トケイ浜はシュノーケリングもできる穴場なビーチ！古宇利島のお勧めスポットを360度写真付きで紹介

2021.09.22

トケイ浜の概要

トケイ浜（渡海浜）は沖縄県今帰仁村の離島「古宇利島」にある天然の砂浜です。古宇利島の北側に位置していて、まだあまり知られていないためか海水浴客は少ない穴場なビーチとなっています。

バナナボートなどのアクティビティはありませんが、無料の駐車場が備わっている他、有料のシャワーやトイレなどの設備が揃っていて地元の方以外でも海水浴やシュノーケル、磯遊びが楽しみやすいビーチです。

古宇利島

トケイ浜のある古宇利島は、沖縄県北部の本部半島の北側にある離島です。離島ではありますが本島と橋で繋がる屋我地島と更に橋で繋がっているため、車で簡単に渡れる離島となっています。

島の面積は約3.17平方キロメートル、外周は7.9キロメートルで車であれば一周15分ほどしかかりません。

人口は356人（令和3年3月時点）と小さな島ですが、古宇利島へ渡れる「古宇利大橋」が開通した2005年以降は観光スポットとして県内外からたくさんの観光客が訪れるようになりました。

特に古宇利大橋は絶景で、真っ青な海の上を渡れるドライブコースとしても人気の高いスポットとなっている他、島内にはトケイ浜を含め複数のビーチが点在しています。

トケイ浜の魅力

穴場なビーチ

古宇利島には複数のビーチがあり、中でも古宇利大橋の袂近くにある古宇利ビーチは人気が高く、オンシーズンの夏にはたくさんの海水浴客で溢れかえります。古宇利ビーチは設備やアクティビティが充実していますので海水浴客が集中してしまうのもうなずけます。

それに比べトケイ浜はオンシーズンでも海水浴客は少なく、規模（キャパ）の小さい浜ですが混雑してしまうことはほとんどありません。

平日などは他に誰もおらず、まるでプライベートビーチのような気分でビーチを独り占めできることもあります。

透明度が抜群でシュノーケルが楽しめる

トケイ浜-透明度の高い海

現在はたくさんの観光客が訪れる古宇利島ですが、古宇利大橋が開通する2005年より前は訪れる観光客も少なく、未だ手つかずの自然が多く残る島です。島内のビーチはどこも透明度が高く、トケイ浜も例外ではなく色とりどりの熱帯魚を目視することができます。

また、トケイ浜は岩礁が多いビーチのため熱帯魚の魚影が濃く、シュノーケリングにも最適なスポットです。砂浜近くの浅瀬でもたくさんの熱帯魚が泳いでいますので、お子さんでも熱帯魚と戯れて海水浴が楽しめます。

トケイ浜で海水浴をするなら、水中メガネは必ず持参することをおすすめします。

円筒状空洞地形群（ポットホール）

 

トケイ浜-ポットホール

トケイ浜には丸い穴の空いた岩が点在しています。まるで人工的に空けられたかのうようにまん丸い穴ですが、ポットホールと呼ばれる自然によって作り出された穴です。

ポットホールとは岩の小さなくぼみに偶然溜まった小石が水流で回転し、長い年月をかけてくぼみが徐々に深くなっていったものです。

トケイ浜の岩に空いた丸い穴は、12万6000年前から1万1700年前の「更新世後期」と呼ばれる時代に形成されたポットホールが起源で、その後ポットホール内に溜まった赤土による溶食が進み、穴がより深くなったと言われています。

トケイ浜にあるポットホールは直径30cmから1メートルほどの大きさのものまであり、また中には岩を貫通しているものまであります。

他の海岸ではなかなか見ることのできない、自然が作り出す不思議な光景となっていますので、トケイ浜で海水浴をする際はポットホールを探してみましょう。

トケイ浜の注意点

マリンシューズは必須

トケイ浜の海底は砂混じりの岩礁帯となっています。裸足はもちろん、ビーチサンダルだと怪我をしてしまいますので、足を完全に覆えるマリンシューズなどを履いて海水浴やシュノーケリングを楽しんでください。

