残波岬はレジャー施設も充実した絶景スポット!沖縄の観光名所を360度写真付きで紹介

残波岬の概要

残波岬は沖縄本島西海岸側のほぼ中央付近、読谷村(よみたんそん)という自然溢れる村にある岬です。

読谷村の北西側は東シナ海に突き出した小さな半島で、半島の北側は約2キロメートルに渡って高さ約30~40メートルの切り立った断崖絶壁となっています。その断崖絶壁の先にあるのが今回紹介する残波岬です。

岬の先端付近には白亜の灯台が建ち沖縄の真っ青な海と空が織りなす絶景を一望できる他、周辺には公園やビーチ、バーベキュー場などが揃っていて一日では足りないほど魅力が満載。

沖縄海岸国定公園を構成する一部となっていて、県内や国内はもちろん、海外からの観光客も多く訪れる沖縄を代表する観光名所のひとつとなっています。

残波岬の見どころ

沖縄県内有数の絶景スポット

残波岬-灯台からの景色

残波岬は沖縄県内でもトップクラスの絶景スポットとして知られています。険しく切り立った断崖絶壁の先にはコバルトブルーの大海原が広がっていて、見るものを圧倒させる絶景となっています。

沖縄の海といえば白い砂浜が広がるビーチを連想させますが、残波岬の崖から見下ろす海は時に荒々しく、ビーチでは見ることができない新たな一面も見せてくれます。

また、晴れた日には海の向こうに慶良間諸島や伊江島などを望むこともできます。

お勧めの時間帯

残波岬-展望所から見た灯台

残波岬の絶景を眺めたり写真を撮りたい場合は、太陽が逆光になりづらい午前中から正午までの時間帯がお勧めです。お日様がてっぺんに昇る正午が海の青さも映えて、写真も綺麗に撮ることができます。

残波岬-水平線に沈む夕日と灯台

また、残波岬は西海岸に位置していますので水平線に沈む夕日を観ることも可能です。夕焼け色に染まる大海原は神々しく一見の価値がありますので、夕方に訪れるのもお勧めとなっています。

なお、残波岬は沖縄本島では最西端に位置しているため、沖縄本島で最後に夕日が沈む場所として知られています。

貴重な登れる展望台

残波岬の灯台は沖縄県内では一番背の高い灯台となっている他、沖縄本島で唯一の登ることができる灯台です。一般客も登ることができる灯台は意外にも少なく、日本全国でも16基しかなく、貴重な灯台と言えます。

なお、約100段ほどの階段を登る必要がありますが、灯台の上からは360度絶景を眺めることができ、地上からは見えない粟国島を望むことも可能です。また、灯台には資料展示室も備わっていて灯台に関する学習をすることもできます。

せっかく残波岬に訪れたなら、ぜひ灯台にも登って地上とはまた違った絶景を堪能することをお勧めします。

残波岬灯台の基本情報

  • 料金:大人(中学生以上)300円
  • 営業時間
    3~9月(平日):9時30分~16時30分
    3~9月(土日祝):9時30分~17時30分
    10~2月(全ての曜日):9時30分~16時30分
  • お問い合わせ:098-958-3041

世界一大きなシーサー

世界一大きなシーサー(残波大獅子)

残波岬には『残波岬いこいの広場』という読谷村が運営する公共の複合施設があり、その残波岬いこいの広場に鎮座しているのが世界一大きなシーサー『残波大獅子』です。

シーサーは通常、口が開いている雄と口が閉じている雌とが対になっているところ、残波大獅子は雄のみとなっています。しかし、その大きさは高さ8メートル75センチ、長さ7メートル80センチと非常に大きく、一体だけでも迫力満点です。

残波岬-泰期の銅像

なお、残波岬には残波大獅子(シーサー)の他にも『泰期』という人物の銅像が建てられています。泰期は初の進貢使(琉球王朝時代に王の命を受けて中国へ派遣される使者)で、中国との国交と琉球王朝の発展に大きく貢献した読谷村出身の豪族です。

泰期の銅像は中国福建省の方向を指さしており、また世界一大きなシーサー(残波大獅子)も中国との国交文化を後世に伝えるために中国大陸の方角をまっすぐ見据える形で作られ、シーサーの石碑には『夢を語れ!ロマンを抱け!人々のしあわせ・平和のために!!』という文字が刻まれています。

