若洲海浜公園は初心者にもオススメな海釣りスポット
城南島海浜公園で、釣り具レンタルショップの店員さんに
「ここ(城南島)は釣り初心者じゃ釣れないからやめた方がいいよ。やるなら近くの若洲海浜公園に場所を移動するのがオススメ」
というアドバイスをもらって訪れたのが、今回紹介する若洲海浜公園です。
城南島での釣りを諦めた後すぐに若洲海浜公園に移動したのですが、確かに初心者の筆者家族でもそれなりに釣果をあげることができました。
釣り専用の防波堤には柵が設置されていて、小さな子供が海に落ちる心配もありませんし、釣り具のレンタルやトイレなどの設備も整っていて、筆者のような釣り初心者の子連れ家族にはかなりオススメな海釣りスポットです。この日以来、若洲海浜公園には筆者家族も頻繁に通っています。
若洲海浜公園の概要
洲海浜公園は、東京都江東区の埋立地に整備された公園です。すぐそばの「夢の島」と同じく、ゴミの最終処分場として利用されて作られた埋立地です。ゴミの最終処分場としては1965年~1974年の9年間利用されていました。その後に公園として整備が行われ、1990年に若洲海浜公園としてオープンしました。
元々は都が管理する「若洲海浜公園」でしたが、2006年よりキャンプ場や多目的広場など一部が江東区に移管され、隣接する「若洲海浜公園」と「若洲公園」に分かれたという歴史があります。
若洲海浜公園には今回紹介する釣り場の他、18ホールを完備するゴルフ場や、サイクリングロード、ヨットの訓練場などがあります。また、隣接する若洲公園にはキャンプ場、バーベキュー場があり、行楽シーズンには多くの人で賑わいます。
都心からも近く、手軽にアウトドアが楽しめるスポットとして人気が高いうえ、東京ゲートブリッジが目の前にあってキレイな夜景が見れる公園としても知られています。
若洲海浜公園の釣り場
若洲海浜公園で釣りが許可されている場所は、公園入り口から左側に伸びるサイクリングロードを進んだ先にある、
- キャンプ場前の護岸(マップの赤色)
- 中央の防波堤(マップの黄色)
- 人工磯(マップの青色)
の3箇所です。(この3箇所以外は許可されていないため、釣りをすることはできません)
若洲海浜公園の釣り場はいずれも無料で、コスパ的にもオススメできる釣りスポットです。ただし、その分人気も高く、シーズン中は混雑が予想されます。特に中央の防波堤は人気が高く、春から秋にかけての土日祝日は開門前に行列がでるほどで、朝6時の開門に間に合わせないと釣り場の確保ができないことも多いです。
なお、中央の防波堤だけは利用できる時間が6時~21時と決まっていますが、それ以外の釣り場は特に時間制限などがなく夜釣りも楽しむことができます。駐車所が24時間営業なのも嬉しいポイント。すぐそばのキャンプ場でキャンプしながら夜釣りも楽しめたら最高ですね。
キャンプ場前の護岸
サイクリングロードを抜けると、高さ約1メートルの鉄柵が続く護岸が、右手に200メートルほど続いています。
十分な広さもあり、また海に向かって後ろ側は芝生となっていて、飽きっぽい小さなお子さんがいる家族でも「ピクニックしながら釣りも楽しむ」ということが可能です。
また、目の前には東京ゲートブリッジ掛かっていて、景色を楽しみながら釣りができるデートスポットとしても人気が高い場所です。実際、カップルで釣りを楽しんでいる人もよく見かけます。
上の360度写真は、護岸と防波堤の付け根付近です(海に向かって左端)。足元の海面にはテトラポットが顔を出していて少々釣りがやりづらそうにですが、穴釣りでハゼなどが狙えます。
防波堤の付け根とは反対側(海に向かって右側)の護岸でも、足元の水深は2~3メートルと比較的浅くなっていますが、夏~秋にかけてのシーズン中であれば足元までアジやイワシが回ってきますので、初心者にオススメのサビキ釣りでも釣果が見込めます。
筆者がキャンプ場前の護岸で釣りを楽しんだ時は、夕マヅメに良型のコノシロが入れ食いとなり、サビキ釣りで10匹ほど釣れた実績があります。
キャンプ場前護岸から約20メートル沖合の方に黄色いブイがあるのですが、その部位付近では水深が6メートルほどと深くなっていて、足元でのサビキ釣りとは違った魚種を狙うことができます。冬場であれば、アオイソメのぶっこみ釣りでカレイが狙えるポイントとなっています。
