中野のシンボル「中野サンプラザ」
中野駅の北口から左手の中野通りに出ると、すぐ目の前に三角形の大きな建物があります。この特徴的な形をした建物が、今回紹介する「中野サンプラザ」です。
中野サンプラザは、もともと「全国勤労青少年会館」という名前で、国が運営する勤労者福祉施設として1973年(昭和48年)に開業した施設です。
現在は民営化され「株式会社中野サンプラザ」が運営する
- ホテル
- レストラン
- 結婚式場
- コンサートホール
- ボウリング
- プール・ジム
- 音楽スタジオ
などが入居する複合施設となっています。
好きなアーティストがコンサートでも開かない限り地元の人でも利用することは少ない施設かと思いますが、三角形のユニークなフォルムに愛着を持っている人も多く、中野のランドマーク的な存在として中野区民だけでなく、沢山の方に親しまれ続けています。
2022年に解体される?
中野区は「中野サンプラザ・区役所地域の再整備計画」を発表しており、中野サンプラザや隣の区役所などを含めた一帯を再整備することが決まっています。
この中野サンプラザの解体に対しては惜しむ声も多く、反対の署名活動なども行われました。
再整備後は、最大7千人を収容できるイベントホール(アリーナ)の他、オフィスや商業施設が入る大規模な複合施設に生まれ変わる予定となっています。2024年に解体作業を開始し、2028年度末の完成を目指しているそうです。
時代と共に変わり続けるのは致し方ないことですが、これまで中野の街が培ってきたサブカルのイメージも残しつつ、新たな施設に生まれ変わって欲しいですね。なお、現在の中野区長(酒井直人)は建て替えられた後の新施設にも「中野サンプラザ」という名前を残したいという意向だそうです。
中野サンプラザ前広場
中野サンプラザの正面玄関前にある広場です。
中野サンプラザのコンサートホールは「アイドルの聖地」とも呼ばれており、コンサート時には、この広場がアイドルファンで溢れかえっています。
アイドルの聖地と呼ばれていますが、もちろんアイドルだけでなくロックバンドや演歌歌手など、幅広いジャンルのアーティストがコンサートを開催しています。
また、この広場自体で大小様々なイベントが催され、お祭りのメイン会場となることもしばしば。たくさんの人が集う場所となっています。
1階エントランス
正面玄関から入って目の前に広がる1階エントランスです。幅の広い階段が、2階のコンサートホールに伸びています。
なお、コンサート会場の受付や、ホテルの受付などは別フロアにありますので、この1階エントランスは誰でも自由に出入りすることが可能です。
エントランスでは、写真や絵などの展示会が行われていることもありますので、近くに来た際はついでに覗いてみると良いでしょう。
コンサートホールへの階段を登らずに奥に進むと、突き当たりにインフォメーションがあり、その両サイドのさらに奥にエレベーターホールがあります。(ちなみに、トイレも両サイドのエレベーターホール脇にあります)
MB階
中野サンプラザのMB階には、
- ボウリング場
- インターネットカフェ
- 花屋さん
が入居しています。
ボウリング場(中野サンプラザボウル)
ボウリング場は、平時は夜中1時まで、金土および祝前日は朝5時まで影響しています。中野で終電を逃した方は、朝までボウリングをしながら始発を待つこともできます。
中野サンプラザボウルの料金
1ゲームの料金 | 通常料金 | 友の会会員 |
一般 | 650円 | 500円 |
大学・専門学生 | 500円 | 400円 |
小中高生 | 450円 | 300円 |
幼児 | 350円 | 200円 |
シニア(60歳以上) | 550円 | 400円 |
障害者 | 450円 | 300円 |
※貸靴:300円
上記のほか、「時間貸し(要予約)」や、「学生3ゲーム表彰付きパック」などのプランもあります。詳細は▶公式サイトにてご確認ください。
MB階の裏口
MB階にも外に通じる裏口があり、地上に上がる階段には花屋さんの商品が並んでいます。ボウリング場やインターネットカフェ、スポーツジムなど地下の施設を利用する場合は、この裏口が便利です。
なお、このMB階の裏口から地上に出た所に、シェアサイクリングのステーション(駐輪スポット)が設置されています。
