沖縄の橋16選!ドライブにも最適な絶景スポットを360写真付きで紹介

沖縄の絶景といえばやはり『海』ですが、その絶景が見られるのは真っ白い砂浜のあるビーチだけでなく岬や展望台、港などたくさんの絶景ポイントがあります。その中でも穴場な絶景スポットが今回紹介する『橋』です。

島々で構成される沖縄にはたくさんの橋があり、絶景が見られるドライブコースとして知られています。ビーチでマリンレジャーを楽しむのも良いですが、真っ青な空とエメラルドグリーンの海に挟まれ、絶景の中を潮風に吹かれながらドライブするのも沖縄ならではの楽しみ方のひとつと言えるでしょう。

この記事では数ある沖縄の絶景橋の中でも特に人気の高い橋を地域ごとに紹介しています。沖縄旅行の際はぜひ参考にしてください。

本島北部

古宇利大橋

古宇利大橋は本部半島の北側に位置する『屋我地島』と『古宇利島』とを繋ぐ、全長1,960メートルの橋です。古宇利島は沖縄本島に直接繋がっていませんが、屋我地島が本島と2つの橋で繋がっているため、車で渡ることができます。

古宇利大橋は2005年(平成17年)に開通し、これまで船でしか行くことができなかった古宇利島を沖縄随一の観光名所へと押し上げました。

また、真っ青な空と海とに挟まれて走る古宇利大橋自体も、沖縄本島屈指の絶景スポットとして一躍有名になり、たくさんの観光客がその絶景を一目見ようと訪れています。

橋の袂には駐車場もあり、車を停めて絶景を堪能できる他、橋を歩いて渡ることもできます。なお、日本経済新聞による『自然を満喫、歩いて渡れる絶景の橋 ベスト10』では全国1位を獲得するなど、古宇利大橋の絶景は沖縄の中でも別格と言える美しさを誇ります。

古宇利大橋の写真

古宇利島へと続く古宇利大橋

古宇利島へと続く古宇利大橋

ワルミ大橋

ワルミ大橋は、沖縄県北部の本部半島と屋我地島とを繋ぐ全長315mの橋です。豊かな自然が残るワルミ海峡を跨ぐ橋として、環境や景観の保護などを目的に『上路式RC固定アーチ橋』という海峡内には橋脚の無い特徴的な構造となっています。

なお、アーチ橋としては国内で5番目に長い橋で、合成鋼管アーチ巻立工法で作られた橋に限ると日本最長のアーチ橋です。

橋の高さは一番高いところで37.2メートルと高さのある橋ですが、その眼下には濃いエメラルドグリーンに輝く海峡と緑豊かな森が広がり、沖縄の他の橋とは異なる絶景が広がっています。その姿は、まるで森の中をエメラルドグリーンの川が流れているかのような景色となっています。

なお、歩いて渡れる他、本島側の袂には『橋の駅 リカリカワルミ』という、いわゆる道の駅もあり、ドライブの途中に一休みするにも最適なスポットです。

ワルミ大橋の写真

ワルミ大橋-空撮

ワルミ大橋-空撮

ワルミ大橋については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
ワルミ大橋で新たな絶景に出会える!沖縄のお勧め観光スポットを360度写真付きで紹介

瀬底大橋

瀬底大橋は、沖縄本島北部にある本部半島と瀬底島とを結ぶ全長726メートルの橋です。1979年11月から架橋のための工事が始まり、5年3ヶ月後の1985年2月に開通しました。総工費は約57億円で規模の大きなプロジェクトであることがわかります。

橋が開通する前は定期船が島に渡る唯一の手段で島民は離島であることの不便さに長年苦しめられてきました。この瀬底大橋が開通したことで島民は離島苦から開放されたとともに、美しい自然が残る瀬底島が観光地としても脚光を浴びるようになりました。

生活を支えるインフラとしてだけでなく、瀬底島の観光産業にも大きく貢献するこの橋を、島民は『黄金橋(ぐがにばし)』と呼んでいます。

こちらの瀬底大橋も他の橋と同様に絶景の中を渡る橋となっていて、ドライブコースとしても人気の高い橋です。歩いて渡れる他、橋の袂には白い砂浜のビーチがあり、ビーチから橋を見上げると迫力のある絶景を観ることができます。