ただし、キャンプ場前護岸の釣り場は根が点在していて根がかりが多いポイントでもあります。筆者が試しにぶっこみサビキを投げ入れたところ、やはり根がかりしてしまいました。沖合にちょい投げする場合は根がかり覚悟か、ウキ釣りにして根がかりを回避するなど工夫が必要です。
このキャンプ場前の護岸で初心者にオススメなのは足元でのサビキ釣りか、ちょい投げでハゼを狙うのが良いかと思います。
若洲海浜公園の防波堤
※2019年の台風被害の影響で立ち入り禁止となっていましたが、2022年10月現在は復旧工事も完了して全面で釣りができるようになっています。
護岸と人工磯との間から、東京ゲートブリッジに沿ってまっすぐ伸びる防波堤です。長さは570メートルもあり、幅も5メートルと十分な広さがあります。そして何より鉄柵が設置されていて海に落ちる心配がないので、小さなお子さんがいる家族でも安心して海釣りを楽しむことができます。
先にも書いた通り、若洲海浜公園の中でこのポイントだけは立ち入れる時間が決まっていて、6時~21時のみとなっています。
水深は、付け根の部分は2〜3メートルと比較的浅いのですが、先に向かうほど深くなっていて、中央辺りからは5メートルほどあり、イワシやアジなどの回遊魚も回って来やすいようです。
なお、初めて若洲海浜公園に来た際に公園内の釣り具店の店員さんに、
「初心者なのですが、オススメの場所と仕掛けを教えてください」
と質問したところ、
「今日はイワシが回って来てるから、中央防波堤の真ん中よりも奥でサビキ釣りをすれば、初心者でも必ず釣れますよー。もし釣れなかったら僕にクレーム入れてください」
と、かなり自信たっぷりなアドバイスを頂きました。
付け根の方はトイレなども近いためか、かなりの釣り人で混雑しています。早めに行かないと場所を確保するのが難しそうです。
奥に進むと多少空いていますが、それでもオンシーズンの休日ともなると早めに行かないと場所を確保するのが難しいポイントです。
水深もある程度あって、トイレなどもそんなに遠くない場所ということを考えると、防波堤の真ん中あたりが一番の狙い目かと思います。
奥に行けば行くほど人もまばらになりますが、トイレや売店などがかなり遠くなってしまい、家族連れには少しキツイかもしれません。釣りをしている方々も、上級者っぽい人が多いように感じます。
ちなみに、サビキ釣りはカゴの中の餌を撒き散らして魚をおびき寄せる釣りなので、同じサビキ釣りをしている人が多い場所をチョイスすると有利です。サビキ釣りをするなら、先客の仕掛け(釣り方)を見て釣り場所を決めるのも良いかと思います。
さらに防波堤の先端近くに行くとだいぶ空いていて、周りを気にせず釣りをしたいなら奥の方まで足を延ばすと良いでしょう。一番先端のほうは潮通しも良く、シーバスなど大物の釣果が期待できます。
防波堤の先端近くは東京ゲートブリッジが間近にあり迫力のある景色です。
人工磯
海に向かって防波堤より左側には、10トンの石が積み上げられた人工磯が、480メートル続いています。この人工磯も釣りが許可された場所となっているうえ、他では禁止されている撒き餌やルアーも行えるということで、人気の釣り場です。
360度写真で足元を見ていただくとわかる通り、足場は危険なので、子連れ家族には少々不向きです。
ただ、岩と岩との隙間に糸を垂らして行う穴釣りで、ハゼやカニなどを釣ることができるようなので、小学生のお子さんであれば防波堤の釣りよりも楽しいかもしれません。実際筆者の息子もここでカニ釣りをするのが大好きです。ここのカニは食欲旺盛で、掴んだ餌をなかなか離さないので小さなお子さんでも簡単に釣ることができます。
また、防波堤と違って時間制限がないので、夜釣りを楽しむことができます。カサゴやメジナ、クロダイなどが狙えるポイントです。
防波堤よりも大物が釣れるようですが、それだけに難易度は高そうです。筆者も何度かこの人工磯で釣りを楽しんだのですが、根がかりが多い印象です。
釣り具屋さん
キャンプ場前護岸に、釣り具やカップラーメンなどを販売している売店(若洲アウトドアセンター)があります。簡単な仕掛けや餌の他、レンタルの釣竿セットもあります。
若洲アウトドアセンターの基本情報
- 営業時間:10時〜17時
※釣り竿レンタルは最終貸出16時、最終返却17時までです - 定休日:火曜日(火曜が祝日の場合は翌日)
- 年末年始(12月29日〜1月3日)
釣り竿セットのレンタルの料金
- 釣り竿1セット(竿とリールのみ):800円