1時間100円でレンタルでき、中野駅周辺に8箇所設置されているステーションのどこでも乗り捨てOKの便利なサービスです。
中野サンプラザのある「中野通り」は桜の名所としても有名なスポットです。中野通りの桜並木は全長約2kmありますので、自転車を借りて巡るのも良いかと思います。
中野サンプラザの地下1階
中野サンプラザの地下1F~2Fには「音楽スタジオ」と「プール・スポーツジム」が入っています。
ただ、スポーツジムの料金に関しては、近隣の相場よりも少し高めです。
出待ちは裏口で
中野通り沿いにある、コンサートの関係者入場口です。コンサートのある日は、ファンの方がここで「出待ち」をしているのをよく見かけます。
ちなみに、入口脇が関係者の喫煙所となっていて、運が良ければアーティスト本人がタバコを吸っている場面に出会えるかも?です。以前私は、たまたまここを通りかかった時に、松崎しげるがタバコを吸っているのを見ました。
中野サンプラザの駐車場
中野サンプラザには、タイムズが運営する収容台数99台の駐車場が備わっています。駐車場は、地上と地下1~3階まであり、中野サンプラザの屋内からは、地下1階に駐車場連絡通路が備わっています。
駐車料金は、近隣の相場よりも若干高めです。
中野サンプラザ駐車場の料金
- 8時~24時:30分400円
- 0時~8時:60分100円
- 当日1日最大料金(平日のみ):2,400円(24時まで/24時を超えたら繰り返し適用)
※1日最大料金のプランは、月~金の平日のみ適用で、土日祝日は適用外となりますので注意が必要です
※24時間営業で、24時間いつでも入出庫可能です
中野セントラルパークの駐車場の料金
なお、中野サンプラザのすぐ近くにある「中野セントラルパーク」の駐車料金は、以下となります。
- 30分200円
- 最大料金:24時間毎1,400円
位置的にもほぼ一緒で、さらに中野セントラルパークの方が新しくキレイで停めやすい上に安い。と全てにおいて中野セントラルパークのパーキングの方が優っています。
※ただし、中野セントラルパークの駐車場は営業時間が7時~23時半までとなっており、この時間内のみ入出庫可能です
なお、中野サンプラザの駐車場には、タイムズのレンタカーサービスも併設しています。地下1階の連絡通路に受付があります。
中野サンプラザ周辺
中野ブロードウェイ
中野に「サブカルの街」という特色を付けてくれたのがこの「中野ブロードウェイ」です。まんだらけを筆頭に、マニアックな店が多数入居する商業施設で、今回紹介した中野サンプラザと並んで、中野のランドマーク的なスポットとなっています。
以前、別の記事で詳しく紹介していますので、そちらも合わせて御覧ください。
▶サブカルの聖地「中野ブロードウェイ」を360度写真付きで紹介
中野セントラルパーク(四季の森公園)
中野サンプラザから歩いてすぐの場所にある、比較的新しい公園です。公園と商業ビルが隣接しており、オープンテラスのカフェやレストランも充実しており、子連れの家族に人気のお出かけスポットとなっています。
こちらも別の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ御覧ください。
▶子連れにおすすめ「中野セントラルパーク(四季の森公園)」を360度写真付きで紹介
中野サンプラザのまとめ
中野にあった警察大学校が府中に移転し、跡地に中野セントラルパーク(四季の森公園)が整備されたのを皮切りに再整備が続く中野北口エリア。その時代の波に押されるように、中野サンプラザの三角形もうすぐ見れなくなってしまうと考えると、少しさみしい気もしますね。
中野サンプラザが解体されてしまう前に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
中野サンプラザの基本情報
- 名称:中野サンプラザ
- 住所:東京都中野区中野4-1-1
- 運営:株式会社中野サンプラザ
- 電話:03-3388-1151(総合お問い合わせ)
- 公式サイト:https://www.sunplaza.jp/
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