知念岬公園は穴場な絶景スポット!沖縄の知る人ぞ知る観光名所を360度写真付きで紹介

知念岬公園の概要

知念岬公園は沖縄県南城市の海に突き出た場所(知念岬)にある公園です。沖縄本島の南部、東海岸側にある知念半島の端に位置し、目の前には真っ青な太平洋が広がっています。

公園と言っても遊具などはなく、知念体育館という市民体育館の裏手に設けられた広場や遊歩道があるだけで、岬から海を眺めるための見晴らし台としての目的で作られた公園です。

常に海から潮風が上ってくる岬のため、パラグライダーのテイクオフポイントとしても活用されていて、天気の良い日には潮風を受けて空の散歩を楽しむパラグライダーの姿を見ることができます。

また、周辺の「体験滞在交流センター がんじゅう駅南城」や「あざまサンサンビーチ」などとともに、国土交通省管轄のみなとオアシスにも登録されていて、「みなとオアシスあざま」として地域住民の交流や観光の振興も担っています。

知念岬公園の見どころ

知念岬公園-展望所のある広場

沖縄の白砂のビーチを思い浮かべる方も多いかと思いますが、知念岬公園のような高台から望む海も壮大で、一味違う姿を見せてくれます。

特に知念岬公園は岬の先端近くの開けた場所となっていて、周囲約250度の広範囲で海の景色を思う存分堪能できる場所です。

サンゴ礁が作るエメラルドグリーンからコバルトブルーへと変わるグラデーションはまさに絶景で、その先には白い砂浜を持つ無人島「クマカ島」や、沖縄では神の島と呼ばれる「久高島」を見ることができます。晴れた日には北東のほうに津堅島や勝連半島などを望むことも可能です。

意外に穴場

知念岬公園の近くには世界遺産にも登録されている沖縄の有名な観光名所「斎場御嶽(せいふぁーうたき)」があり、ハイシーズンにはたくさんの観光客が訪れるエリアです。

しかし、体育館の裏手で隠れた場所になっているためか、知念岬公園まで足をのばす観光客は意外に少なく、穴場な絶景ポイントとなっています。

知念体育館で大規模なイベントでも無い限りは、駐車場もすんなり駐められるでしょう。

所要時間

知念岬公園を観光する場合の所要時間は、駐車場からの移動を含めても概ね30分程です。(海辺まで降りるとなるともう少し時間が必要です)

アトラクションや食事処のようなものはありませんので、近くの斎場御嶽など他の観光名所とセットで楽しむと良いでしょう。

知念岬公園の設備

知念岬公園にあるのは

  • 芝生の広場
  • 舗装された遊歩道
  • 展望所となるあずま屋
  • モニュメント(宇宙軸より無限の記憶)
  • 知念村閉村記念碑

くらいで、売店や食事処などはありません。なお、園内にトイレはありませんが、駐車場(知念体育館)の入口付近に公衆トイレがあります。

展望所になっている赤瓦のあずま屋は1つしかありませんので早い者勝ちですが、景色を眺めるのが目的であれば他のポイントも遜色なく絶景となっていますので心配いりません。

海辺に降りれます

体育館裏の芝生広場から展望所(あずま屋)のある広場へと続く橋の袂に、更に下へと続く階段があります。少々険しい階段ですが降りていくことができ、知念岬公園の南側にある「久手堅船溜」という海辺まで繋がっています。

久手堅船溜は残念ながら関係者意外立入禁止となっていますので中に入ることはできませんが、せっかくなので時間のある方は降りていってみると良いでしょう。

バリアフリー

先に書いた海辺(久手堅船溜)までは険しい階段のためバリアフリーではありませんが、駐車場から展望所となるあずま屋まではバリアフリーとなっていて、車椅子やベビーカーでも行くことが可能です。

お勧めの時間帯

知念岬公園から見える海の様子は、日や時間帯によって刻々と変化します。晴れていて且つ海が荒れていない日が理想的ですが、自然が相手なのでなかなか予想しづらいのが難点です。天候については運任せな部分もありますが、それ以外の部分は以下を参考にプランを組むと良いでしょう。

写真を撮るなら正午過ぎ

知念岬公園は東海岸にあるため、午前中の早い時間帯は海の方角に太陽があり逆光となってしまいます。

真っ青なキレイな海を写真に収めたい場合や、海をバックにポートレートを撮りたいならお日様が真上付近にいる正午から正午過ぎあたりの時間帯が良いでしょう。ただし、夏場はかなり日差しが強いので熱中症対策や日焼け対策は必須です。

