御前崎港の釣り場は人気の魚種が目白押し!ファミリーにも人気のポイントや狙える魚種を紹介

御前崎港の概要

御前崎港は静岡県御前崎市と牧之原市にまたがる規模の大きな港です。自動車や木材などの貨物港としての機能を有するほか、

  • 御前崎港マリーナ
  • マリンパーク御前崎
  • 御前崎観光物産会館
  • 御前崎海鮮なぶら市場

など観光に関連する施設も隣接しています。

これら隣接する観光施設も含め、2015年には国土交通省が管理する『みなとオアシス(みなとオアシス御前崎)』にも登録され、今後は観光地として発展していくことが期待される港となっています。

また、規模の大きな御前崎港にはたくさんの釣りポイントがあり、釣りスポットとしても人気があります。駿河湾の南西に位置し、外洋に近いこともあってか大型の青物の回遊もあり魚影が濃いのが特徴です。

足場の良いポイントや車を横付けして釣りができるポイントもあり、ファミリー層にも人気の高い釣りスポットとなっています。

御前崎港の釣り場

まず初めに、たくさんの釣り場がある御前崎港ですが、近年釣り人のマナーの悪さが影響して釣り禁止、立入禁止のエリアが増えています。こちらの記事にある情報も古くなっている可能性がありますので、御前崎港で釣りをする際は釣り禁止になっていないか現地の看板などをチェックした上で釣りを楽しんでください。

御前崎港-釣り場の全体像

御前崎港-釣り場の全体像

掲載している情報が古くなっていたり、新型コロナの影響で立入禁止や釣り禁止の場所が増えている場合があります。釣行の際は現地の看板や関係者の指示に従い、ルールを守って釣りを楽しみましょう。

御前崎港の釣り場は、代表的なポイントだけでも

  1. 御前崎マリーナの北側(埋め立て)
  2. 西ふ頭のコンテナターミナル横(御座敷)
  3. 西ふ頭の南側の護岸(鉄屑前)
  4. 倉庫前
  5. 御前崎魚市場前・砂利ふ頭
  6. 旧堤と新堤

の8つあり、どこに釣り座を構えるか迷うほどです。狙える魚種や駐車スペースからのアクセスのしやすさ、混雑具合などポイントによって環境も様々なので、自分にあった釣り場を探すのも釣りの楽しみの一つです。

転々と歩いて廻るのは難しい距離なので、何度か通って最適な釣りポイントを探してみましょう。

1.御前崎マリーナの北側(埋め立て)

御前崎港-御前崎マリーナの北側(埋め立て)

御前崎マリーナの北側にある護岸でキャパの大きな釣り場です。駐車スペースからの距離もあるため比較的空いていることが多く、御前崎港の釣り場の中では穴場と言えるでしょう。

なお、近くに駐車スペースが無いため、次に紹介する「御座敷」と呼ばれる釣り場付近の駐車スペースから700~800メートルほど歩く必要がありますのでご注意ください。

歩くのさえ我慢できれば、足場は悪くなく垂直護岸となっていて足元での釣りもできますので、ファミリーフィッシングにも向いている釣りポイントです。転落防止の柵などはありませんので、ライフジャケットを着用のうえ釣りを楽しみましょう。

外海に面していて潮通しは良く、イナダやブリ、ショゴやカンパチ、ソウダガツオなどの青物が狙えます。初心者にお勧めのサビキ釣りも可能で、サビキ釣りではアジやサバ、イワシなどの数釣りが楽しめるでしょう。

また、アオリイカ狙いのエギングポイントとしても有名です。比較的穴場なポイントなため、ランガンしながら広範囲を探りやすいというメリットがあります。

他にもクロダイや根魚、シロギスやカマスなどいろんな魚種が狙えますので、釣法も色々と試すことが可能です。歩くだけの価値がある一級ポイントとなっています。

2.西ふ頭のコンテナターミナル横(御座敷)

御前崎港-西ふ頭のコンテナターミナル横(御座敷)

御前崎港-西ふ頭のコンテナターミナル横(御座敷)

通称『御座敷』と呼ばれている釣り場で、御前崎港では一番人気の高いポイントと言っても過言ではないほど混雑するので、釣座確保の競争率は高めです。

潮通しがよく魚影が濃いことに加え、釣座の背面が広い駐車スペースとなっていて車を近くに駐めて釣りが楽しめることから人気のポイントとなっています。(ただし、港関係者の邪魔にならないよう十分に注意してください)

こちらも埋め立て同様に狙える魚種が豊富で、サビキ釣りで定番のアジやサバ、イワシなどはもちろん、青物やアオリイカの実績も高い釣り場です。

水深は足元でも5メートルほどありますので、初心者にお勧めの足元でのサビキ釣りでも釣果を出しやすく、時合のタイミングに合えば小さなお子さんでも数釣りが楽しめます。

サビキ釣りで釣った小物を生き餌にして泳がせ釣りで青物を狙ってみると良いでしょう。ゲーム性の高いルアーに比べ、泳がせ釣りであれば初心者の方でも比較的釣果を出しやすいのでお勧めです。