瀬底大橋の写真

瀬底大橋-橋の上からの眺め

瀬底大橋-橋の上からの眺め

瀬底大橋については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
瀬底大橋は沖縄屈指の絶景スポット!立ち寄らなきゃもったいない観光名所を360度写真付きで紹介

屋我地大橋

屋我地大橋は、名護市の無人島『奥武島』と屋我地島とを結ぶ全長約300メートルの橋です。なお、奥武島は『羽地奥武橋』という小さな橋で本島と結ばれています。

開通したのは1953年ですが、その初代の橋は1960年に発生したチリ地震の津波によって上部が流失してしまいます。その後1963年に新たな橋が架けられ30年間利用されましたが、幅が5.5メートルと狭いことを理由に1990年代に現在の3代目の橋にリニューアルされました。

現在では歩道も整備されていて歩いて渡ることができることから、ゆっくりと橋の上から絶景を眺めることが可能です。羽地内海の出入り口に位置し、遠浅な海の絶景が広がっています。

屋我地大橋の写真

本島中南部

ニライカナイ橋

ニライカナイ橋は沖縄県南部の南城市にある、高低差のある内陸側と海側の地区を結ぶために作られた高架橋です。直線距離約200メートル、高低差は約80メートルの2つの地区を、勾配を緩やかにするために大回りする形で全長約660メートルの橋で繋いでいます。

なお、一般的には『ニライカナイ橋』と呼ばれていますが、実際は真ん中のU字カーブ付近で一度陸と繋がり、そこを境に「ニライ橋」と「カナイ橋」という2つの橋に分かれています。

海に架かる橋ではありませんが海岸近くに位置していて、エメラルドグリーンから水平線へと続くコバルトブルーへと変化する海の絶景を一望することができます。

橋の陸側の起点付近にはトンネルがあり、そのトンネルの上には海をバックにニライカナイ橋の全体像を眺められるスポットもあります。

ニライカナイ橋の写真

ニライカナイ橋-展望所から観た全体像

ニライカナイ橋-展望所から観た全体像

ニライカナイ橋については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
ニライカナイ橋は絶景が広がるドライブスコース!展望台もある絶景スポットを360度写真付きで紹介

海中道路

海中道路は沖縄本島の東海岸にある『勝連半島』と『平安座(へんざ)島』とを結ぶ、海上に設けられた道路です。

「海中道路」という名前から海の中を走るトンネルのようなものをイメージしてしまいますが、トンネル部分は一切なく、水深の浅い場所に土手を築いてその上に道路が約5kmに渡って続いています。

海中道路は両サイドを真っ青な海に囲まれていて、車で走るとまるで海の上をドライブしているかのような感覚になることで知られています。

海中道路には駐車場も設けられていて、車を停めて遠浅な海の絶景を眺めたり、磯遊びをしたりとレジャーを楽しむことができます。

また、海中道路の先には平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島という離島が橋で繋がっていて、ドライブで巡ることが可能です。

海中道路の写真

海中道路-駐車場付近の風景

海中道路-駐車場付近の風景

浜比嘉大橋

浜比嘉大橋は沖縄県うるま市の『平安座島』と『浜比嘉島』とを結ぶ、全長1430メートルの橋です。平安座島は先に紹介した通り沖縄本島の勝連半島と海中道路で繋がっているため、浜比嘉大橋も本島から車で行くことができます。

橋の先にある浜比嘉島には離島ならではの天然の美しいビーチや、琉球開闢の神にまつわる拝所などがあり、人気の観光ポットとなっています。

また、浜比嘉大橋自体も絶景が見られるスポットとして人気の高い橋です。平安座島や浜比嘉島はもちろん、海中道路や勝連半島などを見渡すことができる場所にあり、更に橋の下には真っ青な海が広がっていて、360度見渡す限りの絶景を堪能することができます。

橋は歩道も設けられていて、歩いて渡ることも可能です。海中道路にある『海の駅 あやはし館』ではレンタサイクルがありますので、自転車で浜比嘉大橋を渡るのも良いでしょう。

なお、浜比嘉島側の橋の袂付近に『浜緑地公園』という海岸沿いの公園があり、浜比嘉大橋とエメラルドグリーンに輝く海が作る絶景を観ることができます。

浜比嘉大橋の写真

浜比嘉大橋-橋の袂付近から見た景色

浜比嘉大橋-橋の袂付近から見た景色

浜比嘉大橋については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
浜比嘉大橋で沖縄ならではの景色を満喫しよう!見渡す限りの絶景を360度写真で紹介

