かいぼりで水の抜けた井の頭池を歩く!泥んこまみれの池底ツアーを360度写真付きでレポート

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井の頭池の概要

マンガ「ろくでなしBLUES」の舞台になったことで、私のような地方出身者でも名前くらいは聞いたことがある吉祥寺の井の頭公園。この公園に広がる池が、今回紹介する「井の頭池」です。

井の頭池01 https://tokyo360photo.com/inokashira-pond-kaibori – Spherical Image – RICOH THETA

神田川の源流としても有名な井の頭池ですが、湧水口が 7ヶ所もあり、古くは「七井の池」とも呼ばれていました。この豊富な湧き水を持つ神田上水は、江戸時代までは飲料水として利用されていましたが、水質の悪化やコレラが流行したことなどから明治時代には改良された新しい上水道に取って代わられ、飲料水としての役目を終えます。

この水質の問題は現在でも改善されておらず、ヘドロ臭い状態が続いていて、飲料はおろか、水に触れるのをためらってしまうほどです。

また、水質の問題だけでなく、ペットとして買っていた魚や亀を逃してしまう人なども後を絶たず、外来魚が元々の生態系を崩してしまっている問題も発生しています。

この悲しい現状を打破するために、平成18年に東京都や武蔵野市、三鷹市などの行政と、近隣の民間企業や団体が参加する『井の頭恩賜公園100年実行委員会』というものが結成され、「水と緑の再生」と「公園を核とする街の賑わい創出」を柱とした事業を展開しています。

その事業の一つとして、井の頭恩賜公園の開園100周年に向けて「掻い掘り(かいぼり)」と呼ばれる、水質改善や外来魚の駆除を目的とした施策が行われています。

かいぼりとは

「掻い掘り(かいぼり)」とは元々、農業用水の溜池の水を、冬場など利用しない時に抜き、積ったヘドロなどを取り除く作業のことをいいます。ヘドロを取り除き池の底を空気にさらすことで、微生物による分解を活性化し、水質が浄化されるようです。

近年では、農業用水の溜池だけではなく、水質改善や外来魚駆除の為に、公園などにある一般の池でも実施されるケースが増えています。

井の頭池のかいぼり

先述の通り、井の頭池でも井の頭恩賜公園100年実行委員会が主催する掻い掘りが行われています。2014年に1回目のかいぼりが実施され、井の頭公園開園100周年を迎える2017年までに計3回の掻い掘りが実施される計画となっています。

スケジュールは以下

  • かいぼり25:2014年1月~2014年3月/お茶の水池&ボート池
  • かいぼり27:2015年11月~2016年3月/全域
  • かいぼり29:2017年に実施予定/全域

今回は「かいぼり27」の際に撮影した360度写真を紹介したいと思います。

普段の井の頭池360度写真

井の頭池02 https://tokyo360photo.com/inokashira-pond-kaibori – Spherical Image – RICOH THETA

かいぼり時の井の頭池360度写真

井の頭池 かいぼり01 https://tokyo360photo.com/inokashira-pond-kaibori – Spherical Image – RICOH THETA

※かいぼり池底ツアーで撮影した360度写真は記事の後半でご紹介します。

かいぼりで出てきたのはゴミの山と外来魚

かいぼり25では、なんと2トントラック2台分のゴミの山が出てきたそうで、中でも不法投棄された自転車の数は200台にのぼるそうです。その他にもオートバイなども捨てられていたというから驚きです。住みたい街ランキングで常に上位に君臨する吉祥寺の悲しい一面ですね。

また、捕獲した魚の7割はオオクチバスやブルーギルといった外来魚だったようです。もう完全に生態系が壊されているのがわかります。
ちなみに、捕獲した外来魚は駆除され、肥料業者に引き取ってもらうとのことです。

以下は、当時のTwitterに投稿されていたかいぼりで出てきたゴミの山の様子です。

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