3.西ふ頭の南側の護岸(鉄屑前)

御前崎港-西ふ頭の南側の護岸(鉄屑前)

西ふ頭の南側にある『鉄屑前』と呼ばれるポイントです。内海側のポイントとなるため大型の青物の魚影は他ポイントに比べ劣ってしまいますが、アジやイワシ、サバなどの回遊魚は十分に回ってきます。

垂直護岸となっていて足場は良く、また車を横付けして釣りができますのでファミリーフィッシングには最適なポイントとなっています。

水深は足元でも7メートル前後と深く、初心者にお勧めのサビキ釣りにも向いている釣り場です。朝マヅメや夕マヅメの時合のタイミングでは入れ食いとなることもあります。

また、夕マヅメから夜にかけてはタチウオの釣果も見込めます。昼間にサビキ釣りでアジの数釣りを楽しみ、釣ったアジを餌に泳がせや電気ウキで狙ってみると良いでしょう。

4.倉庫前

御前崎港-倉庫前

御前崎魚市場の北側にある全長300メートルほどの護岸です。垂直護岸で足場は良く、ファミリーフィッシングにも向いている釣りポイントとなっています。

足元でも水深7メートルほどありますので、こちらも足元でのサビキ釣りに向いています。定番のアジやイワシ、サバなどはもちろん、秋にはイナダなどの青物の回遊もありますので、サビキ釣りで釣れた小魚を泳がせると思わぬ大物がヒットするかもしれません。

また、夏はちょい投げのぶっこみ釣りではシロギス、秋から冬はエギングではコウイカなども狙えます。根魚の魚影も濃いポイントとなっていますので、メバリングもお勧めです。

なお、北側にある少突堤および西側の貯木場は現在釣り禁止となっていますので、立ち入らないようにしましょう。

5.御前崎魚市場前・砂利ふ頭

御前崎港-御前崎魚市場前・砂利ふ頭

魚市場のあるふ頭と砂利ふ頭との間にある湾のポイントです。御前崎港の奥まった場所にあるため、潮通しは他のポイントに比べあまり良くなく大型の青物などの回遊はあまり期待できません。

ただし、夏から秋にかけてはアジやイワシ、サバなどが回遊してくるためサビキ釣りでの釣果は十分に見込めます。

また、防波堤に囲まれていて比較的穏やかな海なので初心者でも釣りがしやすい環境となっています。足場も良い垂直護岸なので、ファミリーフィッシングにも向いているポイントです。

泳ぎが下手と言われるアオリイカなどは波が穏やかな港内にいることも多く、エギングポイントとしても優秀と言えます。真新しいイカ墨跡を見かけたら積極的にエギを投げてみると良いでしょう。

メバルやカマスも狙えますので、アジングタックルでワームを投げて遊んでみるのもお勧めです。

6.旧堤と新堤

御前崎港の東側にある防波堤の釣りポイントです。外海に面する魚影の濃い釣り場ですが、足場がテトラ帯となっているためファミリーや初心者には不向きなポイントとなっています。

狙える魚種はイナダやソウダガツオ、カンパチなどの青物から、タチウオ、アオリイカ、クロダイなど多種多様と魅力的ですが、テトラでの釣りは危険を伴いますので必ずライフジャケットを着用しましょう。

なお、旧堤新堤ともに立ち入りが制限されている可能性があります。現地の指示に従って立入禁止の場所には入らないようご注意ください。

御前崎港で釣れる魚

釣れたアオリイカ

  • メバル
  • カサゴ
  • クエ
  • アオリイカ
  • コウイカ
  • クロダイ
  • シーバス

  • アジ
  • イワシ
  • サバ
  • ワカシ
  • ショゴ
  • ソウダガツオ
  • シイラ
  • シロギス
  • ハゼ
  • マゴチ
  • ヒラメ
  • マダコ
  • コノシロ
  • メジナ
  • カマス
  • タチウオ
  • シーバス
  • クロダイ

  • アジ
  • イワシ
  • サバ
  • イナダ・ブリ
  • ショゴ・カンパチ
  • ソウダガツオ
  • アオリイカ
  • コウイカ
  • シロギス
  • マゴチ
  • ヒラメ
  • マダコ
  • コノシロ
  • メジナ
  • カマス
  • クエ
  • タチウオ
  • シーバス
  • クロダイ

  • メバル
  • カサゴ
  • クエ
  • サワラ
  • アオリイカ
  • クロダイ

御前崎港へのアクセス

御前崎港は、東名高速道路の相良牧之原インターチェンジから車で25分ほどの道のりです。相良牧之原ICからは国道473号(金谷相良道路)を南下し、途中で国道150号(南遠道路)に入り更に南下すると御前崎港に着きます。