潮汐表もチェックしましょう

トケイ浜の干潮時は岩（リーフ）が露出し、海水浴はできません。トケイ浜で海水浴を楽しみたい場合は潮見表をチェックして満潮時付近に行くようにしましょう。

なお、干潮時はリーフにいくつも潮溜まりができ、磯遊びができます。リーフは岩がゴツゴツしていて泳ぐことはできませんが、潮溜まりに入って水中メガネで熱帯魚を観察することも可能です。

また、ポットホールを見たい場合も干潮時のほうがお勧めです。

トケイ浜へのアクセス

トケイ浜は那覇空港から高速道路を使って1時間30分ほどの道のりです。高速道路の北側の終着である許田インターチェンジを下り、国道58号線を更に北上します。その後「屋我地大橋」を渡り屋我地島を経由して古宇利大橋を渡るのが最短のコースです。

ただ、沖縄本島から屋我地島へ渡る橋は2つあり、もう一方の「ワルミ大橋」を経由するのもお勧めのコースです。ワルミ大橋は絶景スポットとして知られていますので、お時間のある方はぜひワルミ大橋にも立ち寄ってみましょう。

トケイ浜の設備

トケイ浜には、入口付近に

  • 駐車場（無料）
  • 売店
  • 更衣室（有料）
  • シャワー（有料）
  • トイレ（有料）

の設備が整っています。いずれも規模は小さいですが、海水浴は少ない穴場なビーチなので混雑することは稀で、ストレス無く海水浴を楽しめるでしょう。

なお、トケイ浜にはハブクラゲ除けのネットはありませんので、万が一クラゲを見かけた場合は遊泳をやめましょう。

トケイ浜の口コミ

古宇利島のその他ビーチ

ピース浜（第2トケイ浜）

トケイ浜の東側にはビーチが続いていて、トケイ浜以上に穴場なビーチとなっています。ピース浜や第2トケイ浜と呼ばれています。

トケイ浜と同じくクラゲ避けネットなどは無い天然の白砂ビーチとなっています。

トケイ浜に他のお客さんがいてプライベートビーチ感が薄れてしまう場合には、足を伸ばしてみると良いでしょう。

ティーヌ浜

トケイ浜の西側にある天然のビーチです。トケイ浜からは直線で400メートルほどの距離の場所にあり、十分歩いて行ける距離となっています。

ティーヌ浜はJALのCM（主演「嵐」）で一躍有名になった浜で、海水浴だけでなく海の景色を眺める絶景スポットとしても人気があります。

また、ティーヌ浜には「ハートロック」と呼ばれるハート型に見える岩があり、恋の聖地としても知られています。ハートロックは2つの岩でできているのですが、2つの岩が重なってハート型が出来上がる位置から眺めると「恋が叶う」というジンクスがあります。

ティーヌ浜については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
▶古宇利島のハートロックは恋の聖地！ティーヌ浜の絶景を360度付きで紹介

古宇利ビーチ

古宇利島の入口である、古宇利大橋の袂付近にあるビーチです。古宇利島の中では最大で一番人気のビーチとなっています。

シャワーやトイレ、クラゲ除けネットなどの設備はもちろん、パラソルやビーチチェアーのレンタルなどサービスも充実しています。また、バナナボートやジェットスキーのアクティビティもあります。

海底も基本砂地となっている場所が多く泳ぎやすいのも嬉しいポイントの一つです。トケイ浜のように穴場ではなくたくさんの海水浴客がいますが、設備のことを考えると安心して海水浴が楽しめますので子連れ家族にはお勧めのビーチです。

トケイ浜のまとめ

沖縄にはたくさんの人気ビーチがありますが、無料の駐車場が備わっていて、有料ですがトイレや更衣室、シャワーなどもある上、人も少ない穴場なビーチはそこまで多くありません。

今後はどんどん人気が出て人が増えてくると思いますので、今のうちにトケイ浜でのんびりプライベート気分を味わってみてはいかがでしょうか。

監視員などはいませんので、事故にだけは気をつけて古宇利島の海を満喫してください。

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