伊計大橋

伊計大橋は沖縄県うるま市の『宮城島』と『伊計島』とを結ぶ、全長約198メートルの橋です。いずれの離島も海中道路や橋で沖縄本島と繋がっているため人気のドライブコースの一つとなっています。

海中道路や浜比嘉大橋に比べると規模の小さな橋ですが、橋の袂に設置されたシーサーと鮮やかな赤いアーチが特徴的で、伊計島のシンボルとして親しまれています。

高い位置にある伊計大橋からの眺めは美しく、コバルトブルーの海の向こうには、沖縄本島北部(やんばる)の山々を望むこともできます。

なお、与勝諸島の内、海中道路を経由して車で行くことができる離島では最も北に位置しているのが伊計島で「イチハナリ」とも呼ばれています。海中道路から伊計大橋までは車で20分ほどと意外に距離がありますので、ドライブの際は注意が必要です。

伊計大橋の写真

伊計大橋と伊計島

伊計大橋と伊計島

伊計大橋については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
▶伊計大橋

泊大橋

泊大橋は那覇市若狭と曙とを結ぶ全長1,118の大きな橋です。那覇港泊ふ頭の頭上をまたぐように走っていて、頂上付近は海面から約35メートルと高さのある橋となっています。

沖縄の青く輝く海を眺められるのはもちろん、海と反対側では那覇の街並みを一望することが可能です。また、西海岸側に位置しているため夕景も美しく、青い空と青い海が見られる昼間だけでなく、那覇の街灯が灯り始める時間帯も絶景が見られるスポットです。

なお、橋の両サイドは歩道が設けられていて歩いて渡ることも可能です。ただし、勾配が急な橋なので往復するには体力が必要となっています。

泊大橋の写真

泊大橋の夜景

泊大橋の夜景

真玉橋

真玉橋は那覇市と豊見城市との市境となる『国場川』に架かる、全長約80メートルの橋です。都市河川に架かるアーチ橋で特に絶景というわけではありませんが、人柱伝説が残る橋として知られています。

真玉橋に残る言い伝えにはいくつかバリエーションがありますが、共通することは琉球王朝時代に、大雨のたびに洪水で真玉橋が流されてしまうという被害が頻繁に発生していたため、神女を人柱として生き埋めにして作られた。という言い伝え(七色ムーティー)です。

その伝説から今では真玉橋が心霊スポットとして知られるようになっています。

なお、真玉橋は太平洋戦争で破壊されるなどして何度か作り直されていますが、現在のコンクリート製の橋を建設した際に、旧アーチ橋の遺構が見つかり国場川の両岸に保存されています。古い遺跡を観られる観光スポットにもなっています。

真玉橋の写真

真玉橋-保存されている旧真玉橋

真玉橋-保存されている旧真玉橋

離島

伊良部大橋

伊良部大橋は『宮古島』と『伊良部島』という離島同士を繋ぐ全長3,540メートルもある長い橋です。無料で渡れる橋としては日本一を誇ります。

伊良部大橋が開通したのは2015年1月31日。それ以前、宮古島はもともと観光地して人気の離島でしたが、伊良部島へは船を利用する他無く足を伸ばす観光客は多くありませんでした。

橋の開通後は気軽に車で伊良部島に渡れるようになり、伊良部島の観光産業を支える重要なインフラとなっています。

また、伊良部大橋自体も宮古ブルーと呼ばれる真っ青な海の上を車で走れるドライブコースとして人気が高く、今では宮古島の外せない観光スポットとして旅行雑誌などでも紹介されています。

なお、伊良部大橋は歩いて渡ることはできず、また車は駐停車禁止となっていますので、ご注意ください。

伊良部大橋の写真

伊良部大橋-全体像

伊良部大橋-全体像

来間大橋

来間大橋は『宮古島』と『来間島』とを結ぶ全長1,690メートルの橋です。もともとは農道橋として設けられた橋で、農道橋としては日本国内でも最大級の橋となっています。

開通は1995年で、それまで来間島へはフェリーでしか渡れませんでしたが、開通後は宮古島から車で行くことが可能となり、来間島の観光に大きく貢献しています。来間島は人口200人に満たない小さな島ですが、穴場で美しいビーチがあるなど近年観光スポット措定注目を集めています。