電車

御前崎港の近くには電車の駅が無いため、残念ながら電車釣行には不向きな釣りスポットです。

御前崎港近くの釣具屋・コンビニ

つり道場

西ふ頭の近くにある釣具屋さんです。公式サイトでは御前崎港の釣果情報を掲載しています。

  • 住所:静岡県御前崎市白羽6601-7
  • 電話番号:0548-63-6776
  • 営業時間
    4月~10月:3時~21時
    11月~3月:4時~21時
  • 定休日:年中無休
  • 公式サイト

大沢釣具店

魚市場の南側にある釣具屋さんです。「5.御前崎魚市場前・砂利ふ頭」からは徒歩5分となっています。

  • 住所:静岡県御前崎市御前崎4576
  • 電話番号:0548-63-2383

セブン-イレブン 御前崎白羽店

最寄りのコンビニです。「2.西ふ頭のコンテナターミナル横(御座敷)」の釣り場から車で5~6分の場所にあります。

  • 住所:静岡県御前崎市白羽5928-1
  • 電話番号:0548-63-1107

御前崎港近くのその他釣りスポット

相良港

相良港は御前崎港から北へ車で15分ほどの場所ある漁港です。港内の防波堤や周辺のサーフエリアなどで釣りが楽しめます。

駐車場やトイレの他、港には公園も隣接していて子連れのファミリーフィッシングにも向いている釣り場となっています。

また、萩間川の河口に作られた港で魚影が濃く、狙える魚種が豊富なところも魅力の一つです。サビキ釣りで定番のアジやイワシ、サバなどはもちろん、河口エリアではシーバスやクロダイ、サーフエリアではシロギスやイシモチなど多種多様な魚種を狙って釣りが楽しめます。

相良港については、以下の記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
相良港の釣り場はファミリーにもオススメ!狙える魚種や穴場なポイントなどを360度写真付きで紹介

吉田港

吉田港は御前崎港から北へ車で30分ほどの場所にある漁港です。以前メインの釣り場だった外海側の防波堤は現在釣り禁止となってしまいましたが、港内の護岸や周辺のサーフエリアで釣りをすることができます。

港内の護岸の中には車を横付けして釣りができるポイントもあり、ファミリーフィッシングにも最適な釣りスポットとなっています。

港内ではサビキ釣りでアジやイワシ、サバなどの回遊魚、サーフエリアでは砂地を好むシロギスやイシモチが人気のターゲットです。

吉田港については、以下の記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
吉田港の車を横付けして釣りが楽しめる!狙える魚種や各ポイントについて360度写真付きで紹介します

小川港

小川港は御前崎港から北に車で50分の場所にある大きな港です。駿河湾の新鮮なアジやサバが水揚げされる港で、中でもサバは『小川さば』と呼ばれブランド化されています。

港内の護岸や周辺のサーフエリアで釣りがすることができ、釣りスポットとしても人気の高い港となっています。定番のアジやイワシ、サバなどに加え、エギングでアオリイカやマダコを狙うこともできる釣り場です。

また、ポイントによっては車を横付けして釣りが楽しめる場所もあり、子連れファミリーにも人気の釣り場となっています。

小川港について、以下の記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
小川港の釣り場は車横付けできるポイントもあってファミリーにお勧め!狙える魚種などを紹介します

静岡県のその他釣りスポット

静岡県には御前崎港の他にもまだまだたくさんの人気釣りスポットがあります。アクセスしやすい場所や穴場な釣り場、車を横付けして楽しめるポイントなど特徴も様々です。

以下の記事では、静岡県内の釣りスポットの中からファミリーフィッシングにも向いている釣り場を中心に紹介しています。静岡県での釣行の際にぜひご参考ください。
静岡県の釣り場27選!ファミリーや初心者にもお勧めなポイントや狙える魚種を360度写真付きで紹介

御前崎港のまとめ

御前崎港は定番のアジやイワシ、サバなどはもちろん、イナダやカンパチなどの青物、タチウオ、アオリイカ、クロダイなど釣り人に人気の高いターゲットが色々狙える貴重な釣り場です。

狙える魚種が減ってしまう冬でも青物やアオリイカなどの釣果が出ているのも魅力の一つとなっています。

こんなにも魅力的な釣り場ですが、冒頭にも書いた通り釣り人のマナーの悪さが原因で釣り禁止の場所が増えているという残念な現実もあります。これ以上貴重な釣り場を失ってしまわないために、

  • ゴミは持ち帰る
  • 汚したら掃除をする
  • 迷惑駐車行わない
  • 港関係者の邪魔にならないよう十分注意をする
  • 釣りをする際は現地の港関係者の指示に従う
  • 立入禁止の場所には入らない

など、当たり前のルールをマナーを必ず守るようにしてください。一人ひとりの心がけた大切です。

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