潮汐表もチェック

太陽の位置だけでなく、潮の満ち引きも気にしたいところです。知念岬公園から見える海の手前側はリーフとなっていて、干潮時と満潮時では見た目が大きく変わります。

好き嫌いが分かれるところですが、リーフが顔を出している干潮時の海も沖縄ならではの風景だと思いますのでお勧めです。

日の出も見れます

先に書いた通り知念岬公園は東海岸にあるため、晴れていれば水平線から上ってくる朝日を拝むこともできます。お正月には初日の出のスポットとしても有名です。

もし翌日の天気予報が晴れならぜひ挑戦してみることをお勧めします。

星空もキレイ

昼間は海の絶景を見れるスポットとして人気の知念岬公園ですが、夜は星空の観察スポットとしても知られています。

海に囲まれた知念岬は周りに明るいものが少ない場所なので、星がとても綺麗に見えます。まさに満点の星空と呼ぶにふさわしく、晴れて空気が澄んでいる日は天の川も見ることができます。

知念岬公園へのアクセス

那覇空港。那覇空港が沖縄南部の西海岸にありますので、ちょうど真横に西から東へと沖縄南部を横断する形となります。

駐車場

知念岬公園を利用する場合は、隣接する知念体育館の駐車場を利用することになります。収容台数150ほどの大きな駐車場で、無料で利用することができます。

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知念岬公園周辺の観光スポット

斎場御嶽(せいふぁーうたき)

斎場御嶽は知念岬公園から徒歩10分ほどの場所で、知念体育館に車を駐めたまま歩いていける場所にある観光名所です。世界文化遺産にも登録されていて、沖縄の数ある観光名所の中でも人気の高いスポットとなっています。

斎場(せいふぁー)とは「霊威の高い聖域」という意味で、「御嶽(うたき)」とは琉球王朝時代からの聖地・祈りの場を指す言葉で、琉球王朝の最も位の高い聖地です。

巨大な2つの岩がお互いに寄りかかった形で支え合い、絶妙なバランスで三角形の空間を作っている「三庫理(サングーイ)」という場所は「安定の場所」と呼ばれていて、パワースポットとしても非常に人気の高い場所です。

ニライカナイ橋

ニライカナイ橋は知念岬公園から車で5分ほどの場所にある高架橋です。高さは約80メートルで見晴らしの良い橋がカーブを描きながら約660メートル続きます。

海が綺麗に見える絶景のドライブコースとして人気が高いので、知念岬公園に行く場合はぜひ車で走りたい高架橋です。

また、途中のトンネルの上にはニライカナイ橋展望台があり、そちらも絶景ポイントとして有名なほか、ニライカナイ橋は歩道もありますので歩いて渡ることもできます。

がんじゅう駅・南城

がんじゅう駅・南城は知念岬公園から徒歩2分の場所にある道の駅です。土産物屋やカフェなどの他、琉球衣装に着替えての写真サービスや、沖縄土産の定番「ちんすこう」のお菓子作りを体験することもできる施設です。

また、レンタサイクルのサービスも行っていて、電動アシスト自転車をレンタルすることもできますので、周辺を気軽に散策したい場合にはお勧めです。

また、予約が必要ですが地元漁師さんの定置網のお手伝い体験や、ハーリー(沖縄伝統の手漕ぎ船)など、体験型の観光サービスが豊富となっています。

その他の絶景岬

今回紹介した知念岬公園以外にも、沖縄には絶景が見られる『岬』がまだたくさんあります。絶景だけでなく観光施設が併設されていたりシュノーケリングスポットになっていたり、他のレジャーも同時に楽しめる場所などタイプも様々です。

以下の記事では知念岬公園と同じく観光地として整備されていて、観光客でも気軽に行きやすい岬を厳選して紹介していますので、ぜひ沖縄旅行の際に参考にして下さい。
沖縄本島の『岬』8選!死ぬまでに一度は見たい絶景スポットを360度写真付きで紹介

知念岬公園のまとめ

沖縄には海を望む絶景ポイントが多数ありますが、知念岬公園から見える海は沖縄南部でトップクラスの美しさと言われています。歩いて行ける範囲に斎場御嶽などの観光名所もありますので、効率良く観光を楽しむことも可能です。

また、パラグライダーのテイクオフポイントでもあると書きましたが、インストラクターとのタンデム飛行を体験できるサービスもあります。料金は

  • 6歳以上:8,000円
  • 13歳以上:10,000円

で、手ぶらで行って飛行体験を味わうことができます。(※予約が必要です。詳細については主催のManaia Okinawaさんにお問い合わせください)

高いところが平気な方は挑戦してみてはいかがでしょうか。知念岬公園からの絶景以上の景色を見ることができること間違いなしです。

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