また、来間大橋自体もエメラルドグリーンに輝く海が作る絶景の中を走ることができるドライブコースとして人気が高いスポットです。

なお、来間大橋は片側に歩道も整備されていますので、歩いて渡ったり自転車で渡ったりすることができます。歩いて渡りたい場合は、宮古島側にある『前浜農村公園』という駐車場付きの公園がありますので、そちらに車を駐めて渡りましょう。

来間大橋の写真

来間大橋-歩道の途中にある展望所

来間大橋-歩道の途中にある展望所

池間大橋

池間島は『宮古島』と『池間島』とを結ぶ、全長1,425メートルの橋です。1992年に開通し、これまで船でしか渡れなかった池間島ですが、橋の開通をきっかけにたくさんの観光客が訪れる観光名所となりました。

池間大島の海はサンゴ礁が織りなすエメラルドグリーンや濃いコバルトブルーなどのグラデーションが美しく『池間ブルー』と呼ばれています。池間大橋はこの池間ブルーを眺めながらドライブができる橋として、人気のスポットです。

なお、池間大橋には歩道もあり歩いて渡ることも可能です。また、池間大橋は全日本トライアスロン宮古島大会のバイクコースでもあり、サイクリングで渡るのもお勧めです。

ただし、1km以上ありますので真夏の炎天下の日は熱中症などに十分注意するよう気をつけましょう。

池間大橋の写真

池間大橋-空撮

池間大橋-空撮

サザンゲートブリッジ

サザンゲートブリッジは石垣島の『八島町』と人工島『南ぬ浜町』とを結ぶ全長440メートルのアーチ橋です。あまり大きな橋ではありませんが、橋の中央部にある真っ青なアーチが特徴的です。

なお、人工島(埋立地)である南ぬ浜町へ繋がる道は、このサザンゲートブリッジのみとなっています。橋を渡った先の南ぬ浜町には、『南ぬ浜人工ビーチ』やイルカと一緒に泳げる『ドルフィンファンタジー石垣島』など人気の観光スポットがあります。

また、サザンゲートブリッジは美しい夕日が見れるスポットとしても知られているほか、市街地も近く夜景を楽しむことも可能です。

歩道が設けられていて歩いて渡ることもできますので、潮風を感じながらのんびりと夕焼けを夜景を楽しむのにも最適なスポットとなっています。

サザンゲートブリッジの写真

サザンゲートブリッジ-夕暮れの景色

サザンゲートブリッジ-夕暮れの景色

阿嘉大橋

阿嘉大橋は慶良間諸島の『慶良間島』と『阿嘉島』とを結ぶ全長530メートルの橋です。海面からの高さのある橋となっていて、高い視点から慶良間ブルーとも呼ばれる美しい海原を眺めることができるスポットです。

なお、片側のみですが歩道も整備されていて、歩いて渡ることもできます。眼下には透明度の高い海が広がり、運が良ければウミガメの姿を観られることもあるそうです。

フェリー乗り場からも近い場所にありますので、阿嘉島観光の際はぜひ足を運びたいスポットとなっています。

阿嘉大橋の写真

阿嘉大橋-橋の上から眺めた景色

阿嘉大橋-橋の上から眺めた景色

慶留間橋

慶留間橋は慶良間諸島の『慶留間(げるま)島』と『外地(ふかじ)島』とを繋ぐ、長さ240メートルの橋です。

橋からは慶良間ブルーと評されるエメラルドグリーンやコバルトブルーの海を眺めることができ、人気の絶景スポットとなっています。

また、橋からは海のすぐそばに作られた『慶留間小中学校』を望むことができる他、沈みゆく夕日が観られるスポットとしても知られています。

阿嘉大橋と同じく、運が良ければウミガメの姿が見られるかもしれません。

慶留間橋の写真

慶留間橋-橋の上から見た慶留間小中学校

慶留間橋-橋の上から見た慶留間小中学校

最後に

今回紹介した橋以外にも、沖縄にはまだまだたくさんの絶景スポットがあります。海岸に突き出た岬も真っ青な海と空を眺めることができる絶景スポットです。

以下の記事では沖縄本島にある絶景が見られる岬を多数紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。
沖縄本島の『岬』8選!死ぬまでに一度は見たい絶景スポットを360度写真付きで紹介

橋を廻るドライブと合わせて、岬にも足を運んでみるとより一層沖縄の絶景を楽しむことができます。

海水浴とは違って、夏以外の冬場などのオフシーズンでも橋や岬からの絶景は楽しめますので、ぜひ覚えておきましょう。

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