- 手ぶらで釣りセット(竿、リール、仕掛け、餌などのセット):1,800円
手ぶらで釣りセットには、
- サビキ釣りセット
- ちょい投げ用セット
- 浮き釣りセット
の3種類が用意されているようですが、初心者はサビキ釣りがオススメです。
いずれも1時間単位でなく、1日の値段となっています。もし、糸が絡まったり根掛かりなどで仕掛けがなくなった場合でも交換してもらえるようです。
上の料金の他、1,000円の保証金が必要ですが、問題がなければもちろん戻ってきます。
トイレ
アウトドアセンターのすぐ近くに、トイレと手洗い場があります。ただし、石鹸は置いていないので、持参すると良いでしょう。
また、このトイレとは別に(少し遠いですが)、若洲公園入口の公園事務所(サービスセンター)内にもトイレがあり、そこにはおむつ交換台なども備わっています。
若洲海浜公園で釣れる魚
春
- シーバス
- クロダイ
- ハゼ
- カサゴ
- メバル
- キス
夏
- サッパ
- アジ
- イワシ
- コノシロ
- イシモチ
- シーバス
- クロダイ
- ハゼ
秋
- サッパ
- アジ
- イワシ
- サバ
- コノシロ
- サヨリ
- イシモチ
- シーバス
- ヒイカ
- メジナ
冬
- カサゴ
- メバル
- メジナ
- カレイ
その他にも、年によってはイナダやサゴシなどの青物や、タチウオなどが釣れることもあります。実際に、防波堤の中央付近でタチウオを釣り上げている方を見かけたことがあります。
若洲フィッシングストアの方が、Twitterアカウントで日々釣果情報を発信しているようなので、釣行の際にはチェックすることをオススメします。
▶若洲フィッシングストアTwitter
筆者家族の釣果
2017年9月
この日は、城南島海浜公園の釣り具屋店員に勧められるがまま訪れた若洲公園ですが、店員さんのアドバイス通り初心者の筆者家族もそれなりの釣果がありました。
正午辺りから夕方まで5~6時間で、
- 小イワシ:20匹程度
- サッパ:10匹程度
- コショウダイ:3匹
- コノシロ:1匹
を釣ることができました。
特にイワシは足元の海を見ていると群れが移動してくるのがわかり、その群れの中にサビキの糸をたらせば一気に2~3尾釣れる入れ食い状態でした。
小イワシやサッパの小物ばかりではなく、コショウダイやコノシロなども釣れたので、ど素人家族にしてはかなり良い釣果だったかと思います。(ちなみに、以前行った「市原のオリジナルメーカー海釣り公園」ではボウズでした…)
帰り際、釣り具屋の店員さんに聞いたところによると、この日は全体的に釣れていて釣果の上がりやすい日だったようです。
2018年8月
キャンプ場前護岸での釣行です。夕マヅメ~20時くらいの短時間釣行だったのですが、サビキ釣りでコノシロが入れ食いとなり、10匹ほど釣れました。周りではコノシロの他、良型サバを釣っている方がいました。
2018年9月
防波堤での釣行です。防波堤の開門と同時に入り朝6時~昼過ぎまで釣りを楽しみ、
- サッパ:約20匹
- 豆アジ:約10匹
- サバ:3匹
と大満足の釣果でした。周りでもサビキ釣りでサバや豆アジが沢山釣れていました。サバは30cmほどと大きなサバで、引きも強くとても楽しかったです。
2019年2月
初の人工磯。激寒の中、朝10時~正午12時くらいまでの短時間釣行でした。
季節柄かなり渋い状況で、2時間粘って小さなカサゴが一匹釣れただけでした。しかし、足元の岩場には沢山のカニがいて、息子はカニ釣りに夢中となり、20匹くらいカニを釣り上げていました。食べられるカニではなさそうなので全てリリースとなりましたが、息子は大満足な様子でした。
2019年5月
防波堤での釣行です。開門の朝6時~10時までの短時間釣行で、
- シロギス:1匹
- イシモチ:2匹
という釣果でした。元々がイシモチ狙いだったので、狙い通りの魚が釣れて満足な釣行となりました。周りではサビキ釣りをしている方もいたのですが、イワシやアジなどの回遊魚はまだ回ってきていない様子でした。
2020年10月
キャンプ場前護岸での釣行です。防波堤が立入禁止となっている他、キャンプ場前もソーシャルディスタンスを確保するため釣座が減っており、かなり混雑している状況でした。小雨が降ったり止んだりしている夜明け前に到着したのですが、釣座は9割は埋まっていました。
