しています。

東京都内の野鳥観察スポット20選!バードウォッチングに最適な公園などを360度写真付きで紹介します

都内なのでアクセスの便は良く、また基本は公園など遊歩道が整備された歩きやすい場所となっていますので、バードウォッチング初心者でも気軽に野鳥観察を楽しめる環境ばかりです。

東京都内で野鳥観察をする場合は、ぜひご参考ください。

石神井公園の基本情報

コメント

タイトルとURLをコピーしました