海ほたるは観光名所
川崎の浮島ICと木更津金田ICとを結ぶ「東京湾アクアライン」上にあるパーキングエリア「海ほたる」を、360度写真付きで紹介します。
いわゆる高速道路のパーキングエリアですが、東京湾に作られた人口の島で360度オーシャンビューということに加え、レストランやお土産物屋さんなどの施設も充実。大きめのサービスエリアにも引けを取らないほど見所満載の観光スポットとなっています。
海ほたるから見た川崎方面
海ほたるから眺める川崎方面です。海ほたると川崎とを結ぶ道路は全長約9,600メートルの海底トンネルとなっています。(名前はアクアトンネル)
川崎方面のずーっと遠くに見える、海から突き出た白いものは「風の塔(川崎人工島)」という、川崎市浮島の沖合約5kmに作られた人工の島で、アクアトンネルの通気口となっています。
海ほたるから見た木更津方面
先ほどとは逆の、海ほたるから見た木更津方面の360度写真です。海ほたると木更津とを結ぶのは4,424メートルの橋です。(名前はアクアブリッジ)
9.6キロも続く海底トンネルと4.4キロの橋。どちらも「よくこんなもの作れたなぁ~・・・人間ってすげ~」と思えるスケールですね。
ちなみに、アクアトンネルは海底を走る道路しては日本一の長さ(トンネルというくくりでも日本4位)を誇り、アクアブリッジは日本一長い橋です。「海ほたる」だけが観光の目玉ではなく、このトンネルと橋も、ドライブ好きなら一度は走ってみたいドライブコースです。
東京湾アクアラインの料金
どちらも日本一のアクアトンネル、アクアブリッジ、そして海ほたるをもつ東京湾アクアラインの料金ですが、開通した当初は「高すぎる」とだいぶ不評でした。当初の値段は片道「5,050円」で、往復するとなんと1万円超。これなら時間がかかっても湾岸を回ったほうがコスパ的には良く、利用する人はほとんどいないガラガラな状態でした。
ですが、現在はETC割引を利用するとお手頃な値段で利用することが可能です。
車のタイプ | 通常料金 | ETC利用割引 |
軽自動車 | 2,740円 | 640円 |
普通車 | 3,090円 | 800円 |
中型車 | 3,700円 | 960円 |
大型車 | 5,090円 | 1,320円 |
特大車 | 8,490円 | 2,200円 |
ちなみに、アクアラインは有料道路なので、上の料金表の通り料金が発生しますが、海ほたるはパーキングエリアなので無料で立ち寄ることができます。もちろん駐車料金をとられることもありません。東京湾アクアラインを通行するなら、海ほたるにも立ち寄らないとなんだか損した気分になっちゃいますね。
海ほたるの360度写真
海ほたるの駐車スペース
海ほたるは5階建となっていて、その内1~3階が駐車スペースです。
- 1階がバスなどの大型車
- 2階が木更津方面から来た普通車
- 3階が川崎方面から来た普通車
となっています。
収容台数は、
- 大型車が93台
- 普通車が400台
で、合計すると500台近く収容できるパーキングエリアです。
中央にエスカレーター
海ほたるの中央部分に各階に通じるエレベーターが設置されています。
海ほたるが完成したのが1997年。そこまで古い建物ではないはずなのですが、なんとなく古さを感じます。海に囲まれ常に潮風にさらされているので老朽化のペースも早いんでしょうね。
ちなみに、エレベーターも木更津方面側に設置されていますので、ベビーカーなどで移動も問題ありません。
4階ショッピングエリア
海ほたるの4階はショッピングエリアです。コンビニや土産物屋さんの他、ゲームセンターや無料の「足湯」なんてものまであります。
コンビニはファミリーマートが入っています。反対側に見えるのが、ゲームセンターのアドアーズです。こんなところまで来てゲームセンターなんて行く人いるのかな?と思いましたが、意外にも沢山の人がUFOキャッチャーを楽しんでいました。
海ほたるにはスタバも入っています。
4階の海側はガラス張りの「海が見える大回廊」となっていて、無料で休憩できるベンチが多数設けられていますので、コーピーを飲みながら海をぼーっと眺めることもできます。
5階レストランエリア
- 海鮮料理の「木更津庵」
- ラーメンの「陸5K軒」
- 回転寿司「三崎港」
- ロコモコの「オーシャンキッチン」
などの食事処が入居していますが、値段はやはり少々高め。コスパで行くならフードコートがオススメです。
フードコートには、
- 佐世保バーガー
- あさりまん あさりや
- マリンスイーツ
- うどん・そば 海風
- ちゃんぽん 潮亭
- ラーメン 波市
- どんぶり ち~ば丼
- 天丼 てんや
が入っています。フードコートでも、木更津名物の「あさり」を使った商品がありますこで、海ほたるならではの観光気分を味わうことができます。
回転寿司の三崎港。東京湾の真ん中で三崎港のお寿司を食べるのも良いですね。
展望デッキ
5階には展望デッキがあり、東京湾を一望することができます。
展望デッキには老若男女沢山の人が海を眺めに来ていました。海外(特に中国系)からの観光客の姿も多く、ツアーの一部に海ほたるも組み込まれているんだろうなぁと思いました。あと、犬を連れた方が多かったのが印象に残っています。
展望デッキの向こうは川崎方面です。
海ほたるのまとめ
今回紹介した海ほたるを含む東京湾アクアラインの総工費は「約1兆4,409億円」にものぼるそうです。
上でも書いた通り、開通当初は料金が高すぎるため利用者は少なく、採算の合わない事業だと批判が集まっていました。現在でも料金を安くしたおかげで利用者は増えましたが、安くした分いつになったら元がとれるのか?という状況です。
とは言え、作ったものはしょうがない。いまさら取り壊すわけにもいきません。せっかくなので、みんなが楽しいと思える観光スポットとしてもっと盛り上がってくれると良いですね。
東京湾アクアラインは、海ほたるでUターンすることもできるので、海ほたるを観光するためだけで利用することも可能ですし、海ほたる日帰りバスツアーで車がなくても行くことができます。まだ行ったことがない方はぜひ観光に行ってみてはいかがでしょうか。
コメント