夜明け前~11時くらいまでの竿を出し、
- アジ:5匹
- サッパ:10匹
- コノシロ:1匹
という釣果でした。アジは豆アジ~20cm弱のアジが釣れました。
サヨリの釣果情報もあったのですが、この日は周りでもサヨリが釣れている様子はアリませんでした。
2021年9月中旬
夜明け前から並んで防波堤に入りました。朝の4時過ぎには長蛇の列ができていて開門の時間6時に来た方は防波堤では釣座の確保ができないほど混雑していました。
釣果は
- サバ(20~25cm):約100匹
- サッパ:20~30匹
と久しぶりの大漁でした。
シーバスを狙ってサッパの泳がせ釣りも試したのですが、残念ながらアタリすらありませんでした。
2021年9月下旬
日曜の夕マヅメだけの短時間釣行にでかけました。シーバス狙いだったのですが、指4本サイズの『タチウオ』の釣果がありました。
若洲海浜公園でお勧めの釣法と仕掛け
サビキ釣り
子連れファミリーや釣り初心者の方は、比較的釣果の出やすいサビキ釣りからスタートするのがお勧めです。イワシやアジ、サバなどが回遊してくる夏から秋にかけてはサビキ釣りで数釣りが楽しめます。『キャンプ場前の護岸』や『防波堤』のポイントなら投げずに足元でのサビキ釣りで十分に釣果が期待できるでしょう。
その時に回遊してくる魚のサイズに対応できるよう、サビキ仕掛けの号数は複数用意しておくのが理想です。特に子連れファミリーの場合は、小さな魚でも釣れることが大事だと思いますので、必ず針が小さい1号針のサビキ仕掛けも持参することをお勧めします。
釣具屋さんでは1号針のサビキ仕掛けを置いていないことも多いので、事前にネットで買っておきましょう。
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▶楽天でサビキ仕掛け1号を検索
▶yahooショッピングで検索
なお、回遊魚狙いの場合は釣れた魚が暴れて、仕掛けがぐちゃぐちゃに絡まってしまうことも多いので、仕掛けは余分に持って行くようにしましょう。
アミコマセ
若洲海浜公園内にある釣具屋さんでは、現在アミコマセの販売が行われていません。サビキ釣りで使うアミコマセは事前に購入しておきましょう。
サビキ釣りで使う撒き餌(アミコマセ)は冷凍のブロックになったアミコマセが一番集魚効果が高く、釣果も出しやすいです。ただし、冷凍ブロックのアミコマセは買い置きが難しかったり、解凍する手間があったりと不便な面もあります。
釣行の際に釣具屋さんに寄らずに直接釣り場に行くなど手間を省きたい場合は、パックのアミコマセを事前に買っておくと良いでしょう。ただし、パックのアミコマセを購入する際は「アミ姫」にすることを強くお勧めします。パックのアミコマセにはタイプや種類が豊富ですが、筆者の経験上ではアミ姫が集魚力や使い勝手がダントツに良いです。
ぶっこみ釣り
若洲海浜公園ではサビキ釣りの他、ぶっこみ釣りも有効な釣法です。シロギスやハゼ、イシモチやカレイなど様々な魚種を狙うことができます。のんびり待つ釣りを楽しみたい場合は、ぶっこみ釣りの仕掛けも用意しておきます。
初心者の方であれば、できるだけ仕掛けの全長が短いものがトラブルが少なくお勧めです。
また、『ボウズのがれ』というセットになっている仕掛けも初心者には強い味方となっています。底だけでなく少し上のタナも同時に狙うことができます。
オモリやスナップなどがセッティングされ全て完成された状態となっていますので、ワンタッチで釣りをスタートすることが可能です。
その他、若洲海浜公園・若洲公園の360度写真
若洲公園駐車場
若洲公園には、500台近く収容できる大型の駐車場が備わっています。料金は時間に関わらず1回500円で、長時間海釣りを楽しみたい方には良心的な値段設定です。また、営業時間も24時間となっているので、夜釣りを楽しみたい方にも使い勝手の良い駐車場です。
ただし、500台近いキャパがあるにも関わらず、行楽シーズンには早い時間で満車になってしまうことも多々あるようです。
また、注意しなくてはならないのは、若洲公園ではなく、「若洲海浜公園」にも駐車場がありますが、海釣りを楽しみたい方は必ず「若洲公園」の駐車場を利用しましょう。若洲海浜公園の駐車場は、釣り場からかなり離れていて、徒歩30分くらいかかってしまいます。
若洲公園入り口付近
公園入口に公園事務所(サービスセンター)があります。公園の利用についてわからないことがあれば、ここで訪ねてみると良いでしょう。