残波岬いこいの広場

巨大シーサー残波大獅子のある『残波岬いこいの広場』には、

  • 子どもたちが自由に遊べる遊具広場
  • 手ぶらでバーベキューが楽しめるBBQ’S TI-DA33
  • バスケットコートやテニスコートなどのスポーツ施設
  • ヤギに餌やりができるふれあい動物広場

など様々なレジャー施設が揃っていて、大人だけでなく子供も楽しめる観光スポットとなっています。

潮吹穴

残波岬灯台から東へ遊歩道を500メートル弱行った場所にある『潮吹穴(スーフチガマ)』です。

台風などで海が荒れている時、断崖絶壁に打ち付ける波が洞穴を伝ってこの場所に吹き出しており、その名がついています。現在は安全対策のため穴が塞がれていて潮が吹き出す様子は見られませんが、過去には10メートル以上も潮が吹き出していたそうです。

なお、潮吹穴の周辺には断崖絶壁の縁に設けられた展望所もあり、岬に立つ白亜の灯台を少し離れた場所から眺めることができます。転落防止の柵も設置され、足元も整備されているので比較的安全に絶壁の縁近くまで行くことができるスポットです。

写真の撮影スポットとしても人気の高い場所なのでぜひ足を運んでみましょう。

白砂のビーチ

残波岬の南側には『残波ビーチ』という村営のビーチがあります。きちんと管理されたビーチなので、ハブクラゲ除けネットが設置されていて安心して海水浴が楽しめます。また、シャワーや更衣室などの設備も整っていて、観光客も楽しみやすいビーチです。

ビーチの目の前には『ロイヤルホテル 沖縄残波岬』というリゾートホテルがあり、ウォーターアスレチックやバナナボートなどのアクティビティも充実したビーチとなっています。(ロイヤルホテルの宿泊客以外でも利用可能)

パワースポット

残波岬-拝所

残波岬には複数の拝所(ウガンジュ)が点在していて、祈りを捧げるために足繁く通う地元の方もいらっしゃいます。地元の方にとっては信仰の対象となる神聖な場所であり、パワースポットとしても人気の高い場所となっています。

残波岬へのアクセス

那覇空港から残波岬へは国道58号線を利用して1時間ほどの道のりです。高速道路(有料)を使って行くルートもありますが、58号線が混んでさえいなければあまり時間はかかりませんので、下道で行くのがお勧めです。

ただし、沖縄の道路は渋滞が発生することも多いので、直前に渋滞情報をチェックして58号線が混雑している場合は高速道路を利用しましょう。

駐車場

残波岬には収容台数270台と規模の大きな無料の駐車場が備わっています。

残波岬に関するみんなのツイート・口コミ

その他の絶景岬

今回紹介した残波岬以外にも、沖縄には絶景が見られる『岬』がまだたくさんあります。絶景だけでなく観光施設が併設されていたりシュノーケリングスポットになっていたり、他のレジャーも同時に楽しめる場所などタイプも様々です。

以下の記事では残波岬と同じく観光地として整備されていて、観光客でも気軽に行きやすい岬を厳選して紹介していますので、ぜひ沖縄旅行の際に参考にして下さい。
沖縄本島の『岬』8選!死ぬまでに一度は見たい絶景スポットを360度写真付きで紹介

残波岬のまとめ

残波岬は沖縄を代表する絶景スポットであるのと同時に、スポーツやバーベキューを楽しんだり、設備が充実したビーチで海水浴を楽しんだりと観光とレジャーの両方を満喫できる場所です。

沖縄には絶景が見れる岬が他にも多数ありますが、残波岬ほど多種多様なレジャー施設が揃っている絶景スポットはなかなか無いでしょう。遊び尽くすには一日では足りないほど充実した観光スポットなので沖縄旅行の際にはぜひプランのひとつに加えることをお勧めします。

なお、残波岬は遊歩道も整備されていますが、地面が磯のように尖った岩場でできているところも多くあります。ビーチサンダルなどでは怪我をしてしまいますので必ず足が覆われるスニーカーなどで行きましょう。

また、残波岬は地元の方の釣りスポットとしても人気の高い場所です。崖に降りて釣りをしている人を見かけるかと思いますが、大変危険なので無理をしない範囲で絶景を楽しんで下さい。

怪我をしてしまうと楽しいはずの旅行が悲しい思い出になってしまいますので、特にお子さんのいるご家族の方は子供から目を離さないなど十分に注意しましょう。

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