キャンプ場若洲アウトドアセンター
釣り場のアウトドアセンターとは別に、キャンプ場入口付近にもアウトドアセンターがあり、ここではビールやハイボールなどのアルコールも販売しています。(釣り場のアウトドアセンターでは、アルコールの販売は行なっていません)
このアウトドアセンターで、キャンプ道具やバーベキューセットなどをレンタルすることができます。道具のレンタルをしたい方は、キャンプ場(サイト)の予約とは別に予約する必要があります。
サイクリングロード
若洲海浜公園には全長約6kmのサイクリングロードがあります。レンタサイクルもありますので釣りに飽きたらサイクリングを楽しむことも可能です。
若洲海浜公園のサイクリングロードの詳細は、別の記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
▶若洲海浜公園のサイクリングロードを360度写真レポート│潮風に吹かれて
若洲海浜公園のルールと注意点
若洲海浜公園の釣り場にはいくつかルールがあります。
竿は一人2本まで
混雑時はできるだけたくさんの方が釣り座を確保できるよう、竿は一人2本までという制限が設けられています。混んでいる時でも竿を何本も出している常連さんがいますが、ルール違反となりますので真似しないようにしましょう。
投げ釣りは禁止
投釣りは禁止となっていますが、実際は投げている方も多く「ちょい投げ」くらいであれば黙認されているようです。普通の投釣りとちょい投げの違いが曖昧ですが、アンダースローでのキャストくらいに抑えるのが無難だと思います。
撒き餌は禁止
若洲海浜公園のルールというより、東京都では撒き餌が禁止されているようです。
▶水産庁のHP
ただ、これも黙認されていることが多いようで、若洲海浜公園でもサビキのカゴにアミコマセを入れる程度であれば黙認されています。ただし、釣り場がコマセで汚れるようなことが続けば明確に禁止となってしまうかと思いますので、釣りを楽しんだ後は海水で洗い流すなどの掃除をしましょう。自分が出したゴミでなくても持ち帰るなど、来た時よりもキレイにして帰るのが釣り人としてのマナーです。
指定の場所以外での釣りは禁止
先に書いた通り、若洲海浜公園では「キャンプ場前の護岸」「中央の防波堤」「人工磯」の3箇所のみ釣りが許可されていて、それ以外の場所では釣り禁止となっています。
特に注意が必要なのが、中央の防波堤で壁に登って釣りをするのは禁止となっていることです。常連のクロダイ釣り師の方々が、よく壁に登ってヘチ釣りをしているのですが、明確に禁止となっていますので真似しないようにしましょう。時々監視員の方が回ってきて注意されている姿を見かけます。
貴重な釣り場が釣り禁止となってしまわないよう、ルールやマナーを守って釣りを楽しみたいですね。
若洲海浜公園近くのその他釣りスポット
若洲海浜公園は人気が高くシーズン中は平日ですら釣り場が確保できないことがありますので、近くの釣り場の情報もチェックしておくことをお勧めします。
若洲海浜公園に比べると魚影の濃さは劣るものの、東京都内でも人が少なく穴場な釣りスポットもいくつかあります。
穴場な釣りスポットも含め、以下の記事で東京都内の釣りスポットを紹介していますので、釣座が確保できなかった際の第二候補としてチェックしておきましょう。
▶東京都内の釣りスポット30選!初心者にもオススメな釣り場を360度写真レポート
若洲海浜公園海釣りのまとめ
今回紹介した若洲海浜公園は、釣り初心者にはかなりオススメの海釣りスポットです。釣り具セットをレンタルできるアウトドアセンターのスタッフさんはとても親切で、初心者にも色々とレクチャーしてくれますので安心です。
また、若洲海浜公園では公益財団法人「日本釣振興会」による、「若洲ファミリー釣り教室」が何度か開催されているようです。また、それとは別に、アウトドアセンターでも初心者向けの釣り教室などのイベントが定期的に開催されているようです。
若洲ファミリー釣り教室の様子
結構大物も釣れているようです。機会があったら参加したいですね。
海釣りに興味はあるけどやったことないし…という初心者さんは、まずは若洲海浜公園で海釣りデビューしてみてはいかがでしょうか。
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